を読んだ。神林長平著。
著者のデビュー作を含む最初期短編集。
大昔に読んだような気もするのだが、一切記憶なし(汗)
ビートルズが好き
彼氏よりビートルズが大好きな「わたし」は、やがてなにもしていないのにビートルズの曲が聞こえることに気づき・・・。
問答無用の勢いがすごい作品。すごいけどなんだかよくわからない(笑)
返して!
弟との子供ができた「わたし」がいるのは、極端な産児制限と洗脳が横行する社会だった・・・。
親の資格がない者から生まれた子供は人権が認められないというのは、高度文明社会が舞台だとありがちなようであまり見ないような気がする。
狐と踊れ
その未来世界では、人間の消化器官が別の生き物のように振る舞い、特定の薬を飲み続けないと身体から飛び出してどこかへ行ってしまう。
その薬を生産して管理しているA階層の中で調査課に昇進した綺雄也は、上司の娘が目の前で「胃」を失うのを目撃し・・・。
なんだかよくわからんけどなかなか面白い(笑)
ちうかビートルズ好きやな。
ダイアショック
未開の惑星に不時着した男が、とりあえずできることを頑張ってやって、原住民とも接触するが・・・。
なんだか「パンドラ号の遭難」を思い出した(笑)
様々なSF的ガジェットが面白く、著者の発想の多彩さの片鱗が見える。
敵は海賊
海賊課のラテルと黒猫そっくりのアプロのコンビは、叔父が行方不明になったという少女の護衛と調査のために火星に向かう。
彼女は昔海賊に襲われた商船の生き残りだったが、叔父の行方どころか彼女たちが住んでいたアパートの管理人を始め、誰も叔父の存在さえ覚えていないという。
そして火星の古き都市アモルマトレイ市はコンピューターによって完全に管理されており、そのコンピューターさえも叔父の存在を記録していないことから、コンピューターの異変か少女が嘘をついているのかの2択を迫られ・・・。
昔このシリーズの本を1冊読んだ(多分「海賊版」)ときに感じた乗りにくい独特な感じはさほどでもなく、様々なガジェットやテンポの良さを普通に楽しめた。
色々極端だが、とにかく独特で興味深い。
忙殺
フリーのルポライターの一文字は忙しかった。
食うために書き散らす毎日だったが、精神病院に収監されている奇妙な宗教団体の教祖のことを知ってから他をなげうってその調査を進め、とうとう教祖に会った時・・・。
面白い。
非常に多様で相容れなさそうな要素が突っ込まれているが、最終的にはなんとなくいい感じでまとまる。まとまるけどすっかり落着するわけではないが(笑)
ちうかこの著者の他の作品を見ても思うのだが、重視しているのは過程の方でオチはどうでもよさそう(笑)
ひさ〜〜〜しぶりに読んだ神林作品はやはり尖っていて興味深かった。
手放しに面白いかと言うと難しいところだが、とにかく興味深く独特の世界を構築するという点では並ぶ者はほとんどいないと思う。
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