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2022年01月01日12:05

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エルリック・サーガ1 メルニボネの皇子

を読んだ。マイクル・ムアコック著/安田均訳
 メルニボネの皇子エルリックは、通常のメルニボネ人と違い、自分の快楽以外のことも考える変人で、白子だった。
彼は1万年にも渡って繁栄してきたメルニボネ王国が衰退しつつあり、蛮族(人間)達の勢力が強まっていることよりも、内省的な考え事ばかりしていたが、恋人サイモリルとは愛し合っていた。
しかし彼女の兄でありエルリックの従弟であるイイルクーンは、エルリックがメルニボネの王にふさわしくなく、自分こそが適任だと考えていた。
 ある日水路迷宮で捕まった蛮族の船乗りを拷問した結果、蛮族達が艦隊を編成してメルニボネに攻め込もうとしているのがわかった。
エルリックは艦隊を指揮して迷宮内で待ち伏せを行うが、追撃戦に麻薬の効果が切れて動けなくなったところをイイルクーンに見つけられ・・・。
 ちうわけでひさ〜〜〜しぶりに読んだ。
化夢宇留仁は昔本の奥付に記録をつけており、それによると1989年7月19日にユーゴー書店(大学構内にあった書店)で購入し、同月25日に読了したとあった。
おそらくこれまでにもう一度くらい読んだ気もする。
化夢宇留仁の当時の感想は面白くないこともないが特別面白いわけでもないという感じだったが、今読み直してみると少なくとも当時よりも楽しめたように思う。
メルニボネのいい感じに狂っている描写が面白いし、拷問人ドクター・ジェストとかかっこよすぎるし、メルニボネではドラゴンを使っているのだが、大事なときには寝てて起きてくれないとか(笑)、現在は建造不可能な「黄金の御座船」とか「海と陸をゆく船」は神秘的でかっこいいし、水の精霊や地の精霊などの描写も「人ではない感じ」が実に巧みで面白いし、巨大な記憶を吸い込む鏡が町の上に建っているビジュアルも面白いし、勿論ストームブリンガーとモーンブレイドの兄弟剣の対決も盛り上がる。
そして当のエルリックだが、考え深いようで意外に単純ですぐに色々思い込み、重要な決断は周りの忠告に耳を貸さずに「必ず間違える」というのが素晴らしい(笑)
普通これは読んでいてイライラするところだと思うが、逆に見せ場になっているのはエルリック・サーガくらいだろう(笑)
それにしても化夢宇留仁は正月早々辛気臭い本を読んでるな(笑)
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