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2021年11月26日19:43

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獄門島

を読んだ。横溝正史著。
 1946年9月下旬。金田一耕助は一緒に戦地から帰ってきた鬼頭千万太が引揚船で亡くなってしまい、3人の妹を守ってほしいという彼の遺言を守り、千万太の故郷である獄門島に向かった。
獄門島に向かう船の中で、獄門島にある千光寺の住職と、漁師の竹蔵と知り合い、そのまま千光寺に転がり込む金田一。
獄門島は封建的な因習が残る島で、本鬼頭と分鬼頭という網元が力を持っていたが、千万太は本鬼頭の跡取りだった・・・。
 例によって前振り情報が多すぎてここでは説明しきれない(笑)
本編に大きく関わる登場人物も勿論まだまだたくさんいる。
とりあえず言えるのは、横溝正史の代表作の一つで、本格ミステリであるということである。
本作では金田一耕助の視点で話が進むので、読者と金田一の持っている情報も等しく、そういう意味では謎を解いてみろという著者からの挑戦でもある。
勿論化夢宇留仁は解けなかったが(笑)
犯人は一応まあまあ序盤で見当がついたのだが、その動機や方法に関しては全く降参状態。あの聞き間違いは面白かったなあ(笑)
 大量の登場人物が出てくるのにそれぞれを印象づけるのが巧みで、そんな状況を混乱させずに読ませる技術はクリスティに負けてない。
また戦後の混乱が収まらない時期でかつ古い因習を保った島での物語というのはなにもかもが興味深く、なにも起こってなくても面白い。
 それはどうかと思ったところも挙げておくと、釣り鐘のトリックはちょっとやりすぎではないかと感じた。
それとやはり動機的にはちょっと弱いようにも思う。
それと三姉妹のキャラクター設定は動機とも関わるので仕方がないところもあるが、ちょっとあんまりな気もした。
あと清水さんのドタバタは必要だったのか(笑)
 しかし総じて最初から最後まで面白く読めたのは確か。
ああそれと磯川警部との再会があんなに感動的なシーンになるとは意外で面白かった(笑)
 ところで「きちがい」という単語が出てくる数では本書はおそらく日本でもトップクラスの作品だと思う(笑)
もしかしたら1番かも(笑)
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