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2021年09月04日11:07

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キャプテン・フューチャー 透明惑星危機一髪!

を読んだ。
エドモンド・ハミルトン著。野田昌宏訳。
 キャプテン・フューチャーの宿敵ウル・クォルンが刑務所から脱走し、突然現れた小型宇宙船に乗って逃走。小型宇宙船はかき消すように姿を消し、追手をまいた。
ウル・クォルンは一緒に脱獄させた囚人たちを部下に、強力なサイクロトロン(宇宙船のエンジン)やラダイト(強力な宇宙船用の燃料になる)、超硬度合金、原子力工作機械を盗み出す。
事情を聞いたフューチャーは、小型宇宙船がスカル・カーという科学者の研究所から盗み出されたものだと突き止め、その宇宙船はこの世界に並行して存在する別な世界へ入ることができることを知る。
ウル・クォルンはそのシステムを積み込んだ大型の宇宙船を建造しようとしている。
並行世界の大型の宇宙船でしか行けない場所にあるなにかを狙っているのだ・・・。
 ウル・クォルンは彼以外にもこれまでの話でラスボスだった囚人を連れて逃げ出す。
これには勿論ジェロニモンを思い出す化夢宇留仁(笑)
今回はミステリー色はほとんど無く、ひたすらウル・クォルンの行方を追ってその野望を食い止めようとする冒険アクションという感じで、舞台も目まぐるしく変化し、最後の舞台はあまりにも想像を絶する透明惑星と、まさにセンス・オブ・ワンダーな仕掛けが用意されていて大いに楽しめた。
そんな中に大学に紛れ込んで講義に茶々を入れるフューチャーという愉快なシーンもあったりするのがまた楽しい。
圧巻はラスト近くの透明惑星での決闘シーンで、なにしろ惑星が透明なだけではなく、その範囲内にあるものは自分も含めて全て見えなくなり、どっちを向いても宇宙空間が見えてしまうという環境で、2人の対決を何百人もの人々が見守って(笑)いるのだ。
網膜も透明なのになんで宇宙は見えるのかという透明人間の設定に正面から喧嘩をふっかける質問が出たのには驚いたが、光波が視神経に直接働きかけるという、じゃあなんでまわりは透明なのかという矛盾爆発の説明ではぐらかすのも愉快だった。
それにしてもこの単なる宇宙空間にしか見えない場所で繰り広げられる決闘シーンはぜひマンガやアニメで観てみたい(笑)
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