デパートで買うのは、いわつるブランド品が多いでしょうが、
ブランド品というのは、二つの意味があります。
1 他人の目を引くような著名メーカー品。
エルメスのバックやロレックスのようなもの。
こちらは、そういうのが好きな人しか、用がありません。
2 高品質なもの。
これは、ブランドに頼るほかないですね。
たとえばネクタイ。締めていい感じになるか…という縫製は、素人には決してわかりません。
牛肉もそうです。
美味しいか不味いかは、ある程度しかわかりません。真っ赤ではなく黒っぽい赤がうまいですが、照明の問題があります。店の信用が頼りになります。
2は、商品知識がある店員に支えられていますが、
実は、ここが問題。
デパートの店員の能力は、実は、爆下げと言っていいほど下がっています。
一番いい例が、靴です。
グッドイアーウエルトの靴とマッケイの見分け方は、私ですら知っています。
ガラス靴の定義と手入れの方法も。
ところが、某有名百貨店の店員は、知りませんでした。別の百貨店の店員もです。
客よりも商品知識がないとは…愕然とします。
ですから、友達に話を聞くと、あるジャンルに凝っている人(たとえば、財布が好きでいろいろと調べている人)は、そのジャンルは、百貨店では買わないそうです。
自分が好きなブランドの直営店に行くか、セレクトショップに行きます。
考えてみれば、
ラルフローレンのタイ
(ラルフローレンは、最初、ネクタイで成功したそうです。確かに、二十年前の柄でも古くならない、不思議な魅力があります。一本一万円は、安いと思います。三千円のネクタイの十倍の価値はあります。)
柿安の牛肉
(外れがなく、「これは、ヒレという触れ込みだが、モモみたいだなあ」ということはありません。その部位らしい味がします。)
などは、
デパートだから高品質なのではなく、たまたま、デパートに入っている高品質の小売店の品物だから素晴らしいということです。
それらのテナントで商品について聞くと、的確な答えが返ってきます。
もちろん、デパートの社員ではなく、そのテナントの社員だからです。
デパートはモノを作っているわけではないですが、
有名ブランドではない品物をデパートで売っていても、あの、店員の商品知識のなさを考えると、目利きも出来ていないと思います。到底、買う気になれませんね。
知人で、新卒で一年だけ大手百貨店に勤めた人がいます。年齢を考えると、ざっと三十年前です。
彼は蒲団売り場にいたそうですが、蒲団を触っただけで、品質が分かると豪語していました。
昔はそんな感じでしょうね。
なぜ、店員のレベルが下がったのか興味があります。
セレクトショップの店員のレベルは下がっていないからです。
なぜでしょうかねえ。
まるで、ゆとり世代の指示待ちの若者が社員になっても、電車は定刻通り動く…というほど、不思議な話です。
格差社会と言われています。
今の社会は、富裕層にとっては、天国でしょう。
だから、デパートも本当に小売店として優秀ならば、客は来るはずです、
その証拠に知識がなくてもやっていける、デパ地下(羊羹に無知でも、とらやを入れれば客が入る)と、企画モノ(舌がバカでも有名駅弁を集めれば、客が押し寄せる)は、盛況です。
消費者の“百貨店離れ”進む 「ほぼ行かない」が約4割に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=5079239
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