を読んだ。2016年6月6日。OKさんに借りて。
東京創元社。山本弘著。
一騎とその母の悠里、一騎の彼女の亜紀子、そして精神寄生体ジェミーが憑依したヒメは、東海村の小さな神社に閉じこめられることとなった。
彼らは宇宙からの侵略に対する重要な戦力でもあり、同時に敵につけねらわれる標的でもあったのだ。
しばらくは平穏な日々が続いたが、侵略の魔手は着実に彼らに迫っており、同時に異星の神である今までに無い強力な怪獣が地球に現れようとしていた・・・。
3部作完結編。今回も長編である。
もはや気特対は完全な脇役になってしまい、メインはヒメの神話的復活と、一騎少年のもやもや(笑)、それに異星の神との対決に絞られている。
もちろんオマージュも健在で、怪獣ならばなんでもいいのか「グエムル」まで世界の取り込んでいるのには笑ってしまった。
メインストーリーの方もオマージュを骨格部分にまで浸透させつつ、骨太の物語に昇華させており、大いに楽しめた。
しかし今回は神話との接点も大きく取り上げられているのが、人によっては好みが別れるかもしれない。
化夢宇留仁は面白かったが少々引っ張りすぎではないかとも思えた。
とりあえずこれで3部作が完結したわけだが、非常に高いレベルで熱い作品になっていると思う。特に2部と3部。
残念なのはやはり本作での気特対の脇役ぶりで、そこはなんとかもう少し活躍の場が欲しかったところである。
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