を読んだ。2015年6月21日。キンドル。
ゲームデザイナー&戦史研究家である著者が書いた短編戦史紹介記事をキンドル化したもの。
最近ウォーゲームに凝っているのだが、どうせ遊ぶならもっと知識があった方がいいということで。
分かりやすい文章で独ソ戦初期の流れを紹介している。
開戦時の両軍の様子や、開戦直後のソ連軍の混乱、そしてミンスクの包囲完了まで。
さすがはゲームデザイナー(主にウォーゲーム)だけあって、各軍の様々な立場の指揮官の状況や、両軍の細かな戦力の提示など、一般の歴史所とは一線を画する内容で、非常に興味深く読めた。
単に起こったことの流れだけではなく、なぜそうしたのか、なぜそうなったのかも簡単ではあるが説明されているので理解しやすい。
中でも可哀想なのはソ連軍の白ロシア方面軍の指揮官のパヴロフ上級大将で、上層部からはドイツ侵攻に対する準備や反撃を禁じられ、いざ始まったらパニック状態で訳が分からなくなり、結果戦力的には勝っていたにも関わらずなにもできずに歴史的な大敗となり、軍法会議にかけられて銃殺(汗)
ドイツはドイツで大変で、バルバロッサ作戦(ドイツによるソ連侵攻作戦)開始直後から上層部と現場との意図にすれ違いがあり、華々しい勝利の中に染みのような汚れを残しており、これは戦争が進むにつれて大きくなっていくのだ。
とりあえず独ソ戦またはバルバロッサ作戦を、聞いたことはあるけど具体的にはよくわからないという人が流れをつかむには最適か。
惜しいのは地図が表紙にしかないところ。
これは元がゲームのヒストリカルノートだったらしいので仕方がないが、あとは250円という価格が微妙なところ。
値上げ前の150円だったらしっくりくる内容量だと思う。
ログインしてコメントを確認・投稿する