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2015年04月17日21:34

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星ぼしに架ける橋

を読んだ。2014年12月28日。チャールズ・シェフィールド著。山高昭訳。ハヤカワ文庫。
 架橋建設では右に出る者のいない第一人者である工学者ロブ・マーリンは、太陽系内のインフラを支配するロケット王レグロから、これまでにない大規模な橋の建設を依頼される。
それは地球と静止軌道をつなぐ10万キロにも及ぶ夢の橋、軌道エレベーターの建設だった。
レグロの住処である小惑星基地を訪れたロブは、そこで自分の出生に関わる謎の片鱗をかいま見・・・。

 軌道エレベーターと言えば、SFを代表する巨大建築物の1つであり、それをストーリーのメインに持ってくればそれだけでセンス・オブ・ワンダー&SFの壮大さがおまけについてくるような代物である。
特に本作は1979年にあのクラークと同テーマで争うように発表されたこともあり、まさに軌道エレベーターテーマが最高にホットだった時に描かれているのだから、盛り上がらなければおかしいというものである。
結果的に本作はまさにSFらしい設定の上で、大規模建設のワクワク感を封じ込めるのに成功していると思う。
超大規模な描写も楽しいし、それを作り上げる工作ロボ「スパイダー」の描写も気が利いている。
ただし。少し予想と違ったのは、この作品が軌道エレベーターだけでは飽きたらず、他にもSFらしいガジェットを取り込んで、物語の骨子に付け加えていることだった。
それが遺伝子研究に関わる部分で、それによって宇宙空間にある巨大な水槽の中に住む巨大で高度な知性を持ったイカという強烈なキャラクター(?)を登場させ、さらに本作のミステリー部分の中心となる「ゴブリン」と呼ばれる小人の登場にもつながってくる。
これはこれでディテールとしても、SF的なイメージ的にも面白いのだが、軌道エレベーター建設という大事業の前では、化夢宇留仁からすると少々寄り道的に感じてしまうこともあった。
だってあの軌道エレベーターだよ(笑)?
 ちうわけで小道具大道具ミステリー、なにもかもサービス満点で面白かったのだが、少々詰め込みすぎに感じるところもあった。
でも好き(笑)
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