を読んだ。2014年9月20日。ジョン・スコルジー著。内田昌之訳。ハヤカワ文庫。
前作「最後の星戦」の物語を少女ゾーイの視点から描きだしたもの。
惑星ロアノークでの出来事や、コンクラーベとの戦いなど、前作にあったシチュエーションはもちろんすべて出てくるが、その中で実は影でゾーイが大きな役割を果たしていたことが分かる。
前作で気になったことと言えば、謎の肉食原住知的生物と、最後にゾーイがドラえもんみたいに出してきた(笑)超兵器のことだが、もちろん2つとも解答が得られる。原住生物の方はそれでもまだ謎が多いが・・・。
本作のゾーイに勝るとも劣らない主人公格と言えば、なんと言ってもオービン族のヒッコリーとディッコリーである。
個性を持たず、ゾーイの死守を命じられている2人のゾーイとの会話は漏れなく面白く、そもそもの設定的にも謎の種族に創造されたが放棄されるも、強大な戦闘力を持つ無個性の種族という面白くないわけがない作りで、物語的にも彼ら2人の活躍無しにはあの大団円にはたどり着けていないのだ。
シリーズとしては、前作もそうだったがもはや緑の肌で灰色の血を流す兵士の話ではなく、個性的なSFという感じになっているのは、悪くはないのだが少々寂しいところではある。
もう「老人」というキーワードもほぼ全く関係ないし(汗)
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