mixiユーザー(id:462499)

2015年01月30日23:49

329 view

ヴァレンティーナ コンピュータ・ネットワークの女王

を読んだ。2014年6月10日。J・ディレーニ&M・スティーグラー著。小川隆訳。新潮文庫。
 MITの学生であるセレストは1級のハッカーだった。
ある日彼女の作り出したワームプログラムに自我が芽生える。
プログラム「ヴァレンティーナ」との意志疎通に成功したセレストは、彼女を育てるためにネットワーク上で大量のメモリを必要とした。
そこで世界中のコンピュータに侵入してメモリを拝借していたのだが、ある法律会社のコンピュータに特に長居していた。
法律会社の方は、覚えのない普段の10倍近いコンピュータ使用料の請求に驚き、ハッカーを雇って原因を突き止めることに。
雇われハッカーのガンボートは、会社に侵入してくるゲームプログラムに気付き、それが知性を持ったプログラムだということにも気付く。
しかしヴァレンティーナが敵対しているということを悟り、削除しようとするが、彼女は警備ロボットのメモリの中に脱出し・・・。

 まずこの作品は1985年頃に書かれたもので、コンピュータネットワークもインターネットではなく、巨大なメインコンピュータに世界中のコンピュータがつながっているという古風な設定である。
その割には今の環境とさほど違和感なく読めるのは、著者の先見の明が大したものだということになる。
ハッカーがネットのユトランド海戦のゲームに夢中になっているところなど、実にリアル。
 上記あらすじは前半で、後半はさらにいろいろな展開があり、コンピュータへの意識のダイブや、そればかりか人工知能の人間へのダイブまで出てくる。
そこまでいくと少々リアル感は薄れてくるが、キャラは立っているので最後まで面白く読める。
読んでいくに連れて思い出すのはやはり「攻殻機動隊」だが、それぞれ似たような内容だがアプローチが全然違うので、作品としては似ても似つかないのが面白い。
2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年01月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記

もっと見る