クメール料理(カンボジア料理)が好きな人のコミュニティです。
世界遺産のアンコールワットがあるカンボジアで食べたあの味,あの料理。
皆さんの好きなクメール料理があったら教えてください。
自分で作っちゃっう人も大歓迎です。
日本でクメール料理が食べられるレストランがあったらその情報も募集しています
◆クメール料理ってどんな料理
クメール料理=カンボジア料理はタイ料理ほど辛くはなく,ハーブを使うがベトナム料理ほどではない,比較的食べやすい料理です。ベトナム料理に共通する家庭料理のような味わいがホッと和ませてくれます。
主食はお米,おかずは魚が基本です
アンコールワットのバイヨンの第一回廊には,トンレサップ湖の魚を焼いたり,売り買いする様子が描かれており,当時からカンボジアの食文化の中心は魚料理だったことが伺えます。
トンレサップ湖は国の中心に位置する巨大な湖で,その漁獲高は世界クラスです。そこで獲れる淡水魚などの魚介類は,カンボジア人にとっては,かかせない食材です。
魚料理も種類は驚くほど多く,鮮魚だけでなく,保存食になる干し魚や燻製も豊富です。特に干し魚が入ったスープ(例えばソムロー・ブラハァ・トゥレイ・チャーなど)やサラダ(例えばニョアム・スワァイなど)はカンボジア人が好んで食べる代表的な料理です。淡水魚は生臭さを取るために,念入りな塩洗いがなされます。
また,料理に欠かせないのが,小魚を塩漬けにして発酵させたプラホックと魚醬のトゥック・トレイです。プラホックはクサヤのような匂いですが,カンボジア料理を特徴づける大事な調味料で,慣れると癖になる味わいです。
カンボジアではインディカ種の香り米ともち米が食べられ,前者は主食として,後者はデザートとしてドリアンなどの果物と合わせたり,ちまきの材料とします。ほとんどの食事は飯とともに食べられます。
味の特徴は甘味とすっぱさ
砂糖ヤシから取れる天然椰子砂糖とトゥック・トレイ(魚醬)を混ぜた味付けの煮物には,コクのある甘味が生まれます。スープやサラダにはレモングラスの葉やタマリンドの実を用い,酸味の利いたものが好まれます。すっぱくって甘味がある料理も多いです。
魚や肉のスープに,トマトやキュウリ,熟す前のパパイヤやマンゴーを入れることも多く,日本では想像できない味に出会えます。
他国の影響を受けた料理
カンボジアの料理には,周辺国の影響が多く見られます。カリーと呼ばれるカレーは,インドの文化の影響を受けたことを示しています。また,中華料理からの影響は大きく,中でも潮州料理からの影響は,多くの種類のライスヌードルに見い出すことができます。単にクイティウと呼ばれるライスヌードルの汁麺は,潮州人の移住者によってカンボジアにもたらされた料理で,とても人気があります。また,バンチャエウはベトナム料理バインセオのクメール版です。また,カンボジア人はインドシナ半島を支配したフランス人から,フランスパン,パテ,コーヒーなどを取り入れました。
クメール料理の基本
カンボジアの食事はソムロー,またはスガオと呼ばれるスープ状のおかずとごはんの組み合わせを基本とし,それに和え物のニョアムや炒め物のチャー,焼き物のアン,漬け物のチュロックなどが組み合わされます。
カンボジアの献立は様々な味覚を同時に楽しむために甘味,酸味,塩味,苦味が際立つ料理を組み合わせとなっており,唐辛子で辛味を加えることは個人に任せられます。