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再発盤情報の サイハツ・ネットコミュのSHM-CD再発盤の実力は

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今年になってユニバーサルからSHM-CDによるいわゆる定番の再発が始まっています。SHMとは「Super High Material」の略で、ビクターが開発した、CDのベースになるプラスチックに透明性の高い液晶用ポリカーボネートを用いることにより、音質が向上したという新技術。SACDなどとちがって、音楽の記録方法を変えたわけではないので、どんなCDプレイヤーでも高音質が楽しめるというのが謳い文句です。ビクターのサイトによると

● 素材の透明性そのままの、分離の良いクリアなサウンドをお楽しみいただけます。ガラスの曇りを拭き取ったかのような見通しの向上によって、今まで聴き逃していた音の存在に気づくこともあるかもしれません。
● オーディオで最も難しいといわれる低域の量感が引き出された、スケールの大きなサウンドをお楽しみいただけます。全体の音圧が増したように感じられることもありますが、マスター上でのレベル調整等は一切行っておりません。
● マスターに忠実な奥行きある音場の中に、フォーカスの引き締まった音が正確に定位する、粒立ちの良い立体感溢れるサウンドをお楽しみいただけます。スピーカーを通して聴けば、ライヴ会場やスタジオの雰囲気をそのまま持ち込んだような空気感、実在感を、より感じ取っていただけるはずです。
● CD特有のギスギス感が少ない、まろやかでアナログライクなサウンドをお楽しみいただけます。大音量のリスニングにも聴き疲れすることがありませんので、近隣を困らせない範囲にヴォリュームを上げてお楽しみください。
※ 通常CDとの比較における音質変化の度合いは、再生環境によって異なります。
http://shm-cd.co-site.jp/

SHM-CD再発盤は、紙ジャケで一枚2800円という強気の価格設定。これまでに発売されたラインナップは:
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/special/shm-cd/products/index.html

さて、この手の話はいつも眉に唾して聞いてきた僕ですが、今回そのうちの一枚について実際に従来CDと聴き比べる機会があって、確かにかなり音質がよくなっているのに驚きました(次の投稿で書きます)。果たしてすでに持っているCDを2800円出して買い換える価値があるのか、サイハツ専門家である皆さんのご意見は?

コメント(4)

ということで言いだしっぺの僕が聴き比べたのは、Gregg Allmanのソロ最高傑作、レイドバックという言葉が日本に定着するきっかけともなった名盤『Laid Back』。SHM-CD盤に使われたマスターは、2001年のデジタル・リマスター盤と同じもの(digitally remasterd by Suha Gur at Universal Mastering Studio-East)と表示されています。手元にその2001年US盤がありましたので(実はリマスター盤買ったの忘れてSHM買ってしまったあせあせ)、購入したSHM-CDと聴き比べてみました。

結果は、SHMの圧勝。アコースティックギターのカッティングとか、ハイハットの刻みとかの高音が鮮やかで、しかも楽器の定位がよく音場が広がって、とても同じ音源とは思えません。"These Days"のバックのアコースティックギターは、左右で二本微妙にタイミングをずらして鳴っているのがよくわかるし、Queen of Heartsのジャジーな間奏部分では、艶のあるサックスの後ろでかすかに刻むハイハットがクリアに聞こえる。それでいて全体のバランスも絶妙です。

これだけ音がよくなるのなら、他のも試してみたくなってしまいました。
僕は今のところSHM-CDについては少々懐疑的です。ただし現時点ではまだCarpentersの「Now And Then」とGregg Allmanのライブしか聴いてません。

初めて購入したSHM-CDのCarpentersの「Now And Then」は、SHM-CD化以前からそれなりに音質が良かったせいかほとんど音質の向上を感じられませんでした。それで他のSHM-CDを買うのを躊躇してしまいました。

Gregg Allmanのライブは未聴だったところにちょうどSHM-CDで再発されたので購入しました。こちらは初めて聴くにもかかわらず、音質的にかなり良いように感じられました。しかしこれがSHM-CDのせいなのかリマスターのせいなのかは旧規格盤を聴いていないので不明です。

おそらく、ですけどSHM-CDはアルバムによって効果がはっきり出るのと出ないのがあるような気がします。リマスターですとある程度の音質向上を確実に期待できますが、SHM-CDの場合は音質向上を期待して買いなおすのは一種の賭けになるような気がします。

今後もきっと多くのアルバムがSHM-CDで出ると思いますから、もっといろいろ聴いてから自分としての結論を出したいと思っています。
聴き比べ第二弾。音のよいCDといえばやはりこれ、というわけで、『彩』であります。今回買ったSHM-CDがLP、最初の国内CD(これはリマスター買ったときに売り払った)、リマスターUS盤についで4枚目、と若干とほほではあるのですが。

リマスターUS盤とSHM-CDは同じマスターのはず(ただし、実はリマスターUS盤とその後出たリマスター日本盤のマスターは若干違っていて、日本盤の方がさらに改善されているという情報あり。SHM-CDのマスターはこのリマスター日本盤とおなじものらしい)。聴き比べてみると、リマスター盤でも十分音はいいですが、SHM-CDは明らかに上を行きます。少なくとも我が家のシステムでは、ヘッドフォンでなくても違いがわかる(ような気がする)。『Laid Back』の時とは違って、今回はSHM-CDで低音がすばらしい。バスタムの迫力がぐっと増して、でも音は滑らかでひずみがありません。名曲AjaでのSteve Gaddのドラミングがそこにあるような感じで鳴っています。もちろん高音もきれいになっていますが、こちらはリマスター盤も十分きれいなので、それほど差が際立ちません。

オンラインで検索してみたら、さすがに『Aja』でSHM-CDの聴き比べをしている人は大勢いるようです。ほとんど変わらないという人、結構違うという人、いろいろでした。僕の感想に一番近かったのはDisk Unionのサイトにあったもの。
http://diskunion.net/rock/ct/news/article/0/3527

皆さんも自分で聴いてみて下さい。
『彩』ではなくて恐縮なのですが、僕もここ数日でもう少しSHM-CDを購入して聴き比べてみました。

これまでは以下の3枚をSHM-CDで聴いてました。

☆CARPENTERS / Now And Then
☆GREGG ALLMAN / The Gregg Allman Tour
☆GREGG ALLMAN / Playin' Up A Storm

この3枚を聴いた結果は

☆CARPENTERS / Now And Then
紙ジャケリマスター盤との違いがわかりませんでした。良くも悪くもないという感じです。

☆GREGG ALLMAN / The Gregg Allman Tour
初めて聴くアルバム。この時期のライブ盤にしてはいい音質のように感じられました。

☆GREGG ALLMAN / Playin' Up A Storm
これも初めて聴くアルバムです。音質的に悪いとは思わないのですが、なんとなく全体的にシャープさが無いように感じました。

そこでここ数日で以下の2枚を購入。これは両方とも通常CDを持っていますので、完全に聴き比べできました。

☆CARAVAN / Where But For Caravan Would I(2枚組ベスト盤)
☆Flying Burrito Brothers / The Very Best Of Flying Burrito Brothers(ファーストアルバムとセカンドアルバム全曲プラスシングル曲)

結果は・・・

☆CARAVAN / Where But For Caravan Would I
ベース音はより太く聞こえるような気がします。しかし、通常CDと比べると完全に全体の音の雰囲気が違います。SHM-CDは良く言えばまろやかさが増す感じですが、通常CDはシャープな感じです。人による音質の好みもあるとは思いますが、これは写真で例えると僕にはSHM-CDは全体にソフトフォーカスがかかったような感じで、通常CDはすっきりとピントが全体に合っている感じです。

ちなみにこのアルバムはSHM-CDか否か以外の点でSHM-CD側には問題があり、使われているマスターが通常CD(イギリス盤)に比べて劣化しており音そのものがひび割れるような感じがする部分がありました。そういうこともあり、このアルバムに関しては僕の中ではSHM-CDの完敗です。

☆Flying Burrito Brothers / The Very Best Of Flying Burrito Brothers
こちらの比較対象の通常CDはこのアルバムのCDとしては個人的に最高音質だと思っているアメリカのHip-oレーベル盤です。曲目・曲順はまったく同じですがタイトルだけが「The Defenitive Collection」となっています。

聴き比べた結果は、SHM-CDの方はやはりわずかに全体の音質のまろやかさが増すような感じがしました。ただしCaravanのアルバムほどの違いではなく僅かな感じです。通常CDのHip-oレーベル盤はそれに比べると僅かにシャープな感じがします。こうなると完全に聴く方の好みの問題だと思います。

ということで、計5枚のSHM-CDを聴いたところで僕の中ではSHM-CDは1勝1敗3分けです。

ちなみに聴く環境は購入価格5万円程度のDENNONのCDプレーヤー、購入価格7万円程度のDENNONのAVアンプ、購入価格17,000円程度のAudio-Technicaのヘッドホンです。住宅環境がスピーカーから音を出せる環境ではないため、これが僕の普通の聴く環境です。

これらのことから、ますます以下のようにSHM-CDのことを考えるようになりました。

・アルバムによって効果にかなり差がある
・元アルバムがしっかりリマスターされている場合はあまり通常CDと差がほとんど出ない
・「良くなった」と感じられる方がいらっしゃるので、再生機器による効果の差があるかもしれない。
・シャープな音質が好みの方には向かない

こういうように感じていますので、僕としてはこれから買いたいCDがSHM-CDで出ることは別にかまいませんが高音質化を期待して今すでに持ってるアルバムをSHM-CDに買い換える意欲は残念ながら失せてしまいました。

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