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チャイルドドクター国際医療協力コミュのあなたを必要としている子ども達がいます!

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チャイルドドクター・ジャパンでは、
2010年2月から
「今、支援が必要な子ども達」のレポート作りを始めています。

現場へ事業見学に来た方に、
これまではスラム等を見学してもらうだけだったのですが、

建物を周りから見るだけでは、
本当の意味で知ったことにはなりません。

またそれだけでは、
誰かの役に立つことの大切さを
中々実感することが出来ません。

チャイドクが大切にしている
「誰かの役に立つことの大切さ」

をたとえ数時間の見学でも実感してもらおうと、
この取り組みを始めました。

関係する全ての人が誰かの役に立っていること
を実感出来る仕組みづくりをこれからも作っていきたい。
チャイドクはそんな風に思っています。

今後、多くの方々がこのプロジェクトに参加し、
何年にも渡って途上国の子ども達の現状を
伝え続けていってくれること、

そして少しでも人の役に立てることを
実感出来るこうした機会を持って欲しいと思っています。

レポートに上がった子ども達は、
どの子も今、直ぐに支援が必要な子ども達にも関わらず、
まだドクターが見つかっていない子ども達です。

下記からチャイルドの写真とレポートをご覧頂けますので、
ご支援下さいますようどうぞ宜しくお願いいたします。

http://spreadsheets.google.com/pub?key=tZjDRUfZ0PC-B_2txzNnnjQ&output=html

事業見学の参加申込はこちらからどうぞ。
http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dGNhSm1vZXhDR1JfSi02QUttWmpmTEE6MA

最後になりますが、
この新たな事業見学の仕組みを立ち上げてくれた
内田さん、栗原さん、滝沢さんに感謝致します。

宮田久也

NPOチャイルドドクター・ジャパン
ケニア事務所代表

コメント(20)

今日、ミツンバ・スラムという、
チャイドクが支援している子供たちが住んでいる
スラムに行ってきました。

チャイドクが支援している子供の家に伺って、
色々と話を聞くことによって、
スラムに住む人々の様子が身近なものに感じました。

今日インタビューをさせていただいたのは
アグネス・カブウさん(35歳)です。

家族構成はアグネスさんの他に
夫と子供4人だそうです。

1997年に結婚して
1999年に第一子を出産してから

今まで5人の子供を産みましたが、
3番目の子供が2歳8ヶ月で

髄膜炎で亡くなってしまったそうです。
そして、4番目の子供が
今、チャイドクの支援を受けています。

アグネスさんの夫は現在、
家族と離れて暮らしながら日雇いの仕事をしています。

給料は1つの仕事につきksh100〜200ですが、
定期的に仕事は入ってこないようです。

(ちなみにksh100は日本でいう1000円程に当たります。)

そのため、夫の仕事が入らなければお金がないため、
次の仕事をして給料が入るまで何も食べられないそうです。

また、学校の費用も1ヶ月ksh900位かかり、
家賃も1ヶ月ksh800位かかるそうです。

アグネスさんの出身もスラムで、
彼女には両親と弟2人がいました。

彼女は小学校4年生で学校を辞めた後、
住み込みで働いていましたが、
結婚する1年前の1996年にミツンバに来たそうです。

今チャイドクが支援している4番目の子供は
肺炎に罹った折、支援を受けました。

子供が病気にかかったときは、
政府が経営している病院に2時間ほど歩いて連れて行き、
ksh50で診てもらうと言っていました。

前で述べたように、夫が日雇いのためお金がなく、
お金を借りることもできない時は、

子供が病気にかかっても、
その子を病院に連れて行くことができないそうです。

また、雨が降ったときは、
壁の隙間や壁と床の隙間から雨が入り込んでくるらしく、
大変そうでした。

私たちのような日本人からしてみると、
自分の子供たちが病気にかかっても

しばらくの間放っておいて
本当に危ない状態になってから

病院に連れて行くというスラムに住む母親たちを見て、
何でそこまで放置するのかと

母親たちを悪く思いがちですが、
実際に今回スラムに行って

そこに住む人の話を聞くと、
収入が不安定で食べることさえままならないのに、
病院になんてとても連れては行けないんだなと実感しました。

このような現状を良い方向に変えていくために、
チャイドクは何らかの役に立つような支援を
していけたらいいなと思いました。

アグネス・カブウさんの
子ども達の支援はこちらから出来ます。

モーゼスくん(10歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30536

クレアーちゃん(7歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30535

内田なつき
United States International University(ケニア校)
国際関係学部3年

栗原美紀
上智大学総合人間科学部1年
アグネス・カブウさんの一番下の男の子、

ジョシュアくん(8ヶ月)です。
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30623
ヴィヴィアン・ムラディシちゃんは、
チャイルドドクターにずっと以前から
登録されていたチャイルドの一人です。

しかし、まだチャイルドドクターが
見つかっていません。

お母さんは
エバーリン・シャクイラさん、
20歳です。

彼女は独身で、
ルイア族の出身です。

2002年に沢山の家々が並ぶ
キベラ・スラムからミツンバ・スラムに来ました。

結婚する以前は、
キベラで両親と共に暮らしていました。

2005年に結婚したのですが、
最近離婚しました。

最初、ヴィヴィアンが2005年10月25日に生まれ、
次にルース・オマルが2008年10月11日に生まれました。

彼女には二人の子供がいますが、
日々の糧を得るために、
日雇いの仕事をしています。

運がよければよいのですが、
もし何も得られなければ家に戻り、
お姉(妹)さんからの助けを待つ他ありません。

彼女は月に300Ksh(360円程)の
収入しか得られない時があり、

家賃や食費、学校の費用など
支払わなければならないものが沢山あります。

とりわけ手持ちのお金がない時に
子供たちが病気になることがあるので大変です。

治療のために子供たちを連れて行くのに、
歩いて2時間以上も病院までかかることもあります。

時々姉(妹)の支援があるものの、
姉妹の生活もまた同じで
大変なことには変わりありません。

あなたのご支援があれば本当に有難く思います。

フィールドスタッフ: ビートリス・ワンジラより

Vivian Muradisi is one of the children who had been registered in child-doctor but has not yet got a medical supporter.Her mother is Everlyne Shakuira who is 20 years in age.She is single and a Luyhia in tribe.She came at Mitumba in 2002 from Kibera slums when there were houses clushes.She was living with her parent there before she got married.She was married in 2005 although they later divorced.The first born Vivian was born 25/10/2005 and the second born Ruth Omar was born 11/10/2008.She has two children.For her daily bread she goes to try her luck as a casual labourer and if she doesn't get anything she goes back home and waits for her sister to help.She can get even Ksh. 300 per month and still has other needs like house rent,food and school fees.It is very hard for her because the children can get sick when she has no money at hand.She can travel for about 2 hours to look for a cheaper hospital to take the children for treatment.Sometimes her sister helps her but she is also not able just like her.She would appreciate your support very much.
From Field staff:Beatrice wanjira.

翻訳ボランティア: 福井順子

**************************************************************
エバーリン・シャクイラさんの子ども達

ヴィヴィアンちゃん(4歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30347

ルースちゃん(1歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30624

**************************************************************
2→ジョシュアくんにチャイルドドクターが見つかりました!
ありがとうございました!

1→(ちなみにksh100は日本でいう1000円程に当たります。)
為替レートでは、100ksh=120円程ですが、
相対的な物価比較をすると日本円で1000円程の価値になります。
引き続き、支援のついていないアグネス・カブウさんの
子ども達のチャイルドドクターになって下さる方を探しています。

モーゼスくん(10歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30536

クレアーちゃん(7歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30535
モーゼスくん(10歳)、クレアーちゃん(7歳)の写真です!
ミツンバ・スラムの2回目のインタビューで訪問したのは、
5人の子どもたちの母親、ジュディス・ネリマさんのお宅です。

ジュディスさん(35)は5人のお子さんたち、

ダン君(17)、
エドウィン君(12)、
キム君(10)、
マリオンちゃん(9)、
ロリーンちゃん(4)、

そして、ジュディスさんの母親、ドルカスさんの合計7人で
ミツンバ・スラムの約八畳の部屋1棟を借りて暮らしています。

ジュディアスさんはナイロビで生まれて、
彼女が15歳のセカンダリー・スクールの
8年生(日本での中学校2年生)の時に、

一番上のダン君を妊娠し、
学校を退学して子どもを産み、

その後すぐに相手の男性と結婚して、
旦那さんの家があるカカメガという
ナイロビから8時間程の所に移りすみ、

そこで7年間程一緒に暮らし、
その間に他の3人の子どもをもうけました。

しかし、一番下の子どもローリンちゃんが
お腹にいるときに、
旦那さんが他の女性をつくって家を出て行ってしまい、

その後の8ヶ月間、
その旦那さんの仕送りもなく、
彼女も働くこともできず、

家にあるお金と食物がなくなった時には、
近所の人に食べ物を分けてもらいながら、
5人の子どもたちと何とか暮らしていたそうです。

その後、ジュディスさんは旦那さんと離婚し、
彼女は5人の子どもたちと

彼女のお母さんのドルカスさんの住んでいる
ナイロビに戻ってきて、
一緒にミツンバスラムに住むようになりました。
今、ジュディアスさんが家政婦
(皿洗いや洗濯、掃除など)の仕事をしながら
1人で7人分の家計を支えています。

毎日、バス・ターミナルで仕事をもらうために
声を掛けてくれる人を待っているそうです。

けれど、仕事は毎日定期的にある訳ではなく、
一週間に1日か2日仕事があるぐらいで、

1日につき100〜150Ksh
(日本円で約120〜180円)しかもらえず、

1ヶ月に換算すると400Ksh〜1200Ksh
(日本円で約480〜1400円)の収入になります。

そこから、家賃が毎月1200Ksh
(日本円で約1400円)、

子どもたちの学費が毎月900Ksh
(3人の子どもたち分)、

電気代が200Ksh掛かります。

ジュディスさんの収入だけでは全てまかなえず、
家賃は2ヵ月分滞納しざるをえなく、

仕事でお金が入り次第、
少しずつその給料から払っているそうで、

子どもたちの学費も、
学校側に話して支払いを待ってもらってるいるそうです。

食費は毎月約1200Ksh(約1400円)くらい掛かり、
主にウガリ(ケニアでの主食で小麦粉に
水を混ぜて火にかけて練ったもの)や、

ウジ(水に小麦粉を混ぜて、
液体状にドロドロにしたもの)を食べていて、

ときどき15Kshで買えるスクマウィキ等の副菜を
ウガリと一緒に食べるそうです。

本当にお金がないときは、
ジュリアスさんは従兄弟にお金を貸して
貰うときもあるそうなのですが、

その従兄弟も貸せるお金を
毎回持っている訳ではないそうです。

そのような状態なので、
家族の誰かが病気になった時は、
とりあえず薬局でアスピリン(鎮痛剤)を1Kshで買い、

それでも直らなければ、お金があるときは、
20Kshで診察をうけられ薬ももらえる
ケニアの軍隊のクリニックに徒歩で

片道2時間掛けて行きます
(交通費も片道30Kshくらいするので)。

お金が無いときは、
家でじっと寝ているしかないそうです。

今現在、3男のエドウィン君(12)が
チャイドクの方から支援していただいていて、

吐き気と下痢が続いていたそうですが、
クリニックで診察を受けて薬も貰い、
少しずつ症状も良くなっているそうです。

お母さんのジュディスさんも、
チャイドクの支援でエドウィン君がクリニックで
無料に診察を受けられて薬を貰えるようになって、
とても助かっていると言っていました。

エドウィン君の将来の夢を聞いてみたところ、
彼は恥ずかしそうに小さな声で
「牧師になりたい」と言っていました。

なぜ牧師になりたいのかと彼に理由を尋ねると、
「牧師になって病気の人を癒してあげたいんだ。」と。

彼自身が病気になることの辛さを知り、
他の病気になっている人を助けたいという心の優しい
ちょっと恥ずかしがり屋のエドウィン君。

早く元気になって友達と
大好きなサッカーをできるようになって欲しです。

今回のインタビューで、
お母さんのジュディスさんがスラムでの生活を
話す時の悲しげなあきらめのような顔に衝撃を受けました。

お兄ちゃんのエドウィン君は、
お母さんの話にじっと耳を傾け、
小学生には見えないくらい大人びて見えました。

そんな中、4歳のローリンちゃんが
おいしそうに隣人に分けてもらった

パイナップルをおいしそうに、
大事そうに頬張っている姿にほっとさせられました。

わずかな時間でしたが、
新聞やテレビで間接的に知るのとは違う、
生身の生活を見て、

ローリンちゃんが大きくなった時に、
お母さんのような悲しげな顔ではなく、
今のままの笑顔で過ごしてもらえるような
環境に少しずつなってくれればと願います。

渡辺 彩子(短期ボランティア)
内田なつき(United States International University ケニア校)
ジュディス・マリネさんの子ども達の支援をお願いします!

ニックシン・キムタイくん(10歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30592

ローリンちゃん(4歳)
http://www.child-doctor.org/db2/database.cgi?cmd=dp&num=30593
メリー・サンガさんと3人の子ども達(レポート:高増哲郎)

大都市ができれば必ずくっついてくるスラム。
その存在は知っていましたが、
写真あるいは遠くから眺めるだけの世界でした。

今回、チャイルドドクターの宮田さんに
案内してもらい、初めて入りました。

私は、メリー・サンガ・ナシミンさん(お母さん)
の家を訪ねさせてもらいました。

写真でメリーさんに抱かれているのが
サンドラ・サンガ・ランギアちゃん(2歳)、

青のシャツを着ている子が
ラローラ・サンガ・ナウイレちゃん(3歳)です。

他に、訪問した時には学校に行っていた
アイザック・サンガ・ウワンジャラくん、

それからお父さんの
ポール・サンガ・タムクさんがいます。

ナイロビのミツンバというスラムに、
6畳ほどの部屋に家族5人で暮らしています。

私も実際に部屋に入れてもらい、
お母さんのメリーさんに
スラムでの暮らしの話を聞かせてもらいました。

スラムでの暮らしはやはり厳しいものでした。

まず、5人で6畳など、
狭すぎて今の日本では考えられません。

ベッドも1つしかなく、
子どもたちは皆、床に寝ています。

また現在、お父さんは事情があって働いておらず、
メリーさんの家の収入は、

メリーさんが土曜日に
洗濯の仕事をしてもらえるお金だけです。

それがどのくらいかは聞いていないのですが、
一ヶ月に必要なお金は

家賃が1000Ksh、
食費が800Ksh
アイザックくんの授業料が500Kshで、

その他、飲み水には浄化剤が必要で
10Ksh等、雑費も当然あります。
※(3月 11日現在、1ケニア・シリング =約1.18円)

それらを洗濯の仕事だけで支払うことは難しく、
家賃を払えないときは待ってもらっています。

そのようにお金がない時は、
ウジというとうもろこしの粉を
水に溶かしたものを飲んで飢えをしのぎます。

本当にギリギリの生活です。

こんな状況で、
サンドラちゃんが肺炎になりました。

肺炎の薬を2種類買うのに
2500Ksh が必要です。
どうやってそのお金を支払うのでしょう?

さらに2週間の入院が必要だったそうです。
その間、サンドラちゃんを
放っておくわけにもいかないので
お母さんは仕事ができません。
どうやってそのお金を支払うのでしょう?

どう考えても無理です。
その日生きていくのでも厳しいのに、
子どもが病気にでもなれば、
無理無理無理のスパイラルに陥ってしまいます。

お金がなければ
放っておくしかないのが現状のようです。

そうした状況の子ども達を援助しているのが
チャイルドドクターです。

支援者が日本から
毎月1000円(800Ksh)を保険金として支払い、
子どもたちは治療が無料で受けられるようになります。

子どもたちが治療を受けた時には、
支援者に“ありがとうの”メッセージが届きます。

サンドラちゃんの場合は
チャイルドドクターに支援してもらい、
助かったそうです。

しかし、今このミツンバスラムにいる
約500人の子どもに対して
支援者は280人程度だそうです。

支援が受けられない
子どももいることになります。

支援が根本的な解決にならないとしても、
そこで彼らに“自立を目指そう”
とかって言ったって無理な話です。

チャイルドドクターの支援は必要です。

ところで、こんなギリギリの状況でも、
お母さんは息子のアイザックくんを
なんとか学校に行かせているのです。

苦しくとも、教育を非常に
大切にしていることに驚きました。

また、ここに来る前に私が抱いていた
スラムのイメージは劣悪な環境の中、
みんな暗い顔して暮らしているような景色でした。

しかし、実際にスラムに入ってみて
まず感じたのは、そこに住む人は
別に絶望の淵にいるというわけではないことでした。

日本人の私にも笑顔で声を掛け、
あいさつしてくれますし、子どもたちは
すんごい笑顔で“ジャパニーズ!!”などと叫びながら、
手を振ってくれます。

ラジオ等で音楽を聞いたりして
楽しんでいる人もいます
(もちろん元気のない人もいます)。

一日の、それもたった1時間かそこら行って
話を聞いた程度でしかありませんが、

毎日を生きていくのが精一杯か、
それも難しい状況だとしても、

それでも一生懸命働き、
みんな絶望することなく生き抜いている強さを感じました。

そして、そんな彼らが大好きで、
彼らの状況を改善したいと本気で頑張っている人達が
いることも知りました。

これから私がどんな仕事をするのかは
まだ未定ですが、何をするにしても、

苦しい生活を強いられている人々がいること、
それでも一生懸命生活していること、

またそんな人々を良い方に向かって欲しいと
奮闘している人達がいることを忘れずに、
自分なりにやっていこうと思います。

高増哲郎 (九州大学理学部)
スラムの道端で泣いていた男の子。
クリストファー・ムシオカ・カルング君、2歳。

スラムにいる子供には
珍しく人見知りの男の子でした。

お父さんにぴったりとくっついて、
「パパ」と甘えている様子はどこにでもいる
2歳の男の子です。

ただ、頭部の皮膚疾患と併せて、
ほっぺたの皮膚もただれてしまっていて、
とても痒そうで辛そうでした。

4畳ほどのトタンの家に、
お父さんとお母さん、3人の子どもたちと、
両親が亡くなったため引き取ったお父さんの
まだ小さな弟の6人で暮らしています。

大きな窓もなく、蒸し暑い室内で話を聞かせてもらいました。
お父さんは、週に2日ほど大工の仕事に就いていて、
お母さんは、お手伝いさんとして働きに出ています。

2人が仕事に出ている間、
クリストファー君は近所の人に預けているので、
託児代を差し引くと手元に多くは残りません。

しばらくは泣き顔しか見せてくれなかった
クリストファー君でしたが、

お父さんから大好きなソーダをもらうと
少し緊張が和らいだのか、
私たちの目をじっと見てくれるようになりました。
(相変わらず笑顔は見せてくれませんでしたが・・・)

きっと泣いている理由は
人見知りだからと言うだけではないでしょう。

皮膚疾患がひどくなり
顔にまで広がってしまい痛くて痒くてどうしようもない、

でもどうにも出来ない、
わずか2歳の男の子には
耐え難い辛さがあるのだと思います。

でも、ソーダをお兄ちゃんと
仲良く分けて飲んでいる姿はとても嬉しそうで、

ほんのひと時だけでも
その辛さを忘れられる瞬間を目にすることが出来ました。

お父さんにぴったり甘え、
お兄ちゃんと遊んでいる姿からは、

病気の辛さは感じられず、
ただ家族が大好きなんだなってことだけが伝わってきます。

クリストファー君には
つい先日チャイルドドクターが付き、
このインタビューの後、病院に行って治療ができたようで、

少し症状はよくなってきているようですが、
そんな狭い空間で生活しているため、
お兄ちゃんにも病気が感染してしまっています。

皮膚の感染症は時に周りの人にうつしてしまいます。
クリストファー君がよくなっても

お兄ちゃんとまたいつものように仲良く遊べば
完治は望めません。

本来ならここまでひどくはならないのですが、
ムシオカ家の財政状況では、
彼らを病院に連れて行ってあげる程の余裕がありません。

大好きな家族なのに、
今のままでは家族が仲良く暮らせば暮らすほど、
2人の症状は良くなりません。

一日も早く2人が完治し、
家族にだけでなく、

私たちチャイルドドクターにも
笑顔を見せてくれる日が来るのを願っています。

渡辺彩子(短期ボランティア)
古澤有香(客室乗務員)
私達が行ってきたのは、イサベラ・ナフラ・ワンギラさんの家です。家は一部屋だけで、そこに8人で住んでいました。一番上の子がジョージ・バラサ君13 歳、二番目がケネディ・ワフレ君12歳、三番目がピーター・シフナ君11歳、四番目がエリック・ワンジャラ君9歳、五番目がサムエル・ウェケサ君7歳、そして一番下がミシェル・ナマルワちゃん1歳と2ヶ月でした。母親は32歳ととても若く、夫のタイトス・バラサさんも39歳と若かったです。

家にはいすもなく、話すときは水を汲むボトルに座って話しました。ベッドもなく、とても薄いマットレスの上で寝ているそうです。タイトスさんのお仕事は門番だそうです。一日12時間働いてたったの150シル稼ぐそうです。学校の月謝は1人200シルなので、毎月1000シル払わなければいけません。でも、今月は病気の子も多く、病院へ連れて行ったら、もうお金がないそうです。今月の学校のお月謝も払っていません。さらに、今イサベラさんとミシェルちゃんが病気なのに病院へ行くお金がなく、いけないそうです。他にも、サムエル君、ピーター君、そしてケネディ君が、リングワームという感染症に皮膚を傷つけられていました。

イサベラさんは調子が悪く丸一日もの間、何も食べていませんでした。そのためミシェルちゃんへの母乳が出ないとのことでした。私達が話を聞きに行っている間も、ミシェルちゃんはずっとでないおっぱいを飲もうとしていました。一日の食事は3食食べられる時もあるけど、食べられないときもあるそうです。そういう時はイサベラさんが我慢するそうです。食べるものはウジやウガリ、スクマです。

また、家には電気がなく、ドアを閉じたら、昼間でも夜みたいに真っ暗になってしまいます。ドアの柱は何本かの短い木を組み合わせて作っていました。またトタンの壁の穴などを拾ってきた紙やプラスチックなどを貼って防いでいました。他にも雨が降ると天井や、ドアの下からなど水が入ってくるそうです。

水汲みなどには、週4回行きますが、お金によって行けない日もあるみたいです。20?で5シルかかります。一回で汲める水の量は90?だと言っていました。それでも、水はきれいではなく、沸騰させたらきれいになると分かっているものの、量が減ってしまうのでそのまま飲むしかありません。しかも、一日で100?もの水を使ってしまいます。それでも、近所などに水を分けています。
一番最近どんな病気にかかったことがあるかと聞いたところ、ピーター君が倒れたそうです。病院に行き、マラリアと診断されました。お薬を買えたけど、必要な量を買うお金がなく、最近も熱を出しています。ナイロビ郊外での病院は20シルで見てくれるそうですが、ナイロビでは70シルもかかるそうです。よくかかる病気は、下痢、吐き気、熱などですが、今はお金がなく病院に連れていけないそうです。

服の量は一人2着ずつしか持っていませんでした。服はお下がりを着ていて、男女関係なく着まわしているそうです。一番大変な時は?と聞いてみたら、今が一番大変だと言っていました。理由は今お金が無いことと、タイトスさんの仕事は前まで、会社だったのに、今は契約で働いているそうです。そしてその契約が後一ヶ月で切れるそうです。イサベラさんは今は主婦で働いていないけれど、働けるのなら働きたいと言っていました。一番最近泣いたの
は?と聞いたら、ずっと泣いていないから覚えていないと答えていました。

最後に一番幸せだったときは?と聞いたら、毎日が幸せですといっていました。その答えに私はとても驚きました。こんなにつらい生活をしているのに毎日が幸せとは一体どういう事だろうと思いました。その時にきっと夢や目標があるからだと思って、子どもたちの夢を聞きました。そしたら、ジョージ君はスポーツ選手、ケネディ君は門番、ピーター君は先生、エリック君は医者、そしてサムエル君は機械関係の仕事をしたいそうです。イサベラさんの夢は子どもたちの夢が叶うことだそうです。私はこの言葉にむねを打たれて、そして子どもたちの夢に気づくことがありました。それはどの子の夢も自分が身近に見えるものしかないという事です。それは、とても辛いことだと思いました。いつか大きくなったら、もっと色々な仕事に出会ってほしいなと思いました。

その後はお礼を言って、みんなで一緒に写真を撮り帰りました。こんな辛い人生を送っていながらも、明るく前向きに生きようとしている人達がいることを知って、私達も笑顔で生きようと思いました。 

瀧澤真結:ロザリンアカデミー:12歳
今日、僕達は宮田さんに、長所と短所の大切さと関連性を教えてもらいました。人はみんな長所と短所を持っていて、短所をなくすと、長所もなくなってしまうと言われました。僕達が今いるアフリカには、貧困問題という短所がありますが、それと同時に満足する心があるという長所もあります。日本は豊かな経済という長所があり、同
時に心が貧しくなるという短所があります。

僕達は今、いろんな豊かなものを持っています。生活、豊かな食べ物、電気、仕事、そのほかにもいろんなものがあります。僕達はそんな生活をしていますが、心はものすごく切なかったり、飢えが満ちずにいつでも何かをほしがるようになってしまいました。

もし僕達がイサベラさんたちの生活をしてみたら、絶対に不平ばっかりいうと思います。でも、イサベラさんたちは、満足することを知っているところがすごいと思います。僕たちがもし、必要以上をほしがらなければ、きっとイサベラさんたちのような人々の支援に余ったお金などを使えるのではないかと思います。

宮田さんは、短所をなくしながらも、長所を伸ばし続けられる方法を見つけなくてはいけないと言っていました。この方法だと、両方の国にいいことがあります。なぜなら、アフリカの人々は生活が少し楽になり、日本の人々の心に、必要とされていると感じられるからです。日本人はお互いに必要としない、必要とされることを実感し辛
い社会だ、と宮田さんは言っていました。

貧しい人たちの支援をすることで、自分が必要とされていると感じられ、自分たちの心の飢えをなくすことができるのではないかと思いました。

瀧澤雄河:ロザリンアカデミー:14歳
こちらにコメントしてよいものか、少し迷いましたが、コメントさせていただきますね。

みなさんのお心のこもったお便りに大変感謝いたします。
本当にありがとうございます。
目の前で見た現状を、なんとか助けてあげたいと切ない気持ちでいっぱいだったことでしょうね。
そして、逆に教わることの多いことにも驚かれたのですね。
物質的な価値観のみにとらわれてしまうと、本当に大切なことがなんなのかを見失ってしまいますよね。

どなたか、支援を迷っている方はいらっしゃいませんか?
もしいらっしゃいましたら、どうぞその一歩を踏み出してみてください。
その一歩を、どれだけ喜んでくれる人が待っていることか・・
日本も不景気ですし、自分の生活を犠牲にしてまでの支援は長くは続かないと思います。
ですので、せめて一人、ご縁のある一人と繋がってはいただけないでしょうか。

どうぞ、どうぞ、よろしくお願いいたします。
ミツンバスラムに住むミルカお母さんの赤ちゃんサムソンくん

5月28日生まれ 生後2週間です。

現在支援して下さるドクターを探しています。



支援の最も必要なチャイルドから順番にご紹介させていただきます。御了承ください。
上記 サムソンくんのドクターが決まりました。
お申込みありがとうございます。        


― 2011年6月18日 ―
セファリンちゃんとジョセファットくん


先月、セファリンちゃんのお母さんが亡くなり、お母さんの姉妹がセファリンちゃんとお兄ちゃんのジョセファットくんを引き取り育ててくれることになりました。

セファリンちゃん家族はルヤ族。
ルヤ族の文化では、母親が亡くなった場合、父親や父親側の親族は子どもを引き取りません。
ここケニアでは、他の部族の場合も父親が引き取って子育てをすることはとても珍しいことです。
セファリンちゃん兄妹の場合も、父親はいますが、18歳まで叔母さんが育てることになりました。

ケニアでは責任を持って子どもの世話をしてくれる女性のことを『お母さん』と呼びます。
ときにはおばあちゃんだったり、叔母さんだったり、施設のスタッフのことだったり。
みんなが子ども達の『お母さん』なんです。

現在、医療サポート支援して下さるドクターを探しています。

病院に産み捨てられたMちゃんが孤児院に引き取られました。

Mちゃんのお母さんはMちゃんがお腹にいるときに
強い薬を飲んで堕胎を試みましたが失敗。
病院でMちゃんを産んだ後、その場に放置し消息をたちました。

お母さんが内服した強い薬の影響で生後三ヵ月のMちゃんの皮膚はただれ
臓器や子宮などが一部欠損しています。

現在は国立の孤児院に預けられていますが、
特定の疾患を持っている子ども達のケアを専門にしている
孤児院に転居する予定です。

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