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チャイルドドクター国際医療協力コミュのずっと思い続けてきたこと・・・。

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1997年、
メリーは、ケニアで生まれました。
メリーが生まれる前、母親は、
妊産婦検診で自分がHIVに感染していることをしりました。

メリーが7歳の時、HIVの検査を受けました。
HIVの検査試薬には2本の線が入っていました。
メリーもHIVに感染していました。

お母さんは、自分が亡くなった後も、
メリーがきちんと育ってくれるよう
受け入れてくれる施設を探して歩きました。
でも施設は満員でどこも受け入れてはくれませんでした。

メリーは、お母さん達と一緒に暮らすことになりました。
彼女にとっては、施設で暮らすより
お母さん達と一緒に暮らす方がよかったのです。
段々と痩せ細って、寝こみがちになっていくお母さんの近くで
食事の用意をしたり、水をくみたかったのです。

お父さんは、家から1km程はなれたところにすんでいました。
一緒にいるとお母さんと喧嘩ばかりします。
ストレスをかけるのはよくないので、
お父さんは近くの畑の横にある掘っ立て小屋で寝泊りし、
食事の時だけ帰ってきました。

2002年に診療所がオープンすると、
上のお姉さんが働きにでました。診療所で受付をしています。毎日毎日よく働きました。
メリーやお母さんを含めた家族7人を支えるためでした。

一ヶ月に数回、メリーやお母さんを連れて病院にいきました。
沢山の医療費がかかりました。
診療所に借金をすることもありましたが、
月末の給料から少しずつ返していきました。

お母さんは、あるNGOが配布していた栄養剤を
毎日食事に混ぜてとりましたが、
体の調子は一向によくなりませんでした。

2004年、
海外からの支援によって、お母さんがHIVのウィルスが増殖するのを抑える薬を飲むことができるようになりました。段々と調子もよくなり、寝こむことも段々とすくなくなってきました。

お母さんは、メリーに薬を飲むことをためらいました。
薬には副作用があり、
子供にこんな思いをさせたくないと思いました。

2005年、
メリーの体調が悪化してきました。
顔や体に出来物ができ、皮膚がただれていきました。
夜中かゆくて眠れなくて、家族もまた寝ることができませんでした。
この頃から診療所に来ることも多くなりました。

診療所の医師から、
HIVのウィルス増殖を抑制する薬を取るようにすすめられました。

一ヶ月に一回、病院へ行って家族の人と一緒に話を聞きました。病院へ行くようになってから3ヶ月目、血液検査の数値が悪く、薬を取るようになりました。

メリーのベッドの横の棚には、
彼女専用の錠剤がいつも置いてあります。
1日2回、365日、毎日飲まなければなりません。

薬によって、皮膚のただれも少なくなっていきました。
また家の中にメリーの大きなかわいい声が聞こえるようになりました。
また手を繋いで家の周りを連れてくれるようになりました。

ケニアでは、
メリーと同じように12万人の子ども達が感染しています。
日本の高校で再履修が必要な子供達とほぼ同じ人数です。
そしてその10倍以上の成人がHIVに感染しています。

アフリカでエイズが原因で亡くなる死者数は、1日6500人。
これは阪神淡路大震災で亡くなった人数とほぼ同じです。

あなたが夜10時に寝て、朝6時に起きるまでに、
ケニアでは、32人の子供がなくなります。
でもあなたにとっては遠い存在かもしれません。

ケニアでは75%の人、つまり4人に3人は、
エイズが原因で亡くなったか、
エイズで寝込んでいる人を知っています。

つまり彼らにとっては、亡くなる32人の子ども達は、
遠い存在ではないのです。

メリーのため、
この子と同じ境遇にいる子ども達のために、
そして孤児となっていく沢山の子ども達のために、
ずっとずっと思い続けてきたこと。

メリーのことを初めて知った時も、
ケニアに診療所を設立した時も、
アフリカで医療支援に取り組み出した時も、
ずっとずっと思い続けてきたこと。

トタンで作った家の中で一緒にご飯を食べたときも、
電灯のないスラムで星を見たときも、
診療所で泣き叫ぶメリーを見たときも、
ずっとずっと思い続けてきたこと。

それは、
HIVに感染したこの子どもたちに薬をとどけたい。
ただそれだけでした。

ずっとずっと思い続けてきたことは、
ずっとずっとかなえられなかったことでした。

辿りつけたのは、
多くの仲間が、手を貸してくれたから。
多くの仲間が、時間とお金を費やしてくれたから。
多くの仲間が、現場へ足を運んでくれたから。
多くの仲間が、一緒に考えてくれたから。
多くの仲間が、力強く支えてくれたから。
多くの仲間が、あたたかい言葉をくれたから。

これまでずっと繋がってきてくれた多くの仲間に、
これからずっと繋がってくれる多くの仲間に、


        ありがとう。

                  
平成19年1月31日、チャイルドドクター診療所にて、
HIV感染者及びエイズ患者に対する
ARV(抗ウィルス薬)の配布を開始いたしました。


宮田久也

コメント(84)

はじめまして、宮田さん達がいるから救われる子供達がいて、その子達がいるから、今の宮田さん達があるんでしょうか。

自分という人間の在り方、生き方を見直し、そして、自分に何が出来るのか…。
これからも拝見させて頂き、また、心より応援いたしております。 頑張って下さい
はじめまして。

足跡を辿った前回は、簡単に一読できなくて
今回は少しだけ噛み締めながら拝読させて頂きました。
『まずは知ること』そこから、自分なりに『伝えていく事』が
沢山必要である大切なことの第一歩かな、、、と考えて、
コミュに参加させて頂きました。
何が出来るか分からないし、難しいことも分からないし、
ただ単に『平和を祈る』ことしか出来ていないけれど、
微力が繋がって繋がって、そういう力、草の根運動が途切れずに、世界で苦しんでいる人間、なくなろうとしている命を救えることが出来ると思っています。

『現実』を目の当たりに体験していらっしゃる宮田さんの活動は簡単には語りつくせない深い事だと思います。
沢山の子供達・彼らの家族が宮田さんを頼りにしていることでしょうから
どうぞ、、、くれぐれも、、、御身体ご自愛下さい。
コミュニティに参加させて頂きました。
私は今チャイルドスポンサーシップという活動に参加しています。本当は現地に行って活動に協力したいけど出来ず寄付という形で協力しています。
私の夢は地雷撤去。地雷の被害で苦しんでいる人の様子を知ると苦しくなってきます。生活が制限されていたり苦しんでいる姿がなくなりみんなが笑顔になればっていつも思います。
まずは知ることから。自分がちゃんと知らないと伝えて行くことは出来ないから。まだまだ探せば出来る事はあるはずだからみんなにもっと知ってほしいです。
はじめまして。宮田様。
足跡つけてくださってありがとうございます。
コミュ参加させてもらいました。

あたしも今後、子供の役に立つ仕事をず〜っとしていきたいなと思っているんですけど、何から始めてどうまわりを巻き込んでいいのか分からなくて。。

でもこのコミュ内の宮田さんやみなさんのコメ見て、自分はただ甘えているだけだなぁと自覚することができました。

宮田さんの想いと行動力に比べたら足元にも及ばないかもしれないけど、自分なりに子供のために行動を起こします。

ま、まずは自分がHAPPYでないと、まわりもHAPPYになれないので、そこからですが。。

また、カキコします。
一晩考えて、やっぱりコミュニティに参加させていただきました。
昨夜訪れたときは、果たして自分に何ができるだろうかと悩み、一歩を踏み出せないでいました。
よくよく考えてみたら何にもできなくて当たり前、スタートラインにも立っていないんだから、と思い、重く考えずにまずは「ナゼ?ナニ?」からはじめてみることしにました。
はじめまして。
足跡をたどってここまできました。

今はうまくいえませんが宮田さんの文章が心に刺さりました。
コミュに参加させていただきます。

昨年、インドのマザー・テレサの施設でボランティアをしました。そこで何かを学べるかと思いつつ、やっぱり俗人のままなきもしますがさらに多くのことを学んでいきたいと思っています。
今ケニアの子のフォスターペアレントをしています。
いつかアフリカにも行きたいです。
宮田さん、チャイドクの皆様、はじめましてo(´▽`)o〃
HIV/AIDSに関する論文を書き始めた大学院生です。専門は臨床心理です。コミュニティに参加することで、HIV/AIDSと共に生活されている方々への理解を深めることができたらと思います。支援についてもリアルタイムに知ることができたら幸いです。よろしくお願いします。支援、頑張ってください(⌒^⌒)b
コミュに入らせていただきました(・∀・)
私はまだミクシィ始めたばっかりなんですけど,このコミュをたまたま見つけて宮田さんの文を読んでとても心をうたれました(〃>"<)
私も医療従事者一年生となったのですが,まだ何か出来る程の力がありません。。。でもこぅゆぅ現実が,世界が,あることを知るとゆぅことがまずは大切なのではなぃかと思いコミュに参加させていただきました☆
これからも更新待っています☆
初めて書き込み致します。
ボランティアに参加したいと思いながらもなかなか自分が思う行動には出る事が出来なくて、今は私に出来る事を少しですがやって行こうとしています。
いつか宮田さん達のお手伝いが出来るようになりたいです。
くっきぃさん

HIV/AIDSについて論文を書かれているのですね。
毎年、同じ様な学生さんがケニアにもいらっしゃいます。
皆さん中々深く勉強されており、
私達が教えてもらうことの方が多いです。
是非論文が完成した折には拝見させて下さい。


*トモミコ*さん

こぅゆぅ現実が,世界が,あることを知るとゆぅことがまずは大切なのではなぃかと思い・・・、
まさにその通りです。まずは知ってみる、そしてやってみる、
触れてみる、考えてみる、どんな形であれ関わること、
それが大切だと思います。頑張って更新しますので、
また寄ってくださいね。お願い致します!


桂さん

いつかお手伝いして頂ける様に、
本当に大切なこと、本当に必要なことをやっていくこと、
そして地球の最果てであなたを必要としている人々のことを
伝えていきたいと思います。

直接参加する、今自分に出来ることをする。
どれも正解だと思います。
ボランティアに参加する時は、あなたの人生に必要であれば、
自ずからその時がやってきます。

その時になれば今日よりもまた成長したあなたがいるはずです。
そんなあなたが活動に参加している姿を想像しながらお待ちしております。


宮田さん、コメントありがとうございます。同じ分野に興味を抱く学生がいることが何よりも嬉しいです。お見せできるような論文が書けるとよいのですが、まずはHIV/AIDSについて知ることから、そして偏見や差別のないコミュニティを作るために支援しているスタッフがいることを励みにして、学んでいきますわーい(嬉しい顔)
現場の色々なお話を読ませてくださいm(_ _)m
宮田さん

足跡ありがとうございます。私も愛する子供をもつ母親です。
この地球上で、この瞬間にも苦しんでいる子供たちが私の想像以上に本当に沢山いることを、今痛感しています。
 
私にも出来ることは何か考えました。
まずは、目の前にいる子供たちを今まで以上に精一杯愛することから、そして、今地球上で起こっている争いに対しての怒りや、許せないと思う気持ちをもつことよりも、情熱や光に変容させ、行動していくための原動力にすることだと思いました。

私は、まだ地球上で起こっていることのほんの一部分しか知らないと思います。このコミュニティに参加させていただき、
沢山の現状を知りたいです。よろしくお願いします。


日記を覗いて下さって訪れました。

息子がマオタイさんの日本がスポンサーになった植林プロジェクトの植物生態系調査に参加していて、年に2−3回ケニアに行っています。

宮田さんのご活動 ありがとう ございます。

本当にありがとうございます。感謝です。
ハーベスト・ムーンさん

メッセージありがとうございました。
そうですね。この瞬間にも苦しんでいる子ども達が沢山います。
でもそれをあなたのようにイメージできるかどうか、
身近に感じられるかどうかが、人間の豊かさなのではないでしょうか。
私は伝えることしか出来ませんが、
心豊かな人々には必ず伝わると思っています。

あなたもそのひとりであることがうれしいです。


ぬ〜J・jpさん

こちらこそご無沙汰しております。
私もひとりで頑張っていた時期がありました。
やはりあなたが言うように、
ひとりの力は本当に小さなものです。
どんなに頑張っても5人分も10人分も働けるわけでもなく、
100人分の知恵があるわけでもありません。
肩の力を抜いて、人々に教えを請い、周りの人間に感謝する、
ただそれだけで人々と繋がり、人生そのものが楽しくなってきました。

いつもいつも感謝です。


ドルフィン雅晴

日記楽しく読ませて頂きました。
ケニアの植林プロジェクト、関連団体の方が、
よく遊びに来てくれますのでお話だけは伺っております。
ご子息がケニア渡航の際、是非チャイドククリニックへ
お寄りくださいますようお伝え頂ければ幸いです。

メッセージ頂きありがとうございました!
Thank YOU!(あなたにこそ感謝)です。
ず〜っと思い続けるってすごいですね。
ず〜っと思い続ける事って、すごいことだと思います
“これまでずっと繋がってきてくれた多くの仲間に、
これからずっと繋がってくれる多くの仲間に、


        ありがとう。 ”


宮田さん、、ありがとうを言うべきは私達(私)です。

何かやりたい、何かやらねば、そういう心を持つ人は世の中に沢山いると思う。私もその一人。でも、それを具体化するのは難しい。いえ、“難しい”という言葉に逃げ込んでいる私がいる。

“高い志”を夢で終わらせず、実現させた貴方に、私たちの方こそ感謝と尊敬の心で「ありがとう」を言わなくてはなりません。

それから、何かやるにはお金は志の次に大事です。

最近、ボランティア活動にばかり身をやつしていた私ですが、もう一度本業に身を入れることにしました。私が唯一志を実現させれるのは今のところ寄付だけ。
稼がねばそれすらできなくなりますから。

よいキッカケを与えてくれてありがとう。

世界中にいるであろう、繋がるはずの未だ見ぬ仲間を、一人ひとり見つけながら、手を携えて共に進んでいきましょう。



初めてコメントさせて頂きます。

困っている、苦しんでいる、悲しんでいる、
その誰かの為に一生懸命になれる事、心から尊敬し、お慕い申し上げます。

何かしらの形でご助力させて頂ければ幸いですほっとした顔
はじめまして
衝撃的です
看護協会の講座でHIVの利用者が多い訪問ステーション所長の
話を聞いたことがあります
絶望して 薬の服薬を途中でやめてしまった
結果 症状が悪化して薬の数が増えてしまったり
家族 友人と本当に大勢の人が去っていく
とゆわれていました
また Nsでも針刺しからHIVに感染してしまった人がいること
その時も衝撃的でした

自分に何ができるのか わかりません
ここのURLを貼ってみようと思います
本当に些細なこととは思いますが。。。
宮田さんへ、
こんにちは、はじめまして。
あなたのコメントを読んで、
誠実で熱い想いが伝わります。
私が今、出来ること・・まず知ることだと思いました。

どんなことでも、力をあわせればきっと大きな力になって、
希望につながると信じていますぴかぴか(新しい)

私もしっかり伝えられるよう勉強しますね。
食料や、薬が十分でなく苦しんでいる子供たちがたくさんたくさんいる中で、そんな人たちの大勢を救えないと意味がない,と思っていましたが、一人でも、もしくはほんの少しだけでも手助けできることって、それだけで十分ともいえる、て言う事を最近思います。
それが、一歩一歩繋がって、たくさんの人を救える事になるんだなぁ,て気がします。

http://www.freerice.com/index.php

こんなサイト,見つけました。


種も仕掛けもありません
単語の練習をしながら、貧しい子供たちにお米の援助をする事が出来ます

国連を通して作られたサイトで、英単語一問で正解するたびに、20gものお米が寄付されます。 

画面情に色んな会社などの宣伝がされていますが、それらの会社がスポンサーです。  お米はそのお金から払われています

単語は、ちょーべりー意味もなく難しいですが。。(笑)
諦めずに頑張ってみましょう。あてずっぽで



宮田さん、こんにちは。
いつもサイト再建させていただいてます。
一般のサイトをのせるのは、宮田さんの不本意ではないといいのですが。。
このサイトに集まる皆さんにお知らせしたかったもので。。
はじめまして
足跡から参りました

文を読ませていただき
ぼんやり生活していた中で
目が覚める思いでした

私たちにできることを考えていきたいです
はじめまして。
足あとから来ました。

地球のために、子どもたちのために活動されていらっしゃる方を見ると
とても感銘を受けます。

ありがとうございます。

昨年、私も仕事を通じて国連でアフリカの女性のHIVの撲滅活動を支援してらっしゃる方と接する機会がありました。
人の意識がもっと変化していきますように。

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