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野口修一の社会活動レポートコミュのトップに大事を成させる「秘書」の条件、中間管理職の言動

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トップに大事を成させる「秘書」の条件、中間管理職の言動

 久々に昨日、私の社会活動の先輩と、昨秋に「横井小楠」の出前授業をして頂いた先生と語る機会があった。先輩は、横井小楠の顕彰活動に20年以上にわたり関わった方で、講師を努めて頂いた先生は、高校教師をしながら横井小楠の研究を続け、教師を辞めた後大学院で学び、文学博士を取得、中性から近代史の研究を続けています。
 研究をしながら地元の公民館で生涯学習と地域の歴史の検証を続け、歴史と観光を結びつける提案を続けて来たが、行政の反応は鈍く、遅い。だから、独自に残った人生を、地域を越えた郷土史家たちと連携し、文化と観光で地域活性化に貢献したい」と語っていました。
 行政には色々な部署があり、市長直属の仕事をしている。見方を変えれば、課長クラスは市長の分野分野の秘書とも言える。しかし、事なかれ主義、前例主義で、新しい発想のまちづくりの提案に反応が悪い。「よその良き事例を参考に」と逃げてばかりいるのが現実です。
 童門冬二著「名将に学ぶ人間学」に次の一節があった。

(以下、抜粋を転載)

 いい秘書は自分のモノサシを持っている

「誠意と能力さえ発揮していれば、どんな野にもいても必ず遺賢はトップの目にとまるはずだ」という超然主義は通用しない。そんな法則はあっても適用されない、と思ったほうがいい。現に自称゛遺賢゛は野にゴロゴロいる。「まず、トップに存在を知られること」は上昇に欠くことのできない条件である。
 トップの秘書は、その媒体だ。そこで、秘書への対応というのは、管理職(活動家)にとってかなり芯の疲れる仕事になる。
 秘書にもいい秘書と悪い秘書がいる。いい秘書というのは、トップの考えや性癖をよくわきまえていて、補完機能として優秀なだけでなく、自己の見識をきちんと持っている秘書のことである。
 悪い秘書というのは、トラの威を借る門番で、トップの権威を自己の権威だと錯覚している人物だ。
 いい秘書の場合には、トップに対して次のようなモノサシを持っている。

●会わせるべき(入れるべき)人(情報)
●会わせたほう(入れたほう)がいい人(情報)
●会わせないほう(入れないほう)がいい人(情報)
●会わせるべきでない(入れるべきでない)人(情報)

そして、このモノサシによって行動する。単なる玄関番ではない。が、悪い秘書は、接近者の服装、態度、言語等を重んじ、「この人は自分をバカにしている」というように、自分への口のきき方で、会わせるか会わせないかを決めてしまう。
 (以上、「名将に学ぶ人間学」より)

 なるほどと感じる場面を、社会活動の先輩について、地位ある方に会う日程調整(アポ)を取るときに感じることがありました。昨日、今日と、地元の首長、県の教育界の重鎮と会う約束をしているのですが、事前に情報を入れること、また日頃の本人と意思の疎通、その内容を時々、担当秘書に伝えておくこと、自分の考えや目指すことを、折々に情報を知らせることも怠ってはならないと思います。
 また、次の一節もあった。
 
(以下、転載)

 彼は、「トップの秘書は、何人に対しても公平・公正でなければならない」と思っていたし、自分が秘書持代にそれを実践したから、新しい秘書にもそれを求めた、悪平等や情実を排した。
 公平・公正というのは、誰でも会わせる、どんな情報も入れるということではない。どの前に、゛選ぶ゛という判断をする。
 そうしない者、できない者は、秘書として不適格だとして、管理職連合で逆に秘書を牛耳ったのである。(中略)

「トップの秘書にはゴマをすらない。一人の人間として接する」ことも、中間管理層の持つべき気概であり、見識である。
 (以上、「名将に学ぶ人間学」より)

 先人たちも苦労しながら、自分の職責を果たして来たと思いますが、私自身も自分の置かれた立場、立場で、何をしなければいけないか、本業であれ、ボランティア活動であれ、良き秘書の役目を果たしているか、常に反省、検証することが大事と思っています。

*参考資料:童門冬二著「名将に学ぶ人間学」

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