書物の歴史コミュの東洋文庫でキリシタン版公開

東洋文庫再開（というか新装開店）自体が10月のニュースだったのですが
21日より　

http://hontokaminohozon.blog72.fc2.com/blog-entry-154.html

　東洋文庫ミュージアムで明日１２月２１日（水）から２月２６日まで天草本『ドチリーナ・キリシタン』（重要文化財）が公開されます。
　この『ドチリーナ・キリシタン』は、1592年、キリシタン弾圧のさなかに、イエズス会の宣教師らが天草のコレジオ（神学校）にて、西洋から持ち込まれた日本初の活版印刷機を用いて出版したものです。歴史学、言語学、印刷学のいずれにおいても極めて高い学術的価値を有する国指定重要文化財です。（東洋文庫HPより）

天草本になる。

コメント(9)

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[1] mixiユーザー 12月20日 14:13

東洋文庫ミュージアムはこちらから

http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/

[3] mixiユーザー 12月21日 22:29

この間まで『サクラメンタ提要』(1605年　長崎刊）が出ていましたね。国宝のほうは、『史記』夏本紀（1145年　高山寺旧蔵）が。

[4] mixiユーザー 12月22日 09:54

くにさんありがとうございます。「サクラメンタ提要」は19日までで、「ドチリナ・キリシタン」との展示替えでした。
国宝「史記」はサイトによれば今月２６日まで（年内最終日？）展示のようです。
「ドチリナ・キリシタン」も写真撮影可能でした。
小口はマーブル染め、花布も編んでありました。本のチリの部分の表紙革が若干見えましたが
金線がきれいに入っていました。原装なのでしょうか。ケースには装飾がありました。
館内の案内の「アテンダント」の制服はラオス製とのことでした。

[5] mixiユーザー 12月22日 12:23

「ドチリナ・キリシタン」自体は、国会図書館の貴重書展などに出ていますので見ておりますが、箱は初見です。
本は、装丁がきれいなので、本体以外は後世の補作ではないかという印象を持ちました。

東洋文庫は、11月2日に行って日記を書いてますので、ご参考までに。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1791793468&owner_id=5919811

[6] mixiユーザー 12月23日 18:35

おお、詳しくありがとうございます。
国会図書館では、表紙（紙ではないので、この言葉にも違和感ありますが）の表もごらんになれたのでしょうか
確かにチリの部分の金線はきれいで、補修されているのだろうと感じました、
本文小口のマーブル染めは相当薄れているし、やり直しは、難しいので。
いずれにしても印刷して製本の綴じまではできていないと、小口染めができないので
日本国内でマーブル染めまでやったという事になるのかと思いました。

今年、国立博物館で展示された「サカラメンタ提要」は小口が赤く染めてあったのが印象的でした。

[7] mixiユーザー 12月26日 16:43

手持ちの本に、詳細の記述がありました。
森本季子『キリシタン紀行』聖母の騎士社1994　著者はシスターで、東洋文庫でこの本を手にとって閲覧しています。
「・・・・本体は縦１５．５センチ、巾１１センチ、厚さ１センチ、鳥の子紙両面印刷である。」
東洋文庫文庫長　渡辺兼庸氏（当時）による解説
「現在の装丁は1911年前後に、マドリードの古本書肆ビンデルによってつけられたものと思われます。1912年に、同書店の目録によって東洋文庫が購入したからです。ケースもその折つけられたものです。」
同書pp348-349