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USA for AFRICA「we are the world」
今から約４５億年前…
激しい核分裂によって輝き始めた太陽の周囲に、その重力を中心とした円盤上に塵やガス、様々な分子が濃密な雲のように集まりました。いわゆる「原始惑星系円盤」と呼ばれるものです。
それらの分子や塵が互いの重力で衝突・合体を繰り返し、徐々に大きさを増し、やがて惑星に成長しました。
火星より内側の軌道には個体の塵や物質が多く集まった岩石型の惑星が４つ出来き、木星より外側にはガスや氷を大量に持った大型の惑星が４つ出来ました。
火星と木星の間には無数の塵や岩石のかけら「小惑星」帯があります。
ここは、かつて惑星があったのか、或いは何らかの理由で惑星に成れなかった残骸が漂流しているのか、未だ結論は出ていないようです。
国産宇宙技術の粋を集めた大プロジェクトで岩石を持ち帰った小惑星「イトカワ」もここに所属しています。
形も大きさも様々な小惑星は惑星同様、それぞれ太陽を公転（周回）していますが、軌道もばらばらで中には定期的に彗星として地球に近づくものもあります。
また、小惑星同士の衝突やニアミスで軌道が突然変わってしまうものもあります。結果、地球や惑星に衝突することもあるわけです。
史上初めてリアルタイムで観測され、記録された、木星に衝突した「シューメーカーレビー彗星」、木星の巨大引力でバラバラに引き裂かれキノコ雲を作りながら次々衝突した映像を覚えている人も多いでしょう。
約6500万年前、直径数十キロという彗星が地球を襲い、メキシコ・ユカタン半島に落下、恐竜を絶滅させたとされています。
映画「アルマゲドン」に代表される巨大隕石落下の終末論の根拠となる出来事の一つですが、小惑星帯から飛んできた可能性が高いでしょう。
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Elton John, Steven Tyler, Ozzy and Kelly Osbourne, Slash and others.「Tears in heaven」
昨日の話題を独占した、一方の主役・月。
地球がその重力で捕らえている唯一の衛星であり、太陽系の全ての惑星はそれぞれ１つ以上衛星を従えていますので、衛星自体はけして珍しい天体ではないですが、その大きさに於いて月は特別と言えます。
月は、太陽系内の衛星としては最大クラスでとても大きいです。主惑星の地球に対する比率で考えても異常に大きいと言えます。
太陽系誕生初期、惑星として成長した地球に後から惑星サイズの天体が衝突して出来た、という説が今は有力とされています。
月がこれほどまでに大きくなかったら、今回のような美しい金環日食や数年間に騒がれた皆既日食は起こり得ません。
太陽の500分の１の直径（大きさ）の月が、偶然にも500分の１の近い距離にあることでこの天体ショーが実現します。
月が小さければ、とても太陽を隠せませんから、皆既なんて現象はありえません。重なってもリングのとても太い金環になってしまいますから感動は随分低いかもしれません。
http://
George Harrison & friends:Eric Clapton, Ringo Starr, Bob Dylan,Leon Russel,others「Bangladesh」
何故こんな話を唐突に書いているかと言うと、朝から雨だから(笑)。
季節が１ヶ月戻ったかのような冷たさで降り続けている様子を見ていたら、いつしか太古の昔に脳がジャンプしてしまいました。
地球が熱い火の玉で、あちこちから吹き出す溶岩の焔（ほのう）と煙の大地だった頃、想像も出来ない規模と期間、降り続いて地球を冷やし、海や川を作ったのは雨でした。
今も地球の表面積の70％を占める海は、古代の地球の大気と塵と水蒸気が雨として作り出したものなのです。
マグマの塊のような地球の表面をジュウジュウと水蒸気を巻き上げ冷やし、降り続けた雨が少しづつ水溜まりになり、やがて水深１万メートルもの大海が出来る…。
その海の深い所…太陽の光なんて全く届かない深い深い音も無い闇の奥…水深何千メートルの所にマグマの裂け目ができて、水と反応し熱水を凄い勢いで噴出します。
マグマに含まれた成分と海に溶け込んだ養分が奇跡を生みました。
生命の誕生です。
単細胞のバクテリアが誕生し、徐々に海全体に拡散し、やがて浅い海で太陽の光と反応し、多細胞に進化していきました。
浅い海で植物が産まれ、光合成が始まりました。
酸素が生まれ、海に溶け込み、大気に充満していきました。
太陽系の中で唯一、水に満たされた惑星・地球。それを作り生命を誕生させた雨…。
火星の南北の極域と地下には水がドライアイスのように存在します。
かつて、火星も誕生間もない頃、地球ほど大きく深くはありませんが、海が存在したと考えられています。
ただし、地球の半分ほどの大きさしかない火星の重力では、大気も薄く、それを長く留めておくことが出来ませんでした。やがて海は徐々に蒸発し、水は水蒸気として宇宙空間に放出されてしまったと考えられています。
もし、火星が地球や金星くらいの大きさがあれば、命に溢れた地球の双子星として青く輝いていたかもしれません。
そして、地球と衝突して出来た月にも、わずかですが氷として水が存在することが分かっています。
月には大気がありません。太陽光が当たる場所は灼熱地獄となりますから地下といえども氷としても存在できません。
極域のけして太陽光が当たらない窪みや深い谷の奥に少しだけ水が存在すると思われています。
雨はとても嫌いです(笑)。ですが、そんなことを考えていると、この雨が１本の映画のように思えてくるから不思議…。
子供たちに金環日食のような派手な天体ショーを体験させるのはとても大事なことです。
莫大なスケールと美しさを持つ宇宙を身近に感じます。そして何より好奇心を育ててくれます。
せっかく芽生えた好奇心、こんな雨の話も、今なら夢のある話になる気がします。
http://
U2 Mick Jagger Fergie「Gimme Shelter」
雨と言えば傘。
僕が雨を嫌う理由は傘を持つのが嫌いだからです(笑)。
ですから少々の雨なら傘を持っていてもささないこともあります。
そして、激しい雨や風で濡れてしまったら、開き直ってずぶ濡れで歩いてしまいます。
外個人は、日本人のように傘をささないそうです。
僕達が若い頃、所謂ジャンプ傘・今のビニール傘はありませんでした。
傘は使い捨てのような、お手軽なものではなく、もう少し高価で様々なデザイン、色、個性を選んで買うものでした。
それがいつ頃からか…
多分バブル華やかなりし頃、モノが溢れ、使い捨て文化が語り出された頃、非常用の傘、使い捨て出来る安価な傘として登場したのが今のビニール傘だと思います。
これは世界が驚いた発明品だそうで、今や世界中に進出しています。
以前は、或いは世界の常識では、傘はお洒落を楽しむファッション・アイテムでした。
雨の日は、都会の街には色やデザインに拘ったカラフルな傘が溢れ、とかく陰鬱になりがちな雨の日を和ませてくれたものでした。
それがビニール傘の出現により、個性やファッション性といった傘の文化を奪い、安さと効率だけが残りました。
今や各家庭には家族の人数の何倍かのビニール傘があるでしょう。
それは「誰の」という概念のない不思議なモノとして、けして大事にされることもなく所有されているでしょう。
昔好きだった女性用の傘がありました。
傘の内側が「青空に白い雲」のデザインでした。
それを持っている女性は「雨でも気分は明るくなれる」と笑って見せてくれました。
和装の世界には昔ながらの造りや柄のお洒落傘が沢山あります。
作れる職人がどんどん減っているそうで、ちょっと良いものだと２万円以上するのが当たり前です。
若い女性には馬鹿馬鹿しい無断なものに見えるかもしれませんが、嫌いな雨の日に使うものだからこそ、お洒落で素敵な傘はいいなと思います。
傘嫌いな僕はけして使うことはないでしようが(笑)。
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Fergie & Slash「Sweet Child O' Mine」
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USA for AFRICA「we are the world」
今から約４５億年前…
激しい核分裂によって輝き始めた太陽の周囲に、その重力を中心とした円盤上に塵やガス、様々な分子が濃密な雲のように集まりました。いわゆる「原始惑星系円盤」と呼ばれるものです。
それらの分子や塵が互いの重力で衝突・合体を繰り返し、徐々に大きさを増し、やがて惑星に成長しました。
火星より内側の軌道には個体の塵や物質が多く集まった岩石型の惑星が４つ出来き、木星より外側にはガスや氷を大量に持った大型の惑星が４つ出来ました。
火星と木星の間には無数の塵や岩石のかけら「小惑星」帯があります。
ここは、かつて惑星があったのか、或いは何らかの理由で惑星に成れなかった残骸が漂流しているのか、未だ結論は出ていないようです。
国産宇宙技術の粋を集めた大プロジェクトで岩石を持ち帰った小惑星「イトカワ」もここに所属しています。
形も大きさも様々な小惑星は惑星同様、それぞれ太陽を公転（周回）していますが、軌道もばらばらで中には定期的に彗星として地球に近づくものもあります。
また、小惑星同士の衝突やニアミスで軌道が突然変わってしまうものもあります。結果、地球や惑星に衝突することもあるわけです。
史上初めてリアルタイムで観測され、記録された、木星に衝突した「シューメーカーレビー彗星」、木星の巨大引力でバラバラに引き裂かれキノコ雲を作りながら次々衝突した映像を覚えている人も多いでしょう。
約6500万年前、直径数十キロという彗星が地球を襲い、メキシコ・ユカタン半島に落下、恐竜を絶滅させたとされています。
映画「アルマゲドン」に代表される巨大隕石落下の終末論の根拠となる出来事の一つですが、小惑星帯から飛んできた可能性が高いでしょう。
http://
Elton John, Steven Tyler, Ozzy and Kelly Osbourne, Slash and others.「Tears in heaven」
昨日の話題を独占した、一方の主役・月。
地球がその重力で捕らえている唯一の衛星であり、太陽系の全ての惑星はそれぞれ１つ以上衛星を従えていますので、衛星自体はけして珍しい天体ではないですが、その大きさに於いて月は特別と言えます。
月は、太陽系内の衛星としては最大クラスでとても大きいです。主惑星の地球に対する比率で考えても異常に大きいと言えます。
太陽系誕生初期、惑星として成長した地球に後から惑星サイズの天体が衝突して出来た、という説が今は有力とされています。
月がこれほどまでに大きくなかったら、今回のような美しい金環日食や数年間に騒がれた皆既日食は起こり得ません。
太陽の500分の１の直径（大きさ）の月が、偶然にも500分の１の近い距離にあることでこの天体ショーが実現します。
月が小さければ、とても太陽を隠せませんから、皆既なんて現象はありえません。重なってもリングのとても太い金環になってしまいますから感動は随分低いかもしれません。
http://
George Harrison & friends:Eric Clapton, Ringo Starr, Bob Dylan,Leon Russel,others「Bangladesh」
何故こんな話を唐突に書いているかと言うと、朝から雨だから(笑)。
季節が１ヶ月戻ったかのような冷たさで降り続けている様子を見ていたら、いつしか太古の昔に脳がジャンプしてしまいました。
地球が熱い火の玉で、あちこちから吹き出す溶岩の焔（ほのう）と煙の大地だった頃、想像も出来ない規模と期間、降り続いて地球を冷やし、海や川を作ったのは雨でした。
今も地球の表面積の70％を占める海は、古代の地球の大気と塵と水蒸気が雨として作り出したものなのです。
マグマの塊のような地球の表面をジュウジュウと水蒸気を巻き上げ冷やし、降り続けた雨が少しづつ水溜まりになり、やがて水深１万メートルもの大海が出来る…。
その海の深い所…太陽の光なんて全く届かない深い深い音も無い闇の奥…水深何千メートルの所にマグマの裂け目ができて、水と反応し熱水を凄い勢いで噴出します。
マグマに含まれた成分と海に溶け込んだ養分が奇跡を生みました。
生命の誕生です。
単細胞のバクテリアが誕生し、徐々に海全体に拡散し、やがて浅い海で太陽の光と反応し、多細胞に進化していきました。
浅い海で植物が産まれ、光合成が始まりました。
酸素が生まれ、海に溶け込み、大気に充満していきました。
太陽系の中で唯一、水に満たされた惑星・地球。それを作り生命を誕生させた雨…。
火星の南北の極域と地下には水がドライアイスのように存在します。
かつて、火星も誕生間もない頃、地球ほど大きく深くはありませんが、海が存在したと考えられています。
ただし、地球の半分ほどの大きさしかない火星の重力では、大気も薄く、それを長く留めておくことが出来ませんでした。やがて海は徐々に蒸発し、水は水蒸気として宇宙空間に放出されてしまったと考えられています。
もし、火星が地球や金星くらいの大きさがあれば、命に溢れた地球の双子星として青く輝いていたかもしれません。
そして、地球と衝突して出来た月にも、わずかですが氷として水が存在することが分かっています。
月には大気がありません。太陽光が当たる場所は灼熱地獄となりますから地下といえども氷としても存在できません。
極域のけして太陽光が当たらない窪みや深い谷の奥に少しだけ水が存在すると思われています。
雨はとても嫌いです(笑)。ですが、そんなことを考えていると、この雨が１本の映画のように思えてくるから不思議…。
子供たちに金環日食のような派手な天体ショーを体験させるのはとても大事なことです。
莫大なスケールと美しさを持つ宇宙を身近に感じます。そして何より好奇心を育ててくれます。
せっかく芽生えた好奇心、こんな雨の話も、今なら夢のある話になる気がします。
http://
U2 Mick Jagger Fergie「Gimme Shelter」
雨と言えば傘。
僕が雨を嫌う理由は傘を持つのが嫌いだからです(笑)。
ですから少々の雨なら傘を持っていてもささないこともあります。
そして、激しい雨や風で濡れてしまったら、開き直ってずぶ濡れで歩いてしまいます。
外個人は、日本人のように傘をささないそうです。
僕達が若い頃、所謂ジャンプ傘・今のビニール傘はありませんでした。
傘は使い捨てのような、お手軽なものではなく、もう少し高価で様々なデザイン、色、個性を選んで買うものでした。
それがいつ頃からか…
多分バブル華やかなりし頃、モノが溢れ、使い捨て文化が語り出された頃、非常用の傘、使い捨て出来る安価な傘として登場したのが今のビニール傘だと思います。
これは世界が驚いた発明品だそうで、今や世界中に進出しています。
以前は、或いは世界の常識では、傘はお洒落を楽しむファッション・アイテムでした。
雨の日は、都会の街には色やデザインに拘ったカラフルな傘が溢れ、とかく陰鬱になりがちな雨の日を和ませてくれたものでした。
それがビニール傘の出現により、個性やファッション性といった傘の文化を奪い、安さと効率だけが残りました。
今や各家庭には家族の人数の何倍かのビニール傘があるでしょう。
それは「誰の」という概念のない不思議なモノとして、けして大事にされることもなく所有されているでしょう。
昔好きだった女性用の傘がありました。
傘の内側が「青空に白い雲」のデザインでした。
それを持っている女性は「雨でも気分は明るくなれる」と笑って見せてくれました。
和装の世界には昔ながらの造りや柄のお洒落傘が沢山あります。
作れる職人がどんどん減っているそうで、ちょっと良いものだと２万円以上するのが当たり前です。
若い女性には馬鹿馬鹿しい無断なものに見えるかもしれませんが、嫌いな雨の日に使うものだからこそ、お洒落で素敵な傘はいいなと思います。
傘嫌いな僕はけして使うことはないでしようが(笑)。
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