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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第100回 課題本はジョージ・オーウェルの「1984年」でした。

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・第100回記念の課題本にふさわしい大傑作。

・村上春樹やアップル社のコマーシャルにも引用されている。

・読んだふりしたい本第一位なのがよくわかる。読みづらい。

・附録とトマス・ピンチョンの解説があることで、バッドエンドではないことがわかる。

・本文だけなら、救いようのない話。主人公は撃たれたのか。

・第三部が特に悲惨。主人公が尋問されて拷問されて読むのがつらい。

・ジュリアが登場したあたりから、物語に彩りがでてきたが、冒頭から暗すぎる。

・ジュリアがウィンストンのどこが好きになったのかが分からない。同じように体制に不満を感じていることを感じ取って好きになったのか。

・ウィンストンはジュリアの思考警察のスパイと思って警戒していた。好かれているとわかって好きになったようだが、それでよいのだろうか。恋愛小説ではないからそれでよいのだろう。

・自分ならこの体制下、どう過ごすだろう。疑問もなく底辺の者として労働に明け暮れるのだろうか。

・周囲の人、家族が突然と消える日常。家族同士で密告しあう仲。考えられないがそれが普通になると、悲しくないのかもしれない。

・知性が低いほうが生きやすい社会。現代社会も多分そうなだろう。

・100年前の日本は、治安維持法があり小林多喜二が拷問死した。その後戦争になり国民は情報が制限されていた。ついこの間のことである。

・現代の日本は言論や思想の自由が保証はされているが、監視はされているかもしれない。

・登場人物が少ない。ゴールドスタインは登場しない。オブライエンの存在感が大きい。魅力的な人物だが、彼も体制に疑問を抱き拷問を受けて転向したのか。

・オブライエンは典型的な二重思考の持主。政治家は二重思考がないとつとまらない。

・人間の魂にひたひたと入り込んでくる抑圧的な何かは、人間の生みだしたものであり、人間である以上、私たちはそれと戦わなくてはいけない。やれることは何でもやらなくてはいけない。

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