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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第20回、課題本はボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」でした。

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初秋の夜、集まったのは女性1名、男性4名。
そのうち、完読したのは2名のみ。

不思議なこの小説について、途中で挫折したメンバーも熱く語りました。

      
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・「カクテルピアノ」「雪もぐら」など、いったい何? と思わずにそのまま読めるかどうかが大切。

・自分とコランは全然違う。料理人を雇えるような金持ちぶりがうらやましい。


・アリーズとコランの恋愛が展開されるのかな、と思ったがそうならなかった。

・デューク・エリントンの音楽が聴きたくなる。


・登場人物のこまかな背景や心情があまり描かれいない。

・しゃれた会話や洋服、料理の描写の細かさは、さすがフランスと思わせる。

・村上春樹の作品とも似ている。サリンジャーの「ライ麦」のことも思い出される。
 筒井康隆のSF的な小説としても読める。

・まったく古さを感じさせない。今でも新鮮に読むことができる。

・フランス人にしかわからない、微妙なニュアンスがこめられているのだろうか。よくわからない
感じがあり、このわからなさが魅力なのかもしれない。

・暴力をふるう場面や残酷なところも多々あり、反戦を明確にはしていないが、体制の何かを批判しているのかもしれない。60年代に熱狂的な人気がでたのはそこに理由があるのだろうか?

・前半は甘い恋愛小説だが、後半は暗転して、とても不幸で毒にまみれてそれで終わってしまう。

・胸に睡蓮の花が咲くという発想はものすごく変わっている。しかし病気の恋人が死ぬことがメインなテーマでもなさそう。

・ヴィアンはサルトルが嫌いなのだろうか。とても皮肉っぽく描かれている。

・労働や醜いものを嫌いながら、自分たちの世界で完結しようとする未熟さ中で、お互いを愛しく思う気持ちが表現されている。切なさと美しさを感じるところが多くあった。


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死亡予告通知書を配って渡す係り、そしてとうとう自分に配達することになる・・・。何という発想。

アイロニーに満ちた登場人物たち。なかなか大人になれないところが苦しい。イタい。でも・・・。

この作品に迫るには、まず最後まで読まなくてはいけませんね。








                         

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