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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第82回 課題本は太宰治の「斜陽」でした。

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女性3名、男性4名、昭和を代表する傑作について熱くゆる〜く語りました。

・太宰が好きだ、と言うのは照れくさい。

・坂口安吾が「不良少年とキリスト」というエッセイで太宰の悪口を書いている。

・華族の没落を描いているが、普通の裕福な家族が普通に貧しくなるだけ。三島も志賀直哉など学習院出身の作家から、華族の世界を知らないと批判されている。

・太宰も華族出身の作家に対して、劣等感を抱いていたようだ。

・この作品は太田静子から自分の日記を盗用して書かれたと言われている。真偽は不明だが、似ている箇所も多い。

・伊豆で書かれたという最初のお母さまとのシーン、とても良い。

・和田の叔父さまは、手数料として家屋を売ったお金を着服しているに違いない。ユダのような人物。その分いろいろとお世話もしている。

・かず子はめそめそしているが、たくましい。上原にすがろうとするが最後は独りで子育てしようとする。

・太田静子も妻子がいる太宰も子供をみごもった。かず子は静子をモデルにしているようだ。

・上原はぐだぐだで才能もないが、何だか魅力的。かず子が好きになるのもわかる。

・上原とのキスシーン、とてもいい。

・直治も上原も太宰がモデルのようだ。

・直治が好きだったのは、上原の妻のようだが、画家の妻としている、ごまかしたのだろうか。かず子も上原が好きなのに画家の細田様をダミー扱いしている。

・変に丁寧な言葉が使われている。おくちびる、父上、ご逝去、お火など。

・文章が全体的に軽い。

・太宰といえば心中。経歴に残っている4名の女性のうち誰が好きだったのだろう。

・女性との付き合いを芸の肥やしのように、作品に投影している。入水したのは書けなくなったからか。才能が枯渇したのを感じたのだろうか。

・太宰は、共産党にも傾倒した。恋と革命に燃えたかったのかもしれないが、よくわからない。

・富獄百景などエッセイも良い。

・作品も面白いが、太宰自身がスターのよう。

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