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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第9回 課題本は三島由紀夫の「潮騒」でした。

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NHKの朝のテレビ小説「あまちゃん」の大ヒットは記憶に新しいところです。
「あまロス」なる言葉までうみだされたこの番組の劇中劇「潮騒のメモリー」の元本の「潮騒」。

いったいどんな本だったのでしょうか。

今回は、男性3名、女性1名と男性比率が高い集まりとなりました。



                              *



・最後の2行が黒い。最後の2行が書きたいだけなのではないか。

・この2行で、困難を乗り越えた男性の自尊心と女性特有のうぬぼれを描ききっている。
 三島は女性に辛辣すぎないか。

・新治は三島由紀夫の憧れの男性像をそのまま描いている。

・「島」を美しく描いているが、リアルな島の生活はもっとガラが悪い。

・プライバシーがなく閉鎖的なところは、リアルな感じではある。

・この恋物語は現在では成立しない。親に知られずにメールでのやりとりができるし、島から
 出ていくことも簡単にできる。

・千代子に「美しい」という賛辞を与えた新治は素敵。きれいとか可愛いというよりも胸にひびく。

・千代子と新治は付き合ってもうまくいかないだろう。価値観が合わなさそう。

・千代子を主人公にして物語がつくれそうなくらいに印象的な人物。

・新治と初江は島の住人になりきれるだろうが、千代子はこの島をでていくだろう。

・山口百恵と三浦友和のコンビは、イメージにぴったりである。

・映像では最後の2行は描き切れないのではないか。



・あまちゃんでは、先輩が最初はユイのことが好きで、東京ではアキと付き合い、岩手にもどってその後 はアキと付き合い続ける感じではあったが、どうなるのだろう。

・水口くんが琥珀のげんさんのところに戻ったがところが、とても良かった。


・ストーブさんの救われないところが気になる。

・ユイのヤンキーぶりがすごかった。

・薬師丸ひろ子と小泉今日子の共演が観れるなんて毎朝夢のようだったが、この二人を知らない若者も
 多いことに驚かされる。

・ヤンキーのことも知らない世代があるらしい。ナポリタンもヤンキー文化の一角を担っていることが
 わかった。

・宮藤官九郎は三島が好きなのだろうか。火を飛び越えるシーンに何かを感じたのだろうか。
 確かにこのシーンは、名シーンである。



                               *


あまちゃんがなければ、潮騒を改めて読むことはなかったかもしれません。

三島もこのように自作が脚光を浴びることになるとは思いもよらなかったでしょう。

潮騒を読みつつ、あまちゃんについて語る。時代を超えて、テレビと文学の枠を超えて、不思議なひととときを味わいました

稀代の脚本家をインスパイアする三島文学。
爽やかなエロスの香り高いこの作品は、きっとこれからも映画になり音楽になり、私たちの前に現れて
くれることでしょう。
                          

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