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アイルトン・セナ・ダ・シルバコミュの2009年F1第14戦シンガポールGP

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開催日程

日付 現地時間 日本時間 プログラム
9月25日(金) 18:00〜19:30 19:00〜20:30 フリー走行1
21:30〜23:00 22:30〜24:00 フリー走行2
9月26日(土) 19:00〜20:00 20:00〜21:00 フリー走行3
22:00〜 23:00〜 公式予選
9月27日(日) 20:00〜 21:00〜 決勝

コース名 マリーナベイ・ストリート・サーキット(シンガポール市街地コース)
全長 5.067km×61周=308.950km
予選レコード F.マッサ(フェラーリ) 1'44.014
ラップレコード 1'45.599 K.ライッコネン(フェラーリ)2008年
08年優勝 F.アロンソ(ルノー) 1:57'16.304
08年ポールポジション F.マッサ(フェラーリ) 1'44.801
08年ファステストラップ K.ライッコネン(フェラーリ) 1'45.599(14lap)
所在地 1 Republic Boulevard Singapore 038975 SINGAPORE
TEL  +(65) 6738 6738
FAX 未発表
Web http://singaporegp.sg/
アクセス シンガポール・チャンギ空港からマリーナ・ベイ地区まで車で約20分。
通貨 シンガポール・ドル
言語 マレー語・英語・中国語
日本との時差 -1時間

※サーキットに関する情報は2009年シーズン前のもので今後変更される場合があります。

コース


2008年にF1史上初のナイトレースとして初開催され、大成功を収めたシンガポールGP。シーズン3つ目の市街地サーキットで、コースには照明が設置され、フリー走行や予選も夕方から夜間にかけて行なわれる。直角に近いコーナーや鋭角コーナーが多く、ブレーキングと加速の性能がレースの明暗を分けそうだ。

コメント(25)

フリー走行1回目 天候:晴れ 気温:31℃ 路面温度:34℃ コースコンディション:ドライ 

順位 車番 ドライバー 国籍 チーム タイヤ 周回 タイム 差

1 23 Rubens BARRICHELLO BRA BRAWN GP BS 19 1'50.179 --
2 22 Jenson BUTTON GBR BRAWN GP BS 22 1'50.356 0.177
3 14 Mark WEBBER AUS RBR・RENAULT BS 21 1'50.416 0.237
4 7 Fernando ALONSO ESP RENAULT BS 16 1'50.567 0.388
5 15 Sebastian VETTEL GER RBR・RENAULT BS 16 1'50.614 0.435
6 2 Heikki KOVALAINEN FIN McLAREN・MERCEDES BS 21 1'50.699 0.520
7 1 Lewis HAMILTON GBR McLAREN・MERCEDES BS 17 1'50.715 0.536
8 5 Robert KUBICA POL BMW・SAUBER BS 15 1'50.815 0.636
9 4 Kimi RAIKKONEN FIN FERRARI BS 19 1'50.865 0.686
10 17 Kazuki NAKAJIMA JPN WILLIAMS・TOYOTA BS 25 1'51.089 0.910
11 16 Nico ROSBERG GER WILLIAMS・TOYOTA BS 23 1'51.427 1.248
12 20 Adrian SUTIL GER FORCE・INDIA BS 14 1'51.544 1.365
13 12 Sebastian BUEMI SUI STR・FERRARI BS 28 1'51.643 1.464
14 6 Nick HEIDFELD GER BMW・SAUBER BS 15 1'51.656 1.477
15 10 Timo GLOCK GER TOYOTA BS 20 1'52.083 1.904
16 9 Jarno TRULLI ITA TOYOTA BS 20 1'52.135 1.956
17 3 Giancarlo FISICHELLA ITA FERRARI BS 24 1'52.390 2.211
18 21 Vitantonio LIUZZI ITA FORCE・INDIA BS 23 1'52.905 2.726
19 11 Jaime ALGUERSUARI ESP STR・FERRARI BS 25 1'53.232 3.053
20 8 Romain GROSJEAN FRA RENAULT BS 9 1'53.458 3.279

タイヤ:BS=ブリヂストン
F1シンガポールGP開幕! 夕闇のフリー走行1はブラウンGPのワン・ツー! 

現地時間(以下現地時間)25日、F1カレンダー唯一のナイトレースとなる第14戦シンガポールGPが、シンガポール市街地コース(1周5.067km)で開幕した。午後6時(日本時間:午後7時)よりフリー走行1(1時間半)が行なわれ、ルーベンス・バリチェッロがトップ、ジェンソン・バトン2番手とブラウンGPがワン・ツー体制を築いている。

F1史上2度目となるナイトレース。夕暮れのサーキットは気温31℃、路面温度34℃のドライコンディション。

セッション中盤にルノーのロマン・グロージャンがクラッシュし、11分間に渡って赤旗中断となる場面もあった。ブラウンGPはセッションを通じて速さを見せ、R.バリチェッロが1’50.179のトップタイムを守り、J.バトンはセッション終盤に0.177秒差の2番手タイムをマーク。両ランキングをリードするブラウンGPのワン・ツーとなった。シンガポールGPの結果次第では逆転チャンピオンの可能性が消滅するレッドブル勢だが、3番手にはマーク・ウェーバーがつけ、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは5番手。

マクラーレン・メルセデス勢はヘイッキ・コバライネン6番手で、ルイス・ハミルトン7番手、フェラーリはキミ・ライッコネン9番手、フェリペ・マッサの代役を務めるジャンカルロ・フィジケラは17番手でセッションを終えている。

日本勢はウィリアムズの中嶋一貴が10番手、トヨタのティモ・グロック15番手、ヤルノ・トゥルーリ16番手となった。

この後、2時間のインターバルを挟んで午後9時半(日本時間:午後10時半)より、初日の最終セッション、フリー走行2(1時間半)が行なわれる。注目の決勝レースは27日、午後8時(日本時間:午後9時)より、61周で争われる。
フリー走行2回目 天候:晴れ 気温:30℃ 路面温度:30℃ コースコンディション:ドライ 

順位 車番 ドライバー 国籍 チーム タイヤ 周回 タイム 差

1 15 Sebastian VETTEL GER RBR・RENAULT BS 31 1'48.650 --
2 7 Fernando ALONSO ESP RENAULT BS 27 1'48.924 0.274
3 2 Heikki KOVALAINEN FIN McLAREN・MERCEDES BS 30 1'48.952 0.302
4 6 Nick HEIDFELD GER BMW・SAUBER BS 31 1'49.098 0.448
5 22 Jenson BUTTON GBR BRAWN GP BS 34 1'49.311 0.661
6 14 Mark WEBBER AUS RBR・RENAULT BS 14 1'49.317 0.667
7 16 Nico ROSBERG GER WILLIAMS・TOYOTA BS 33 1'49.333 0.683
8 10 Timo GLOCK GER TOYOTA BS 30 1'49.342 0.692
9 1 Lewis HAMILTON GBR McLAREN・MERCEDES BS 28 1'49.358 0.708
10 5 Robert KUBICA POL BMW・SAUBER BS 24 1'49.609 0.959
11 23 Rubens BARRICHELLO BRA BRAWN GP BS 30 1'49.616 0.966
12 20 Adrian SUTIL GER FORCE・INDIA BS 31 1'49.710 1.060
13 9 Jarno TRULLI ITA TOYOTA BS 29 1'49.795 1.145
14 4 Kimi RAIKKONEN FIN FERRARI BS 29 1'49.941 1.291
15 17 Kazuki NAKAJIMA JPN WILLIAMS・TOYOTA BS 34 1'50.023 1.373
16 3 Giancarlo FISICHELLA ITA FERRARI BS 31 1'50.253 1.603
17 12 Sebastian BUEMI SUI STR・FERRARI BS 29 1'50.527 1.877
18 21 Vitantonio LIUZZI ITA FORCE・INDIA BS 28 1'50.605 1.955
19 8 Romain GROSJEAN FRA RENAULT BS 17 1'50.972 2.322
20 11 Jaime ALGUERSUARI ESP STR・FERRARI BS 31 1'51.423 2.773

タイヤ:BS=ブリヂストン
F1シンガポールGP開幕! フリー走行2を制したのはレッドブル!

F1第14戦シンガポールGPのフリー走行2、タイトル獲得にかすかな望みをつなぐレッドブルのS.ベッテルがトップタイムを叩き出している(C)RED BULL RACING(ISM)

F1カレンダー唯一のナイトレースとなる今季第14戦のシンガポールGPは、シンガポール市街地コース(1周5.067km)で、現地時間(以下、現地時間)25日に開幕した。フリー走行1から2時間のインターバルを挟んで行なわれたフリー走行2(1時間半)で、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップに立っている。

暗闇に包まれたサーキットは気温30℃、路面温度30℃。

セッション開始30分を過ぎ、それまでトップに立っていたレッドブルのマーク・ウェーバーが最終コーナーの立ち上がりでクラッシュを喫し、現地時間午後10時4分、フリー走行1に続き赤旗中断となる。10時13分にセッション再開。チームメイトのS.ベッテルが1’48.650のトップタイムでフリー走行2を制した。ルノーのフェルナンド・アロンソが2番手、マクラーレン・メルセデスのヘイッキ・コバライネン3番手に続いている。この3台のみが1分48秒台を記録。

ブラウンGPのジェンソン・バトンが5番手、ルーベンス・バリチェッロ11番手で、クラッシュしたM.ウェーバーは最終的に6番手となった。マクラーレンのルイス・ハミルトンは9番手、フェラーリ勢はキミ・ライッコネン14番手、ジャンカルロ・フィジケラ16番手。

日本勢はトヨタのティモ・グロックが8番手につけ、ヤルノ・トゥルーリは13番手、ウィリアムズの中嶋一貴が15番手で初日を終えている。

なお、シンガポールGPの決勝レースは、27日の午後8時(日本時間:午後9時)より61周で争われる。
◆マクラーレン
 1.L・ハミルトン=7番手/9番手
 いくつかの場所でスピードが足りないので、その点を解決しなくては…。今日のセッションは若干浮き沈みがあった。特にこれといった問題は抱えていないのに、思い通りのスピードが出ないんだ。でも今日はそれほど重要な日じゃない。明日、路面がきれいになったらタイヤについてもっと理解できると思う。トラックはとてもバンピーだし、トラフィックもあってクリアラップを取るのが結構難しい。それから10コーナーのシケインは去年よりも悪くなったね。少し危険になった。まだ誰にも問題は起きてないから大丈夫なんだろうけど。これからの主な仕事は、データを分析し、明日に向けてマシンを改善してタイム短縮をはかりたい。

 2.H・コバライネン=6番手/3番手
 すごくハッピーだ。今日はひとつも問題が起きなかったし、セッションの間で大きく進歩できたと思う。両方のタイヤがうまく機能しているのも、楽観的になれる理由のもうひとつだね。それに、今夜の作業でタイムをもっと向上させられる自信がある。とはいえ他のチームも同じように速くなるだろうから、簡単にはいかないだろう。サーキットの中で今年一番の変更は、10コーナーのシケイン。より低速になって幅が狭くなり、縁石も大きくなった。おかげでマシンにダメージを受ける危険性が高まり、そこを攻めることができなくなったよ。

◆フェラーリ
 3.G・フィジケラ=17番手/16番手
 かなり難しい1日になった。マシンはかなりナーバスで、理想的なセットアップを探しているところだ。今はチームとじっくり腰をすえ、予選と決勝に向けた準備をできるだけしたい。僕の目標はモンツァからの結果を改善することだが、それが簡単じゃないこともわかっている。路面がとても滑りやすく、時々タイヤにグレーニングが見られた。残念ながら、ウェーバーの起こした事故で赤旗中断となり、ソフト側(今回はスーパーソフト)のタイヤでのロングランが全くできなかった。このコンパウンドの方が間違いなくコンマ3、4秒は速いが、パフォーマンスの安定性に関しては疑問が残る。

 4.K・ライコネン=9番手/14番手
 いつもと変わらない初日だった。マシンに小さな問題をたくさん抱えたが、全体的にみれば、自分たちで設定したプログラムを消化することができた。ラップタイムに関しては、燃料量がさまざまなので、いつもクエスチョンマークがついてしまう。だから明日の予選結果がどうなるか楽しみだね。ここ数戦と同じように、今回も表彰台争いができるかどうかコメントするなんて、時期尚早だ。少なくとも今日、僕らが見た限りでは、タイヤはソフト側(今回はスーパーソフト)の方が磨耗が早いね。路面にラバーが乗ると、少しづつ状況が良くなってくるのはいつものことなので、驚きはない。

◆BMWザウバー
 5.R・クビツァ=8番手/10番手
 今日の路面はかなり汚れていてグリップも低かった。セッション開始時は特に、レーシングライン上の汚れがひどかった。しかもセッション2回目になっても状況は変わらなかった。路面は去年よりも状態が良くなかった。レース序盤にギア・ボックスに関して小さなトラブルを抱えたが、すぐに修復したので、プログラムをこなすことができた。

 6.N・ハイドフェルト=14番手/4番手
 このコースはすごく楽しい。バンピーでほこりも多いけれど、ここを走るのは本当に面白いよ。パフォーマンス自体は悪くなさそうだが、最初のフリー走行でいくつか問題を抱えた。ギア・ボックスを交換したのに加えて、マシンのフロアやタイヤ圧にもトラブルがあったんだ。けれど2回目のセッションでうまく軌道修正できた。ニュータイヤを装着し、比較的早い段階で自己ベストを出せた。セッション終盤になって、他のドライバーがニュータイヤで走行し出すまで、しばらくトップ・タイムだったよ。
◆ルノー
 7.F・アロンソ=4番手/2番手
 今日はストリートサーキット向けの初日プログラムをこなした。2回のセッションとも路面がかなり汚れていてスリッピーだったので、マシンのことを学習してバランスを改善するのが難しくなり、ひどいオーバーステアが出た。でも、走行時間を最大限に生かせたと思うので、明日に向けてはまずまずの調子だよ。

 8.R・グロジャン=20番手/19番手
 シンガポール・サーキットは初めてだ。残念ながら最初のセッションで小さなミスをして、かなりタイムをロスした。午後のセッションでは、メカニカルトラブルを抱えてしまい、それで走行時間が削られた。こういった理由を踏まえて、サーキットを学習したが、ひときわ難しかった。仕事はまだ山積みだけれど、明日はもっとペースを挙げられるだろう。フリー走行でいいスタートが切れたので、それがレースに役立つだろう。

◆トヨタ
 9.J・トゥルーリ=16番手/13番手
 今日はタイヤとセットアップの評価を行ない、普段どおりの金曜日のセッションだった。クルマは、まだまだハンドリングとセットアップを改善しなければならない。最初のフリー走行では、特にダスティーで、路面はほとんどグリップしなかった。そのため、トラクションをうまくかけらず、オーバーステア気味になった。でも、セッションが進むにつれて状況は良くなるので、クルマの性能を最大限に引き出せるよう修正しなければならない。あらゆるデータを分析し、うまく調整をしていきたい。

 10.T・グロック=15番手/8番手
 今日のセッションがうまくいってとても満足している。最初のフリー走行は、路面状況が悪く、マシンの正確な分析が少し難しくなった。マシンの調子は悪くなかったが、ラップタイムが良くなかった。でも、午後のフリー走行では、全体的にかなり良くなった。路面状況も非常に良くなり、マシンがまとまって、全てのプログラムをこなすことができた。2回のフリー走行を終えた時点では、マシンにとても満足しているが、予選と決勝の前に、マシンの力をもっと引き出したい。変更を加える方向性を決め、少しセットアップを精査し、明日の予選に臨みたい。

 D・ガス=レース&テスト・チーフ・エンジニア
 全体的にポジティブな1日だった。昨年のシンガポールGPでもそうだったように、市街地サーキットではよくあることだが、2回のフリー走行を行なううちに路面の状況がどんどん良くなり、残りの週末を通じてマシンの調子も向上するだろう。特にこのコースで走行テストをしていないことを含めても、新しいパッケージは順調だった。今日初めて改良したパーツをマシンに装着したが、全てがうまく機能した。これは、アップデートのために一生懸命働いてくれた全員の功績だ。今回のように新しいパッケージの場合、分析すべきデータが増えるため、予選に向けて次のステップを踏むには、データのチェックをいつもより入念に行なわなければならない。まだたくさんやることがあるが、週末のレースに期待している。

 新居章年=シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
 新しい空力パッケージを持ち込んで初めての走行であり、いろいろ心配もあったが、まずは順調に走り出すことができた。特に、バンピーなこのコースで、サスペンションが新しくなり、セッティング面での難しさも覚悟していたが、最初のフリー走行の走り出しから、ポジティブな反応が見られ、安心することができた。明日の予選では、アップデートの効果をお見せできることを楽しみにしている。
◆トロロッソ
 11.J・アルグエルスアリ=19番手/20番手
 今回は市街地コースのうえ、初めてのサーキットということもあって、二重の意味で難しかった。主な問題は、高い路面温度が原因でタイヤがタレること。このせいで、気づくとアンダーステアからオーバーステアに変わってしまう。ここはコースに留まるのに苦労する、とてもクラッシュしやすくて厳しいサーキットだよ。でもラップ毎に少しずつ良くなってきてるから、決勝前までに前進したい。照明の下でドライブするのは初めてだったけれど、これは別に問題なかったよ。

 12.S・ブエミ=13番手/17番手
 ここでの夜間走行は初めてだったけれど、今のところ大体予想していた通りだ。可視性についても問題なかった。ただ、ブレーキングポイントの判断には気をつけなくてはならないけどね。このトラックはバンプや狭いコーナーがあって、バレンシアよりはモナコに近い。難しいサーキットだし、高温のせいでより複雑だ。今日はグリップがかなり低かったけれど、ラバーが乗れば路面コンディションは向上するはず。午前中にコースを学習したから、2回目のセッションでは快適だったよ。ここ数戦はあまり良くなかったから、ここでは前進できるといいね。

◆レッドブル
 14.M・ウェーバー=3番手/6番手
 セッション2回目にプッシュしすぎて最終コーナーでラインを少し外してしまい、そのままピットウオールへ突っ込んだ。そこで僕のセッションは終わってしまった。マシンはそれまで上り調子だった。僕は速かったし、セバスチャン(フェテル)も僕もとてもいいフリー走行を過ごした。もう少し走り込みたかったけれど、最終的にはたくさんのことを学習したので、明日ばん回できるだろう。いいレースになるはずだと思う。ここはタイヤのマネジメントがそう簡単じゃない。だから今夜はその点に集中するつもりだし、それがレースを面白くするだろう。とはいえ、全体的にみればそれほど悪くなかったよ。

 15.S・フェテル=5番手/トップ
 ラップタイムを見ると、去年よりも今年の方が少しペースが遅いことが分かる。今はいくつかの高速コーナーであまり速くないが、全体的な特性は変わらないまま。ここはチャレンジングで、完全なストップ・アンド・ゴーのサーキット。だから、今回は他のサーキットほどGフォースを感じないけれど、バンプが多いので簡単じゃない。とはいえこのサーキットは大好きだ。全体的にいい1日だったので、モンツァ(イタリアGP)よりもいい結果を残せそうだよ。

◆ウィリアムズ
 16.N・ロズベルグ=11番手/7番手
 最初のセッションはかなりひどい状態だったが、変更を加えたら、方向性が分かり始めた。今回は速さを取り戻せると思っていた。セッションが終わるまでにいいタイヤ・テストができ、セットアップの変更からパフォーマンスの改善を行なったよ。いい1日を過ごせて満足している。2回目のセッション終盤に、ウオールに軽く触って少しコースオフしたが、マシンにダメージはなかった。フロントウイングはちょっとこすったけどね。ただフランク(ウィリアムズ代表)には「ウオールにかするほどじゃないと速いタイムは出ないよ」と言われただろうけど。

 17.中嶋一貴=10番手/15番手
 今回は身体的にかなりタフで、2回のセッションともハードなものになりました。でも、しっかり準備をしてきたので、コンディションもそれほど問題にならないはずです。タイヤに関する作業がまだ残っていますが、今日のロングランのペースはポジティブなものだったので、明日もエンジニアリング的に進歩できればいいですね。

 パトリック・ヘッド=エンジニアリング・ディレクター
 今日はタイヤに関する課題に取り組んだ。2種類のタイヤはともにコースに良く合っているようで、ハード側(今回はミディアム)のほうがより安定しているかもしれない。我々は異なるメカニカル・セッティングも試し、日曜のレースに向け方向性がかなり定まった。明日は予選にあわせてスピードを重視する。マシンの挙動は我々の期待通りだが、この位置についてコメントするのは早すぎる。明日はもっといいアイデアが浮かぶだろう。
◆フォース・インディア
 20.A・スーティル=12番手/12番手
 マシンにとても満足しているが、ソフトタイヤ(今回はスーパーソフト)にグレーニングが出る問題を抱えているので、まだリアグリップを確保するのが難しい。仕事が山積みだが、まだ初日だ。もっと上位に近づけると思うよ。トラフィックがひどくて、アタック1周目と2周目をいつも台無しにされたから、もっと速いラップタイムを刻めたという手ごたえがある。予選トップ10に食い込んで、ポイントを獲得できると信じているよ。それが今週末の僕らの目標だね。

 21.V・リウッツィ=18番手/18番手
 今日はまったく問題なかった。いちばん重要なのはコースや路面のバンプ、縁石に慣れてサーキットを学習するしてすることで、僕らは正しい方向へ進んでいると思う。バランスに少し苦しんだけれど、テストをたくさんやってタイヤの理解に努めた。コーナーの学習は進んだので、明日はもっとずっと良くなると思う。バランスがまだ決まってないので仕事は山積みだけれども、徹夜で解決策を練るよ!

◆ブラウンGP
 22.J・バトン=2番手/5番手
 今週末、またシンガポールへ来られて最高だよ。みんながナイトレースへ適応するために作業時間を変え、このチャレンジを心から楽しんでいる。今日の夜はセットアップ評価とタイヤテストのプログラムをみっちりこなした。ここは、暑さや湿度と戦いながら、サーキット特性とバリアの近さから総合的な集中力を要求される厳しいサーキットだ。重要なのはコンスタントに速いラップを刻んでいくことだが、今日はその作業に専念した。マシンのフィーリングはまずまずなので、今夜の作業でいい週末になるよう準備をしなければならない。

 23.R・バリチェロ=トップ/11番手
 最初のセッション後はマシンのフィーリングがとても良かったので、今日の内容に満足している。特にセッション2回目は、トラフィックでプログラムに影響が出てしまい、本当に忙しかった。でも誰でも条件は同じだよ。日曜の決勝に向けてレースペースに専念した。レース本番でマシンを速く走らせるためにはバランスを良くする必要があるので、一番重要なのはそのことに集中することだった。手応えはあるので、週末に備えて最適なセットアップができるはずだ。ナイトレースはシーズンのほかのレースとかなり違うので、今のところかなり楽しんでるよ。

 ロス・ブラウン=代表
 シンガポールGPは去年、初開催で成功し、今回も素晴らしいレース会場であることを証明している。そしてチーム全体が、ナイトレースで要求される特殊な条件に合わせるため、レースウイークのプログラムを調整し、いつもとは違う時間帯に作業することを楽しんでいる。今日の初日を考えると、2回のフリー走行の内容に満足している。ジェンソン(バトン)とルーベンス(バリチェロ)のマシンのフィーリングは満足できる状態であり、信頼性に関しても、2回のセッションを通じて明日の午前に作業するためのデータを豊富に集められた。このサーキットは我々のマシンに合っているので、予選に向けて最適なバランスとセットアップを施せるはず。残りの週末でのチャレンジを楽しみにしている。

◆ブリヂストン
 浜島裕英=MS&MCタイヤ開発本部長
 去年のように路面が非常に滑りやすいことが分かりました。これは路面が汚れており、まだラバーがついていないためです。今日はこのようなコンディションに苦戦しているドライバーが何人かいました。しかしながら、路面コンディションは夜のうちに大幅に改善されました。この日のラップタイムは、去年より約3秒ほど遅かったですが、これはコース改修によって、1コーナーと10コーナーがよりタイトで低速になったことが主な原因として挙げられます。ラップ・タイムは夜になると一気に短縮されており、我々はこの傾向が明日も続くと考えています。路面コンディションがコンスタントに良くなることで、チームにとっては完ぺきなセットアップを見つけるのが難しくなりますが、これで明日の結果は興味深いものになるかもしれません。スーパーソフト・タイヤはソフト・タイヤよりも速いですが、正確な違いを把握できるほどのデータを我々はまだ有していません。どちらのコンパウンドも見た目は問題なかったので、グレーニングに関して大きな問題は見られませんでした。2種類ともリアタイヤにタレがみられましたが、これは路面が滑りやすいために発生する可能性が高く、路面コンディションが良くなれば改善されるでしょう。
フリー走行3回目 気温:31℃ 路面温度:35℃ コースコンディション:ドライ 

順位 車番 ドライバー 国籍 チーム タイヤ 周回 タイム 差

1 1 Lewis HAMILTON GBR McLAREN・MERCEDES BS 15 1'47.632 --
2 15 Sebastian VETTEL GER RBR・RENAULT BS 17 1'47.909 0.277
3 16 Nico ROSBERG GER WILLIAMS・TOYOTA BS 18 1'48.332 0.700
4 2 Heikki KOVALAINEN FIN McLAREN・MERCEDES BS 14 1'48.420 0.788
5 5 Robert KUBICA POL BMW・SAUBER BS 16 1'48.501 0.869
6 6 Nick HEIDFELD GER BMW・SAUBER BS 13 1'48.526 0.894
7 23 Rubens BARRICHELLO BRA BRAWN GP BS 16 1'48.551 0.919
8 10 Timo GLOCK GER TOYOTA BS 17 1'48.673 1.041
9 12 Sebastian BUEMI SUI STR・FERRARI BS 17 1'48.754 1.122
10 9 Jarno TRULLI ITA TOYOTA BS 12 1'48.757 1.125
11 17 Kazuki NAKAJIMA JPN WILLIAMS・TOYOTA BS 17 1'48.831 1.199
12 4 Kimi RAIKKONEN FIN FERRARI BS 16 1'48.864 1.232
13 14 Mark WEBBER AUS RBR・RENAULT BS 15 1'48.876 1.244
14 22 Jenson BUTTON GBR BRAWN GP BS 17 1'48.921 1.289
15 7 Fernando ALONSO ESP RENAULT BS 15 1'49.032 1.400
16 21 Vitantonio LIUZZI ITA FORCE・INDIA BS 16 1'49.055 1.423
17 20 Adrian SUTIL GER FORCE・INDIA BS 17 1'49.122 1.490
18 11 Jaime ALGUERSUARI ESP STR・FERRARI BS 17 1'49.399 1.767
19 8 Romain GROSJEAN FRA RENAULT BS 16 1'49.641 2.009
20 3 Giancarlo FISICHELLA ITA FERRARI BS 21 1'50.039 2.407

タイヤ:BS=ブリヂストン
F1シンガポールGP、フリー走行3ではマクラーレンが最速! 

今季第14戦のシンガポールGPは、現地時間(以下、現地時間)26日、シンガポール市街地コース(1周5.067km)でグランプリ2日目を迎えた。午後7時(日本時間:午後8時)より、公式予選前最後のセッションとなるフリー走行3(1時間)が行なわれ、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録している。

夕暮れが迫るサーキットは、気温31℃、路面温度35℃のドライコンディション。

徐々に闇が濃くなる中、L.ハミルトンがセッション終盤に1’47.632を叩き出しトップに立った。レッドブルのセバスチャン・ベッテルが同じく1分47秒台で2番手に続き、3番手はウィリアムズのニコ・ロズベルグ。L.ハミルトンのチームメイト、ヘイッキ・コバライネンも4番手と好位置につけている。

ブラウンGPはルーベンス・バリチェッロが7番手の一方、ジェンソン・バトンが14番手で、レッドブルのマーク・ウェーバーは13番手。フェラーリはキミ・ライッコネン12番手、フェリペ・マッサの代役を務めるジャンカルロ・フィジケラは唯一1分50秒台を切れず、20番手に終わった。

トヨタのティモ・グロックは8番手、ヤルノ・トゥルーリ10番手、ウィリアムズの中嶋一貴11番手となっている。

この後、2時間のインターバルを挟み午後10時(日本時間:午後11時)より公式予選が開始される。翌日、27日に行なわれる決勝レースのスターティンググリッドに注目が集まる。
予選 気温:30℃ 路面温度:30℃ コースコンディション:ドライ 

順位 車番 ドライバー 国籍 チーム タイヤ タイム/周(下段) First Second Third 計

1 1 Lewis HAMILTON GBR McLAREN・MERCEDES BS 1'46.977
5 1'46.657
5 1'47.891
4 14
2 15 Sebastian VETTEL GER RBR・RENAULT BS 1'47.541
5 1'46.362
7 1'48.204
5 17
3 16 Nico ROSBERG GER WILLIAMS・TOYOTA BS 1'47.390
7 1'46.197
3 1'48.348
5 15
4 14 Mark WEBBER AUS RBR・RENAULT BS 1'47.646
8 1'46.328
6 1'48.722
5 19
5 23 Rubens BARRICHELLO BRA BRAWN GP BS 1'47.397
8 1'46.787
7 1'48.828
5 20
6 7 Fernando ALONSO ESP RENAULT BS 1'47.757
7 1'46.767
5 1'49.054
5 17
7 10 Timo GLOCK GER TOYOTA BS 1'47.770
7 1'46.707
6 1'49.180
5 18
8 6 Nick HEIDFELD GER BMW・SAUBER BS 1'47.347
8 1'46.832
6 1'49.307
5 19
9 5 Robert KUBICA POL BMW・SAUBER BS 1'47.615
7 1'46.813
6 1'49.514
5 18
10 2 Heikki KOVALAINEN FIN McLAREN・MERCEDES BS 1'47.542
6 1'46.842
7 1'49.778
5 18
11 17 Kazuki NAKAJIMA JPN WILLIAMS・TOYOTA BS 1'47.637
8 1'47.013
6 14
12 22 Jenson BUTTON GBR BRAWN GP BS 1'47.180
8 1'47.141
8 16
13 4 Kimi RAIKKONEN FIN FERRARI BS 1'47.293
8 1'47.177
6 14
14 12 Sebastian BUEMI SUI STR・FERRARI BS 1'47.677
9 1'47.369
7 16
15 9 Jarno TRULLI ITA TOYOTA BS 1'47.690
7 1'47.413
6 13
16 20 Adrian SUTIL GER FORCE・INDIA BS 1'48.231
10 10
17 11 Jaime ALGUERSUARI ESP STR・FERRARI BS 1'48.340
9 9
18 3 Giancarlo FISICHELLA ITA FERRARI BS 1'48.350
11 11
19 8 Romain GROSJEAN FRA RENAULT BS 1'48.544
10 10
20 21 Vitantonio LIUZZI ITA FORCE・INDIA BS 1'48.792
8 8

PP Time:Lewis HAMILTON(McLAREN・MERCEDES) 1'47.891(169.270km/h)
Fastest Lap Overall:Nico ROSBERG(WILLIAMS・TOYOTA) 1'46.197(171.970km/h)

タイヤ:BS=ブリヂストン
タイムの下段の数字は周回数、計は総周回数
車番 ドライバー 国籍 チーム タイヤ 予選順位 予選後重量(kg) 予想燃料量(kg)

1 Lewis HAMILTON GBR McLAREN・MERCEDES BS 1 660.5 55.5
15 Sebastian VETTEL GER RBR・RENAULT BS 2 651.0 46.0
16 Nico ROSBERG GER WILLIAMS・TOYOTA BS 3 657.5 52.5
14 Mark WEBBER AUS RBR・RENAULT BS 4 654.5 49.5
23 Rubens BARRICHELLO BRA BRAWN GP BS 5 655.5 50.5
7 Fernando ALONSO ESP RENAULT BS 6 658.0 53.0
10 Timo GLOCK GER TOYOTA BS 7 660.5 55.5
6 Nick HEIDFELD GER BMW・SAUBER BS 8 650.0 45.0
5 Robert KUBICA POL BMW・SAUBER BS 9 664.0 59.0
2 Heikki KOVALAINEN FIN McLAREN・MERCEDES BS 10 664.5 59.5
17 Kazuki NAKAJIMA JPN WILLIAMS・TOYOTA BS 11 680.7* 75.7
22 Jenson BUTTON GBR BRAWN GP BS 12 683.0* 78.0
4 Kimi RAIKKONEN FIN FERRARI BS 13 680.5* 75.5
12 Sebastian BUEMI SUI STR・FERRARI BS 14 678.0* 73.0
9 Jarno TRULLI ITA TOYOTA BS 15 690.9* 85.9
20 Adrian SUTIL GER FORCE・INDIA BS 16 693.0* 88.0
11 Jaime ALGUERSUARI ESP STR・FERRARI BS 17 683.5* 78.5
3 Giancarlo FISICHELLA ITA FERRARI BS 18 678.5* 73.5
8 Vitantonio LIUZZI ITA FORCE・INDIA BS 20 656.0* 51.0
21 Romain GROSJEAN FRA RENAULT BS 19 683.0* 78.0
F1シンガポールGP、波乱含みのナイトレース予選でマクラーレンが2戦連続ポール!

F1第14戦シンガポールGP予選、ランキングリーダーのJ.バトンがQ2で姿を消し、Q3ではR.バリチェッロがクラッシュとブラウンGP勢には厳しい展開の中、L.ハミルトン(中央)が2戦連続のポールを獲得している(C)RED BULL RACING(ISM)

F1カレンダー唯一のナイトレースとなる2009年第14戦シンガポールGPは、現地時間(以下、現地時間)26日にシンガポール市街地コース(1周5.067km)で2日目を迎えた。午後10時(日本時間:午後11時)より決勝レースのスターティンググリッドを決める公式予選が行なわれ、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが、前戦イタリアGPに続いて今季3度目、自身通算16度目のポールポジションを獲得している。

予選開始時のサーキットは気温30℃、路面温度30℃のドライコンディション。

Q1はL.ハミルトン、Q2ではウィリアムズのニコ・ロズベルグがそれぞれトップタイムを叩き出す。一方、ランキングをリードするブラウンGPのジェンソン・バトンだが、まさかのQ2落ちを喫し、最終的に12番手に終わってしまう。そしてQ3、1回目のアタックでL.ハミルトンが1’47.891と唯一の1分47秒台でトップに立ち、各マシン2度目のアタックへ。ここでブラウンGPのルーベンス・バリチェッロがクラッシュ。コース上にマシンが止まり、残り時間26秒で赤旗中断となる。実質的にこのままセッションが終了し、L.ハミルトンの2戦連続のポールが決まった。2番手は4戦ぶりのフロントローとなったレッドブルのセバスチャン・ベッテルで、N.ロズベルグが今季ベストの3番手、レッドブルのマーク・ウェーバーが4番手で、R.バリチェッロは最終的に5番手、マクラーレンのヘイッキ・コバライネンは10番手だった。

なお、R.バリチェロはギアボックス交換で5グリッド降格のペナルティを受けるため、10番グリッドへ移動となる。

フェラーリはキミ・ライッコネンがQ2止まりで13番手、フェリペ・マッサの代役を務めるジャンカルロ・フィジケラはQ1で姿を消し18番手となっている。

日本勢でQ3進出を果たしたのは、トヨタのティモ・グロックのみで、7番手につけた。ウィリアムズの中嶋一貴とトヨタのヤルノ・トゥルーリはQ2で姿を消し、それぞれ11番手、15番手で予選を終えている。

注目の決勝レースは、27日の午後8時(日本時間:午後9時)より行なわれる。
◆マクラーレン
 1.L・ハミルトン=PP
 全く素晴らしい結果だよ。技術的なアップグレードをいくつか行なったが、それがどの程度効果があるかは分からなかった。特に初日のフリー走行後は、全く分からなかった。PPを決めたアタックはかなりリラックスしてたよ。路面が改善されるにつれてどんどんマシンが良くなっていくので、セッションが中断されなければ、最後のアタックでもっと速いタイムを出せたはずだ。今日はPPを獲れるなんて思っていなかった。でも僕らのペースは本当にいいんだ。他のドライバーがどの程度の燃料量で走行していたか知る必要があるけれど、明日はベストポジションからレースに臨むし、今日の内容にもとても自信を感じている。

 2.H・コバライネン=10番手
 かなり残念な結果だよ。Q2までは順調だったんだ。思ったほどいいタイムが出なかったとはいえね。Q3では、最初のアタックでは十分なラップを刻めなかった。ハード側(今回はソフト)のタイヤでやったんだけど、速さが足りなかったね。しかも2回ミスしてしまった。だから2回目のアタックは、ソフト側(今回はスーパーソフト)のニュータイヤを履いて、すべてをかけるつもりだった。明日は厳しいレースになりそうだ。10番手スタートはかなり厳しいけれど、今はもうやれることは何もないので、明日は全力で頑張るだけだ。

◆フェラーリ
 3.G・フィジケラ=18番手
 確かにこの結果は残念だよ。いい結果を残したいと本気で思っているのに、このマシンに対する自信を感じられないんだ。むしろまるで自分が操られているような感じになる。こんな難しいコースだと、ひときわ限界ギリギリまでプッシュする自信が持てないんだ。基本的に18番手スタートというのは、相当きびしいレースになると予想できる。入賞できれば御の字だけど、それすら達成するのがかなりタフな目標だよ。

 4.K・ライコネン=13番手
 残念ながら、今日はQ3へ進出できるほどの速さがなかったので、僕らがやれることはほとんどなかったよ。他のマシンがレースごとに進歩しているから、F60の開発停止という決断がかなり高くつくのは自明の理だ。ここはオーバーテークがかなり難しく、明日は厳しいレースが予想されるので、ポイントゲットは相当難しいだろう。ただ、このようなコースでは何が起きるか分からないのも事実なので、ベストを尽くしてあらゆるチャンスを最大限に生かすよ。ここ数戦で見せたようないいスタートを切れれば、それも役に立つかもしれないね。タイヤに関しては、レース中に状況が改善されそうだとはいえ、ソフト側(今回はスーパーソフト)のタイヤだと磨耗にトラブルを抱える可能性も考えられる。

◆BMWザウバー
 5.R・クビツァ=9番手
 僕らの予選の成績が、ルーベンス・バリチェロのアクシデントによって出された赤旗の影響を受けたのは間違いない。たくさんのドライバーが似たような状況だと思うよ。トップ10予選(Q3)の最初のアタックで、僕らは硬い方(今回はソフト)のタイヤを使ったんだ。そのせいで僕らはかなりタイムロスした。プライム(今回はソフト)タイヤだと、最初の2つのコーナーだけで、オプション(今回はスーパーソフト)タイヤよりコンマ2秒は遅いからね。明日はすごく難しいレースになるだろう。このコースはすごく走りがいがあるよ。強いグリップ力とブレーキングの安定性が求められる。たくさんのコーナーがあるし、常にマシンと格闘している状態だから、精神的にもすごくきつい。明日はタイヤのタレとオーバーヒートが起きるかどうかによって大きく違ってくるだろうね。

 6.N・ハイドフェルト=8番手
 今シーズンは良くない結果が続いているので、また(予選)トップ10に入れて良かったように思うけれど、僕はすごくがっかりしている。マシンが改善され、Q1とQ2では全てがうまくいっているように見えた。でもQ3では赤旗が出たせいで、ソフト側(今回はスーパーソフト)のタイヤの利点を生かせなかった。アタックを始めて最初の数コーナーで、はっきりとタイムを大幅に更新できるという手ごたえがあったのに、ルーベンス・バリチェロがクラッシュしてセッションは中断。後から考えれば、もっと早くソフトタイヤを投入すれば良かったんだろうね。でも、コースコンディションが一番良いのはセッションのラスト数分なわけで、そのアドバンテージを捨てたくなかった。運が悪かったよ。
◆ルノー
 7.F・アロンソ=6番手
 5番手は、僕らにとっていいスターティング・グリッドだよ。明日は表彰台争いは難しいかもしれない。でもトップ5フィニッシュなら現実的な目標となってくるだろう。フリー走行でのレースペースはあまり良くなかったので、明日に向けてもう少し改善する必要がある。それがダメなら、この5番手を守り切るつもりなので、防戦一方のレースになるだろうね。

 8.R・グロジャン=19番手
 ブレーキにトラブルを抱えてしまい、チームが解決しようと頑張ってくれたが、結局は難しいセッションになってしまった。19番グリッドがこのマシン本来の速さを表しているなんて思っていないので、レースではもっと前に出られることを期待しているよ。気持ちは前向きなままだし、この厳しいコースで貴重な経験を積みたいと思っている。

◆トロロッソ
 11.J・アルグエルスアリ=17番手
 とてもうまくいった。僕らはどんどん速くなっているよ。これ以上の結果を出すのはかなり難しかったけれど、コースへ出るたびにどんどん走りやすくなっていった。マカオを別にして、ここは今まで僕がドライブした中でいちばん難しいサーキットだよ。ストリートサーキットだから、明日は何が起きるか分からないので、なるべくいいレースができるようにしたいね。

 12.S・ブエミ=14番手
 セッションをミスなくスムーズに運んだのでとても満足しているよ。マシンの力を最大限に引き出し、トゥルーリの前に出られて嬉しい。久しぶりにまたQ2へ進出できたのも嬉しいね。これからレース戦略に取り組み、本番でいいスタートを切って、ピットストップをうまくやらなきゃね。

◆トロロッソ
 14.M・ウェーバー=4番手
 最初のアタックでグリッドが決まるなんて思わないから、誰もが常にちょっと余裕を残して走っていると思う。僕はピカピカのタイヤを履いて、2回目のアタックに賭けていた。誰が新品のタイヤを履いていたかはわからないけれど、僕らは4番手だし、もっと悪い結果もあり得たわけだからね。今週末の僕のクルーたちは完全無欠のスーパースターだよ。昨日のアクシデントの後、厳しい作業環境のなかでマシンを元に戻してくれた。明日は彼らの働きに報いるためにもやる気満々で走るよ。

 15.S・フェテル=2番手
 残念ながら、ニュータイヤで最初のアタックをしている最中に赤旗が提示された。その前はユーズドタイヤを履いていたが、アタックを抑えていたわけでもリラックしていたわけでもなかった。それでも、最終的には、予選でまた上位につけられたのだから素晴らしいよ。しかもストリートサーキットでね。マシンは週末を通してとても調子がいいので、手応えを感じている。赤旗中断は残念だったけれど、明日もプッシュし続けるよ。まあ見てて。長くてタフなレースになるだろうけれど、僕らは全力を尽くすつもり。だから楽しみにしているんだ。

◆ウィリアムズ
 16.N・ロズベルグ=3番手
 素晴らしい1日になったよ。フリー走行や予選Q1になってもマシンのセットアップを調整したのが功を奏した。予選では、Q2で一気に花開いて、スーパーラップを刻んだ。Q3は燃料が重くて簡単じゃなかったけれど、これは多くの開発作業のたまものだと思う。表彰台フィニッシュへ近づいたこと、そしてじきに優勝争いもできるかもしれないところまできたことに満足している。3番手は素晴らしいスタート位置だし、路面のクリーンな側のグリッドなので、それがカギとなることを証明することになるかもしれない。

 17.中嶋一貴=11番手
 Q3進出を逃し、11番手にとどまったことにフラストレーションを感じます。マシンにはポテンシャルがあります。タイヤのウオームアップでそれを引き出せればいいのですが、ラップのいたるところで苦しんでいます。とはいえ、明日はこのポジションからポイントゲットするチャンスはあると思っています。

 パトリック・ヘッド=エンジニアリング・ディレクター
 今夜はQ3で赤旗中断があり、Q2でしかニコ(ロズベルグ)本来の速さが見られなかったが、素晴らしい予選パフォーマンスを発揮した。そのため私も彼も満足しており、明日のレースでもいい結果を残してくれると期待している。一貴はQ3進出を逃したが、よい燃料戦略を用意しているので、明日はポイント圏内でレースできるだろう。昨日のフリー走行から、FW31に投入された改良パーツが功を奏していることが分かるので、開発の方向性が正しく、チーム全員がいい仕事をしたことが、この進歩を支えている。
◆フォース・インディア
 20.A・スーティル=16番手
 見ての通り、僕らはストレート・スピードが伸びるので、スパやモンツァのような高速サーキットではいまでもすごく速い。でもここはダウンフォースが全てだ。モナコにすごく似ているコースだけれど、コーナー数が多いだけじゃなく、距離が2倍近くある。それが僕らが1周走る間に大きくタイムをロスする理由だよ。今週末はずっとグリップ力に問題を抱えてきた。もうちょっと戦闘力があると思っていたけど、全体のタイムがきん差で、トラフィックで少しでもタイムロスするとすぐに後方へ沈んでしまう。ベストタイムで走れていた時、セクター2でジャンカルロ(フィジケラ)が前を走っていて、いくらかタイムロスしてしまった。レースも難しいものになるだろうけど、僕らにできることを探してみようじゃないか。長いレースになるし、どんなことでも起こりうる。ベストを尽くすつもりだ。

 21.V・リウッツィ=20番手
 スパやモンツァのような低ダウンフォース・コースと比べて、こういうタイプのサーキットではもっと苦戦するだろうとは思っていた。でもこれほどとは予測していなかったね。トラクション不足で苦しんでいるし、正しいバランスを見つけることができなかった。エイドリアン(スーティル)も僕も々問題を抱えている。ベストタイムを出した時はかなりクリーンな状態で走れたし、たぶんそのアタックでコンマ2、3秒は削れた。でもこのタイムでQ2に進むことはかなり難しかったよね。燃料を積めばマシンの戦闘力はもっと上がるけれど、グリッドを考えると厳しいレースになるだろうね。でもこういうサーキットではアクシデントが起きやすいし、レースペースもマシンバランスも良ければポイントを獲れる可能性もある。市街地コースではいつもちょっと妙なレースになるから僕らもまだ諦めないよ。

◆ブラウンGP
 22.J・バトン=12番手
 今日の予選はフラストレーションのたまるものになった。Q1ではマシンのフィーリングがとても良かったので2番手につけ、それはポジティブだった。少しアンダーステアが出ていたので、Q2に向けて変更を加えたら、ブレーキングでのマシンの状態がかなり難しくなり、7コーナーの進入で左フロントタイヤがロックしてしまい、かなりタイムロスした。その後、フロントタイヤにフラットスポットができて、それ以上タイムを更新することができず、そこで予選は終わってしまった。明日は全力を尽くすけれど、12番手スタートじゃタフなレースになりそうだ。

 23.R・バリチェロ=5番手
 今日の予選はいろいろあったけれど、10番グリッドからのスタートなのでまだ前向きに考えている。起こったことを考えると、かなりいい結果だと思う。Q2終了後にマシンにトラブルを抱えていた。Q2で縁石に激しくヒットしてしまい、その時フロアーにダメージを受けたようで、セッション終了時にはマシンのフィーリングがおかしくなっていた。速さに苦しんでいたので、ダメージを恐れずプッシュしなければならないと思って臨んだQ3最初のアタックは、素晴らしいものになった。Q3最後のアタックも全力で走ったよ。ただ、マシンがボトミング(底打ち)してしまい、コントロールを失ってウオールに突っ込んでしまった。そのことは悔やまれるけれど、マシンは問題ないはずなので、明日のレースを楽しみにできるよ。

 ロス・ブラウン=代表
 今夜のシンガポールの予選は、チームにとって厳しいものになった。予選前にルーベンス(バリチェロ)のマシンのギア・ボックスを交換するという決断をした。これは、ここがギア・ボックスに極めて過酷なサーキットであり、さらなるダイナモメーターのシミュレーションを行なった結果、これ以上同じギア・ボックスを使い続けることはリスクが高いと出たからだ。2人のドライバーとも順調にQ1を突破したが、その後のQ2ではマシンのバランスが取れずに苦しんだ。ルーベンスは最後にアタックを決めたが、ジェンソン(バトン)は今日1日、ずっとアンダーステアに悩まされた。予選前に彼のマシンに大きな変更を加えたが、それがトップ10入りを不可能にした。Q3ではもっと戦闘力が上がると期待していたものの、ルーベンスのアクシデントがあり、いい1日とはならなかった。明日は戦い抜いて、我々がどれだけばん回できるか見守らなければならない。
◆ブリヂストン
 浜島裕英=MS・MCタイヤ開発本部長
 データを詳細に調査しなければなりませんが、今日は路面コンディションが常に変わり続けたのかもしれません。路面コンディションが良くなり、グリップが上昇したため、クルマのセットアップに苦労したチームもあったかもしれません。マシンバランスが変わった可能性もありますので、今日も大変な1日だったと思いますが、これがこのサーキットの良い意味での難しさです。まだはっきりとは言えませんが、昨年もここではレース中に路面コンディションがかなり向上しました。最初は昨日ほどスーパーソフト・タイヤの性能の落ちが大きいようには見えませんでしたが、今日は特にリアの性能の落ちが大きいようです。しかし、ここは容易に正解が見つかるサーキットではありません。チームもデータをしっかりと分析してから明日の戦略を決めるのではないでしょうか。
決勝 天候:晴れ 気温:30℃ 路面温度:32℃ コースコンディション:ドライ 

順位 車番 ドライバー 国籍 チーム タイヤ 周回 タイム/差 ベストラップ G

1 1 Lewis HAMILTON GBR McLAREN・MERCEDES BS 61 1:56'06.337 1'48.345 PP
2 10 Timo GLOCK GER TOYOTA BS 61 9.634 1'48.396 6
3 7 Fernando ALONSO ESP RENAULT BS 61 16.624 1'48.240 5
4 15 Sebastian VETTEL GER RBR・RENAULT BS 61 20.261 1'48.398 2
5 22 Jenson BUTTON GBR BRAWN GP BS 61 30.015 1'48.369 11
6 23 Rubens BARRICHELLO BRA BRAWN GP BS 61 31.858 1'48.598 9
7 2 Heikki KOVALAINEN FIN McLAREN・MERCEDES BS 61 36.157 1'49.283 8
8 5 Robert KUBICA POL BMW・SAUBER BS 61 55.054 1'48.847 7
9 17 Kazuki NAKAJIMA JPN WILLIAMS・TOYOTA BS 61 56.054 1'49.371 10
10 4 Kimi RAIKKONEN FIN FERRARI BS 61 58.892 1'48.391 12
11 16 Nico ROSBERG GER WILLIAMS・TOYOTA BS 61 59.777 1'48.352 3
12 9 Jarno TRULLI ITA TOYOTA BS 61 73.009 1'48.816 14
13 3 Giancarlo FISICHELLA ITA FERRARI BS 61 79.890 1'49.417 17
14 21 Vitantonio LIUZZI ITA FORCE・INDIA BS 61 93.502 1'49.852 19
11 Jaime ALGUERSUARI ESP STR・FERRARI BS 47 DNF 1'52.483 16
12 Sebastian BUEMI SUI STR・FERRARI BS 47 DNF 1'50.636 13
14 Mark WEBBER AUS RBR・RENAULT BS 45 DNF 1'49.319 4
20 Adrian SUTIL GER FORCE・INDIA BS 23 DNF 1'52.623 15
6 Nick HEIDFELD GER BMW・SAUBER BS 19 DNF 1'51.346 Pit
8 Romain GROSJEAN FRA RENAULT BS 3 DNF 1'57.192 18

Fastest Lap:Fernando ALONSO(RENAULT) 1'48.240(168.725km/h) Lap:53
タイヤ:BS=ブリヂストン
G=グリッド
F1シンガポールGP 2年目のナイトレースはマクラーレンがポール・トゥ・ウィン、トヨタ表彰台!

F1第14戦シンガポールGP、タイトルを争うブラウンGPとレッドブルの2チームが苦戦する一方、昨年王者のL.ハミルトン(中央)は余裕の走りでポール・トゥ・ウィンを決めた(C)Toyota Motorsport GmbH.(ISM)

F1カレンダー唯一のナイトレースとなる2009年F1第14戦のシンガポールGPは、現地時間(以下、現地時間)27日、シンガポール市街地コース(1周5.067km)で決勝日を迎えた。午後8時(日本時間:午後9時)より61周の決勝レースが行なわれ、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが、1時間56分06秒337(平均速度159.845km/h)で第10戦ハンガリーGP以来の今季2勝目、通算11勝目をポール・トゥ・ウィンで飾った。また、トヨタのティモ・グロックが自己ベストタイの2位表彰台を獲得している。

スターティンググリッドには変更があった。前日ギアボックスを交換したブラウンGPのルーベンス・バリチェッロは5グリッド降格、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドがバラストにミスがあったことが発覚し、エンジンとギアボックスを交換し10グリッド降格のペナルティが科された結果、R.バリチェッロは9番グリッドにつき、N.ハイドフェルドはピットレーンスタートを選んでいる。

レース中、セーフティカーが出動する場面もあったシンガポールGPだが、トップのL.ハミルトンは他チームの混乱をよそにまったく隙を見せず、ポール・トゥ・ウィンでシンガポールGPを制した。2位はT.グロックで、自身にとって今季2度目、トヨタにとって第4戦バーレーンGP以来10戦ぶりの表彰台をつかんでいる。ルノーのフェルナンド・アロンソが3位に入り、昨年の故意クラッシュ事件の舞台となった因縁のコースで今季初表彰台に上った。

レッドブルは、セバスチャン・ベッテルがピットレーンの速度違反でドライブスルーペナルティを科されるも、かろうじて4位でタイトル争いにわずかな望みをつないでいる。一方、マーク・ウェーバーはリタイアでタイトル獲得の可能性は完全に消滅した。

ブラウンGPはレース終盤にブレーキトラブルに見舞われながら完走を果たし、ジェンソン・バトンが5位でルーベンス・バリチェッロ6位。この結果、今季のタイトルの可能性を残すのは『84』ポイントでランキングリーダーのJ.バトン、R.バリチェッロ『69』、S.ベッテル『59』の3名に絞られた。

R.バリチェッロ以降の入賞圏内は、7位マクラーレンのヘイッキ・コバライネン、8位BMWザウバーのロバート・クビサ。

ウィリアムズの中嶋一貴は今季ベストタイの9位もポイント獲得には至らず、トヨタのヤルノ・トゥルーリは12位完走となった。フェラーリはキミ・ライッコネン10位、ジャンカルロ・フィジケラ13位でポイントを逃している。

なおフォース・インディアのエイドリアン・スーティルとクラッシュしてリタイアしたN.ハイドフェルドは、自身の持つF1史上最多の連続完走記録が41戦でストップした。
◆マクラーレン
 1.L・ハミルトン=優勝
 素晴らしい週末を完ぺきな形で締めくくった。今回はどのドライバーにとっても身体的にかなり辛いレースになったと思うが、僕にとってはかなり楽な展開だった。いいスタートを切り、後続との差を広げることができて、しかも僕の後ろにいるドライバーよりもスティントが長いことは分かっていたんだ。それでかなりラクにレースをコントロールしたよ。チームが無線でKERSに小さなトラブルがあると伝えてきたけれど、コックピット内でのトラブルはなかったので、KERSを切ったが、その後また作動することができた。その後は順調に動いたよ。今回はいい結果を期待してここへ来た。そしてモンツァの最終ラップでの雪辱を晴らしたかった。ついにやったよ!

 2.H・コバライネン=7位
 スタートからゴールまで何の問題もなかった。とても安定していたと思うけど、これ以上速く走ることはできなかったね。このマシンに可能なペースで走った。タイヤがタレないようにするのに苦しんだし、もしこれ以上ペースを上げればマシンのバランスが崩れてしまうんだ。だからコーナでスピードを出すことができなかった。僕は今、マシンを改善することに専念しているので、良い結果を出すことができた。チームとしては、このレースからいろいろと収穫を得たと思う。何より僕らのマシン性能は週末を通してずっと素晴らしかったし、ルイス(ハミルトン)の勝利でその性能が疑いのないものであることが証明された。でも正直に言えば、僕の週末は昨日の予選で台無しになっていたんだ。それがとても残念だったよ。

 マーティン・ウィトマーシュ=代表
 このレースウイークでルイス(ハミルトン)が成し遂げた“ファンタスティックな仕事”に、誰も驚きはないだろう。初日に少しトラブルがあったため、チームはその日の夜から土曜の朝にかけて、ルイスのマシンを完全に作り変えるというぼう大な作業を行なった。そして、彼の素晴らしいPPアタックが組み合わさった結果、今日の確実な勝利につなげることができた。速さは完ぺきだった。そしてこの日のルイスは堂々と職務を遂行した。チームとともに作業し、PPからレースをコントロールすることができた。そしてニコ(ロズベルグ)とセバスチャン(フェテル)からプレッシャーをかけられた時ですら、我々は常に自信にあふれていた。要するに、ルイスだけではなく、チームにとっても素晴らしい勝利だったと言える。ニューパーツをデザインして製作する場合、最新の改良版にするために時間との戦いが求められるが、その中で正確性と信頼性も達成したのは本当に見事だ。実際、ルイスを誇りに思うことと同じくらい、チームを誇りに思う。ヘイキ(コバライネン)に関しては、昨日の予選で不運に見舞われたものの、今日は10番グリッドから、難しい状況で堅実なパフォーマンスを発揮し、その結果、貴重なポイントを稼いでくれた。

◆フェラーリ
 3.G・フィジケラ=13位
 精神的にも肉体的にもとても厳しいレースだった。このマシンのスタンダードなペースが発揮できず、コックピットで奮闘した。それにグリップ不足でマシンがコースオフしないようにするのに苦しんだんだ。レース終盤にソフト側(今回はスーパーソフト)のタイヤを履いたら、マシンのハンドリングが改善され、いいラップタイムが出るようになった。それまでスーティルに引っかかっていたので、最初のピットストップでトラフィックから抜け出そうとしたが、その後のセーフティーカー導入で、期待したような展開にはならなかった。今回はモンツァほどKERSの効果がなかったよ。スタートで1台マシンをパスできたけれど、その後は主に自分のポジションを守るために使った。これから常設のサーキットである鈴鹿へ向かう。あるレースではマシンが強くても次のレースでは弱くなるという、今シーズンの状況を考えると、予想するのは難しいね。

 4.K・ライコネン=10位
 これ以上の結果は出せなかった。全くグリップせず、マシンは常に滑っているような状態だった。最終スティントで、ソフト側(今回はスーパーソフト)のタイヤを履いたら状況が少し良くなったけれど、その時点ではもう遅すぎた。何度かナカジマに迫り、リスクを冒してパスしようとしたが、今回は前のドライバーがミスしない限りオーバーテークはかなり難しかった。来週の鈴鹿で状況が大きく変わるとは思えない。あそこもマシンにとても厳しいサーキットだし、空力面に関して僕らは劣っているしね。それでも精いっぱい頑張るつもりだ。
◆BMWザウバー
 5.R・クビツァ=8位
 とても大変なレースだった。僕にとってはセーフティーカー(SC)導入のタイミングがかなり悪かった。SC出動の直前に給油をしたので、2つ3つポジションを落としてしまったんだ。これに加えてリアタイヤのタレがひどいという問題を抱えていた。結果的に、最後のスティントの特にラスト10〜15周のペースが上がらず、ポジションを守るのに必死だった。正直なところ、僕の人生でいちばん獲得が難しい1ポイントだったよ。

 6.N・ハイドフェルト=19周リタイア
 (この結果は)エイドリアン・スーティルのせいであることは間違いない。彼がイン側からぶつかってきたのをはっきり見たし、後からテレビで見てもそうだった。彼はスピンして後ろ向きになり、ちょうど進行方向へ向きを戻しているところで、僕のマシンへ直進してきたんだ。あれではどうすることもできないよ。僕にはこのアクシデントを避ける術はなかった。僕のマシンは目いっぱい燃料を積んでいたんだ。後方集団のスピードはとても遅かったから、僕はかなり早い段階で燃費走行を始めた。どうせオーバーテークは不可能だったしね。今日は期待していた結果に遠く及ばなかった上、あんな馬鹿みたいなアクシデントのせいで完走することさえできなかった。

◆ルノー
 7.F・アロンソ=3位
 チームにとってポジティブになれる、そして数週間前のことを忘れられる素晴らしい結果になった。いいスタートを切り、レースを通じて素晴らしいペースで走って、いい戦略と堅実なレースの結果、3位でフィニッシュした。エンストン(英国)やヴィリシャチオン(フランス)のみんな、そしてサーキットのスタッフのみんなが素晴らしい仕事をしてきて、それが今日むくわれた。これから上機嫌で鈴鹿へ向かうよ。

 8.R・グロジャン=3周リタイア
 残念なレースウイークになった。マシンがおかしくて、レース前に解決したと思っていたブレーキ・トラブルが再発した。いいスタートを切ったものの、1周目はブレーキが利かないように感じられ、チームにリタイアをお願いした。僕自身は問題なかったし、このコースとナイトレースを楽しんでいたから、最悪な結末だったよ。来週の日本GPに備え、これからハードワークをこなしてマシンの調子を取り戻さないとね。
◆トヨタ
 9.J・トゥルーリ=12位
 あまりいいレースにできず、今日は本当にタフだった。最初のピットストップで、トラフィックから抜け出した際にセーフティーカー導入となってしまい、タイミングが良くなかったね。今週末はずっとトラクションがかからず、マシンの戦闘力をアピールできなかった。でも、ティモ(グロック)が2位を獲得したことは、貢献してくれたチームの皆にとって、とても素晴らしいことだ。ティモが素晴らしいレースをして表彰台を獲得したことは、コンストラクターズ選手権争いでもプラスになるだろう。

 10.T・グロック=2位
 僕らは本当にいい週末を過ごした。この結果はチームにとって素晴らしいごほうびだよ。予選はまずまずだったものの、レースペースは良かったので、チームと僕自身にとってとても嬉しい結果になった。オープニングラップでフェルナンド(アロンソ)の前に出ることが重要だったのに、スタートでそれができず残念に思っていたんだ。すると彼がマーク(ウェーバー)とバトルしているのが見えたから、思い切ってインに飛び込み彼をパスしたんだ。それが功を奏して、その後は戦略がうまくはまった。僕のレースのハイライトだったね。レース中はずっと集中し続け、ミスをしなかった。これが日本GPを直前に控えたトヨタにとって、素晴らしい結果につながった。チーム全員、メカニックやエンジニアだけじゃなく、ケルンや日本で支えるスタッフのみんなにとって大事な結果になった。今日のマシンはパッケージが新しくなったことで調子が良かったので、鈴鹿でも高い戦闘力を発揮できると思う。

 新居章年=シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
 今日の表彰台はティモ(グロック)の素晴らしい走りと、クルマを準備し、送り出してくれたチーム全員の頑張りの結果だ。ストラテジーもピット作業も完ぺきで、ティモはそれにきっちり応えてくれた。サーキットの特性から、タイヤの使い方、ブレーキの使い方が大きなポイントだったが、クルマの状況、レースの展開に合わせて、適切なコントロールをすることができた。またヤルノ(トゥルーリ)はポイントに届かなかったが、最後まで粘り強い走りを見せてくれた。何よりも来週の日本GPに向けて大きな弾みとなり、ドライバーを含めチーム全員が強い気持ちで臨むことができる。

 山科忠=TMG会長 兼 チーム代表
 表彰台に返り咲き、上位グループで戦えたことは、大変喜ばしいことだ。今週末、ティモ(グロック)だけではなく、チーム全員がとても素晴らしい仕事をしてくれた。今日のティモは、ピットストップ、レース運びともに完ぺきだった。ヤルノ(トゥルーリ)もベストを尽くしたが、予選の後も、いろいろ難しい面があった。再び表彰台に立てたことは、我々のホームグランプリである日本GPを目前にして、とても満足のいく結果となった。鈴鹿は、シンガポールのサーキットよりも我々のマシンに合っているので、より競争力があるだろう。今回の素晴らしい結果をもたらしたチーム全員に感謝すると共に、また次週も好結果が出せるように頑張りたい。

◆トロロッソ
 11.J・アルグエルスアリ=47周リタイア
 今日はいい結果を残すのが難しかっただろうね。レースでは路面コンディションが難しく、暑さがかなり厳しかったからね。僕は自分のペースで走っていたが、ブレーキ・トラブルが発生してストップした。これから向かう鈴鹿は、テクニカル・トラブルを抱えることなくレースを完走し、もっといい結果を残したい。

 12.S・ブエミ=47周リタイア
 スタートはうまくいったよ。キミ(ライコネン)をパスして順調だった。でも第1スティント終盤にタイヤのタレが始まった。最初のピットストップはうまくいって12番手でコースへ復帰した。その後セーフティーカーが導入され、コース上はシャッフルされた。そしてまたキミの後ろになってしまい、2回目のピットストップまで必死にプッシュしていたんだけど、全く給油されていないというトラブルに見舞われ、またピットへ入るはめになった。結局はギア・ボックスの問題でレースを切り上げた。いい結果を残せたかもしれないレースで信頼性の問題を抱えるのは、本当に残念だ。
◆レッドブル
 14.M・ウェーバー=45周リタイア
 ブレーキ・トラブルの疑いがあり、ピットへ入った時に、クルーが視覚でチェックした。何とか続行できそうに思えたのだけれど、ミスしたためリタイアした。クルーは全力を尽くしてくれたよ。トラブルが出た瞬間、リタイアしたも同然だと思ったし、それでも走れていたから残念だよ。オープニングラップは、ストリートサーキットで期待されるような攻撃的な走りをした。7コーナーではフェルナンド(アロンソ)とちょっとしたバトルがあって、そろってコースをはみ出したよ。結局、その9周くらい後に、僕はフェルナンドとのポジションを元に戻さなければならなくなったが、残念ながら、その時にはフェルナンドとの間にグロックがいて、2台そろって行かせるはめになった。僕のレースはそこでかなり妥協せざるを得なくなった。あのアクシデントは50/50だと僕は思ったんだけれど、レース・スチュワードは僕がフェルナンドとグロックを行かせるべきだと判断した。おかげで第1スティントでやったハードワークがパーになった。ペナルティーが厳しすぎると思うよ。キミ(ライコネン)がスパ(ベルギーGP)で同じようなことをしたのに、おとがめなしだったのに…。ガレージのクルーに感謝したい。今週末の彼らは本当に素晴らしかったし、コンストラクターズ選手権で2番手なのも彼らのおかげだ。好調のままシーズンを締めくくることができるよう祈っている。

 15.S・フェテル=4位
 スタートは路面の汚れた側からだったのであまり良くなかったけれど、ドライブスルー・ペナルティーを受けるまではとてもいいレースをしていた。なぜペナルティーを受けたのかちょっと疑問だけれど、その時点でプッシュする理由はなかったからね。ルイス(ハミルトン)の方が長めにスティントをとっていたので、ピットストップで抜くことができないことは分かっていた。だから無線でピットへ入るよう呼ばれた時は驚いたよ。ブレーキに限界が来ていたので、いつもよりブレーキを早めに離して、トラフィックにつかまった時はよりスムーズにブレーキングするようにした。またプッシュできるよう、時々ブレーキを冷やすようにもしていた。こういう時は常に自分のマシンと対話する必要がある。チャンピオンシップに関しては、この数年の決まり方がバラエティーに富んでいることは歴史が証明していると思う。次戦から、僕らのアプローチはシンプルになるだろう。PPを獲りにいって勝つ、というね。これからは極めて正攻法でいくよ。

◆ウィリアムズ
 16.N・ロズベルグ=11位
 今日の結果はものすごく残念だよ。ブレーキングが遅すぎて、ピットレーン出口で白線をカットしてしまうという不必要なミスをしてしまった。その後セーフティーカーが最悪のタイミングで導入された。ドライブスルー・ペナルティーを科された瞬間、2位になれずに残りのレースは後方に沈むことが分かって、僕にとってもチームにとっても、本当に最悪な気分になった。チームは今週末、誰よりも開発に力を注いできて、こんなにいいマシンを与えてくれたので、次の日本はこのアドバンテージを最大限に生かすつもりだ。

 17.中嶋一貴=9位
 難しいレースでした。やれる仕事はやり尽くしましたが、1ポイントも獲れなかったのが残念です。最終スティントでは、前のマシンがタイヤに苦しんでいたのでその可能性もありましたが、前に出ることに集中しながら後ろからの攻撃も防いでいたので、そのバランスをとるのが大変でした。今回はマシンの調子が良かったので、次の日本GPもこの調子をキープできることを祈っています。

 サム・マイケル=テクニカル・ディレクター
 ニコ(ロズベルグ)は絶好のスタートを切り、最初のピットストップまでずっと素晴らしい速さをみせていた。彼は残りのレースに向けていい戦略を用意しており、2位は確実という展開だったが、残念ながらピットレーン出口で問題があり、ドライブスルー・ペナルティーを科された。フリー走行、予選、決勝と全てが順調だったので、小さなミスが大きなロスにつながったことが本当に残念だった。そのため、我々は、またセーフティーカーが導入されてもいいように、予定より早めに2回目のピットへ入るよう彼へ伝えた。カズキは淡々としたレースだった。しかし、今回は週末を通してマシンのペースがずっと良く、投入した改良パーツが生かされている。今後のレースではさらなる追加パーツが投入される。
◆フォース・インディア
 20.A・スーティル=23周リタイア
 1ストップ戦略でマシンがすごく重かったので、スタートはかなりてこずった。でもハイメ(アルグエルスアリ)がすごく遅かったし、かなりマシンに苦しんでいたんだ。彼にずっと抑えられていたので、何度か抜こうとトライしたけれど、ついにそのチャンスがやってきた。でも抜けるほどじゃなく、ブレーキングが少し遅れてスピンしてしまった。身動きが取れなくなっていたら、その時ニック(ハイドフェルト)がコーナーを回ってきて、彼のマシンが僕のフロントウイングにぶつかったんだ。それで終わりさ。僕はあわてていて彼が来るのが見ていなかったし、ましてや反応することもできなかった。でも申し訳なかったよ。レーシング・アクシデントだったんだ。その事故の後、ブレーキ・トラブルが起きてリアをコントロールできなくなった。あまりに危険すぎたので、走行をあきらめなければならなかった。僕らは鈴鹿でもっとうまくやれるはずだ。本当に待ちきれないよ。僕の好きなサーキットの1つだし、良い結果が出せるのを大いに期待している。

 21.V・リウッツィ=14位
 僕らにとって極めて難しいレースウイークになった。最後列スタートだったから、最初からとても厳しい状況だったし、ポイント獲得を目指すのが難しかった。僕の前にKERS搭載車が2台もいたことも不利に働いた。第2スティントまではジャンカルロ(フィジケラ)より僕の方が速かったのに、彼を抜くことができなかった。ソフト側(今回はスーパーソフト)のタイヤを履いた第3スティントでは、リアタイヤにグレーニングがたくさんできて、彼を捕らえることができなかった。結局は難しいレースになったけれど、次のレースはもっと前向きに考えている。
◆ブラウンGP
 22.J・バトン=5位
 いいレースだったよ。今日はさらに4ポイント獲れたし、5位で満足しているよ。スタートでカズキの前に出られたことがカギになった。これが僕のレースを決めたよ。最初のスティントはかなりフラストレーションを感じたよ。僕より燃料の多いヘイキ(コバライネン)にスタックしている間に、ルーベンス(バリチェロ)が逃げていくのが見えたからね。セーフティーカーが導入された時は、あともう数周分の燃料が残っていたし、最初のピットストップで2つポジションを上げられたはずだったから、状況はかなり難しくなった。2回目のピットストップ前に何周か速いタイムが出せて、ルーベンスとの差を詰めたので、その後ブレーキを温存して5位キープに切り替えるまでは、セバスチャン(フェテル)に追いつこうとプッシュした。このレースウイークは期待通りにいかなかったけれど、今日は11番グリッドからポイントを獲れたので良かった。明日、とてもポジティブな気持ちで日本へ向かう。次のレースを楽しみにしているよ。

 23.R・バリチェロ=6位
 僕にとってはかなり波乱に富んだ週末だったし、今日のレースもきつかったよ。良いスタートを切って2つ順位を上げられ、第1スティントは全てがうまくいっていた。セーフティーカーの出動が有利に働かなかったのは残念だったけど、良いポジションにはつけていた。ただ、残念ながら2回目のピットストップで問題が起きた。ギアがニュートラルに入らず、エンジンがストールしてしまい、ジェンソン(バトン)を押さえるためのカギとなる局面でタイムロスしてしまった。そのあとはブレーキに苦しみ、それ以上プッシュすることはできなかった。それで6位フィニッシュさ。もっと良い週末にすることができたかもしれない。でもいろいろなことが起こったにしては、ジェンソンとの差がわずか1ポイント広がっただけで済んだ。だからまだ前向きに考えているよ。

 ロス・ブラウン=代表
 今日はジェンソン(バトン)、ルーベンス(バリチェロ)、チームがとてもいいパフォーマンスを発揮し、昨日の残念な予選結果を乗り越えて、2台そろってポイントゲットを果たした。2人のドライバーは、そのために必要なことをスタートでやってのけた。ジェンソンは中嶋の前に出て、ルーベンスはクビツァとコバライネンをかわして2つポジションを上げた。そこからはペースが良く、セーフティーカーが導入されても、我々のドライバーには全く影響がなかったので、着実にポジションを上げていくことができた。ルーベンスはピットボックスでエンジンをストールさせてしまい、予定より長いピットストップになったが、クルーがすぐにフォローして6位を守りきった。ジェンソンは彼のピットストップ前に速いラップタイムを数周マークし、5位フィニッシュに必要なマージンを築いて、ポジションが落ち着いてからは2台のマシンを安全に完走させることを決断した。我々は予選からうまくばん回し、選手権で貴重なポイントを稼いで、シンガポールを離れることになる。

◆ブリヂストン
 安川ひろし=モータースポーツ推進室長
 大変に素晴らしいグランプリでした! この素晴らしいレース会場でこのようなレースを開催してくれた、オーガナイザーの努力に感謝します。今季2度目の優勝を果たしたルイス・ハミルトンとボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにお祝いを申し上げます。トヨタチームの最高成績と同じ2位入賞を果たしたティモ・グロックも、この結果にとても満足しているでしょう。日本GP直前となる今回のレースで、彼らが力強いパフォーマンスを見せたことは嬉しいことです。このような難しい条件のレースで表彰台を達成したルノーとフェルナンド・アロンソも、とても良い仕事をしたと思います。

 浜島裕英=MS・MCタイヤ開発本部長
 長く過酷なレースでした。2時間のタイムリミットまで、あとわずか4分でした。この間にサーキットはどんどんクリーンになり、ラバーがさらに乗って、路面コンディションが向上しました。そのため、今日はタイヤのタレも金曜や土曜に比べると少なかったようです。もちろん、中にはブレーキングによるタイヤの劣化の心配がある選手もいました。ほとんどのドライバーが同じタイヤ戦略を使いましたが、今あるデータを見る限り、スーパーソフトを第2スティントで使うことが合理的な選択でした。この難しいコースでは、ドライバーのスタイル、マシンのセットアップやキャラクターが、タイヤの性能を決めたと言えます。ニコ・ロズベルグがレースの半分近い距離をスーパーソフトで走り、今日はこのタイヤが高い耐久性を持つことが分かりました。

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