ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

マルクス『資本論と論理学』コミュの価値形態論と弁証法

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
価値形態論と弁証法 2012年06月29日20:57

経済は、我々には商品の集まりとして現れる。

現れるという事は現象として、現れるという事で、実体としてそうな訳ではない。

ただ、目の前の現象として、現れる以上、我々は商品の分析からはじめなければ、ならない。


商品を下向分析するに、商品と商品との単純な物々交換にまで、抽象する事ができるだろう。

すなわち、リンネルと上着との物々交換と仮定しよう。

この時、リンネルは価値を計られるものであり、上着は価値を計るものである。

リンネルは相対的価値形態であり、上着は等価形態である。

この時、リンネルは自らの価値「を」、上着の使用価値に対置する。

断じて、自らの価値「に」上着の使用価値を対置するものでなし。

それはヘーゲルの弁証法からみても明らかなはずだ。

だが、ここでマルクスは過ちをおかした。

マルクスは、リンネルの価値「に」上着の使用価値を対置するとしてしまった。

つまり、リンネルではなしに、上着に能動性を与えてしまったのである。

奇しくも、マルクスの資本論は、リンネルは自ら「を」上着に等置すると誤訳された。

だが、誤訳は正しかった事を宇野弘蔵先生は明らかにされた。

リンネルの価値は、上着の使用価値を媒介にして、一般的等価形態へと発展する。

コメント(1)

上着に能動性があるように錯覚してしまう事でしょうか?そういう錯覚は、周囲の中にあるやも知れません。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

マルクス『資本論と論理学』 更新情報

マルクス『資本論と論理学』のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング