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観ることが出来ない名作映画。コミュの相米慎二監督「ションベンライダー」

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10月8日までBS日本映画専門チャンネルが無料放送を行っていて
その中の一本、相米慎二監督「ションベンライダー」を観ました。
(もちろんDVDは出ているものの、最近見かけない。。
 VHSを発見して購入していましたが、なかなか観るきっかけが無くて・・
 今回ようやく最後まで観ることができました。)

「映画芸術No.401」の河合美智子の記述によると
三時間半のオールラッシュが半分にカットされてしまい戸惑ったとあります。
確かに冒頭の学校のプールから暴走族が校庭を走り回り、デブナガの誘拐から
ロッキーと桑名正博がそれを追いかけてタイトルが出てくる長回しの後
寺田農が出てきて、前田武彦が出てきて、伊武雅刀が出てきて
藤竜也に至る流れが分かりにくく・・時折挟まれる字幕も??
完璧版が存在するなら、覚悟を決めて(笑)観てみたい気もします。

永瀬正敏が自転車からトラックに追いついて飛び乗るシーンなど
一回でOKかと思いきや、実はセリフが遅くてやり直したカットを使っていると。
(「映画芸術No.401」より)
観ているこちらがハラハラしてしまいます。今ならあり得ないシーンでしょう。

あり得ないシーンと言えば、河合美智子が橋の上から川に飛び込んで
それを追いかけてきた原日出子が同じように川に飛び込むシーン
(スタントには見えませんでしたが??)には感動しました。
頭で考えるなと腹にパンチした監督はなかなかいませんが
原日出子の意気込みが伝わってくるシーンでした。

田村正毅の横移動のカメラが追う貯木場の場面は
ロッキーが泳げないというところから出てきた発想だと、相米慎二は語っています。
(「相米慎二映画の断章」より)
ラストのトロッコの縦移動まで息をつかせない見せ場でした。

ラストはふられてBANZAIから突如スローモーションになったり
コマ落としになったり、エンドマークはなぜか「、」。

荒井晴彦との対談で根岸吉太郎が
80年代と言うことなら森田芳光じゃないかという発言があります。
確かに興業的には森田が上という気がしますが
これだけ関連本が出される監督も他にはいない気がします。

DVD化されていないといえば、「雪の断章」の方がぴったりきますが
「ションベンライダー」も完璧版が無い以上
観ることが出来ない名作映画のひとつだと思います。

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