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観ることが出来ない名作映画。コミュの私が棄てた女(1969年日活)

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★スタッフ
監督 浦山桐郎
脚色 山内久
原作 遠藤周作
企画 大塚和
撮影 安藤庄平
美術 横尾嘉良
音楽 黛敏郎
録音 紅谷愃一
照明 岩木保夫
編集 丹治睦夫
スチール 寺本正一

★キャスト(役名)
河原崎長一郎 (吉岡努)
浅丘ルリ子 (三浦マリ子)
加藤治子 (三浦ユリ子)
小林トシ江 (森田ミツ)
加藤武 (森田八郎)
岸輝子 (森田キネ)
夏海千佳子 (深井しま子)
江角英明 (武隈)
江守徹 (長島繁男)
山根久幸 (友人太田)
辰巳柳太郎 (清水修一)
織賀邦江 (清水綱子)
大滝秀治 (清水修造)
北原文枝 (清水友枝)
中村孝雄 (清水修巳)
阪口美奈子 (清水由起子)
小沢昭一 (大野義雄)
佐々木すみ江 (赤提灯のてる)
遠藤周作 (医者)
佐野浅夫 (医者)
園佳也子 (看護婦)

【あらすじ】
自動車の部品会社に勤める吉岡努は、専務の姪のマリ子との結婚を控えていたが楽しくはなかった。かつては学生運動に青春を燃やした自分が、いまは刹那的な快楽と利益を追う並みの人間の一人になっているのを自覚していたからだ。ある夜、努は旧友の長島らとクラブの女を抱いた。その女から努はミツの噂を聞いて愕然とした−−。彼女は努が学生時代に遊び相手として見つけた女工だった。愛情もなく、肉体だけのつながり、将来への希望もない中で努が肉体だけを楽しむだけ楽しんだ上、海岸におきざりにして逃げてきた女、それがミツだった。下宿も変えた努に、ミツが子供を中絶したことなど知る由もなかった。こうしてミツとの関係を断ってから、努は今の会社に勤め、マリ子から愛された。社長一家との顔合せの宴で努はしたたか泥酔したが、それでもマリ子の愛は変らなかった。しかし、努の心には、ミツを無残に見捨てたことへの慚愧の思いがあったのだ。とにかく、努はマリ子と盛大な結婚式を挙げた。一方、ミツはその頃、借金をかかえて失意の日を送っていたが、女工時代からの仲間しま子から努の結婚のニュースを聞いた。それでも彼女は努との思い出を大事にしているのだった。ミツはひょんなことから知り合ったキネ婆さんと八郎母子の家に転がり込んでいた。その頃、努は郊外のアパートに新店を構えたが、何かしっくりゆかなかった。ある日、努は業者の接待にきたホステスのしま子からミツの近況を聞き、数年ぶりにミツに会った。いつか二人は結ばれたが、その様子をしま子の情夫武隈が撮影していた。やがてマリ子の許にかつて努がミツに送ったラブレターが送られてきた。かねてから不審に思っていたマリ子は、養老院で働くミツを訪ね、手切金をつきつけたが、手紙はしま子の仕業だったのだ。それに気づいたミツはしま子から写真のネガを奪って焼いた。そして怒る武隈から逃げようとして外にとび出したミツは、車にはねられ、ボロクズのように死んでいった。努は彼女の死を知って、始めてミツを、本当に愛していたことを知った。しかし、努は、再び平穏に戻ったマリ子との生活の中で、愛を生むこともなく、ただ虚無感をかかえながら生きて行くだろう、ということもまた、十分に自覚していたのだった

◎参考資料
ウィキぺディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%8C%E3%83%BB%E6%A3%84%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%83%BB%E5%A5%B3

荒井晴彦の映画講義
http://eigageijutsu.com/article/120890980.html

コメント(1)

これは高校時代(70年代後半)に並木座で見ました。

地方の映画青年にとって、文芸座、並木座は映画の学校のような映画館でした。
レンタルビデオはまだ無く、映画館もおのおの特色があり
蠍座、鶴見文化、川崎銀星座、蒲田アポロなど良く通ったものです。

土曜の朝東京に出て2本立てを2軒まわり、その後オールナイトで5本観て、山手線を数周回って眠り、早く開く映画館に飛び込み、更にはしご、2日で14本観ていたこともあります。

本題の映画は
主人公は、学生時代欲望の吐け口で、平凡で地味な女に手を出し、ずるずる抜け出せなくなる。
連れて歩きたくはないがセックスだけはしたい。
いつか棄ててやると思っているうちに、女の純情にほだされて行く。

海辺で「好きになったら」を歌う女に恐怖を感じ、海に置き去りにして逃げる。
男はやがて中堅の会社に勤め、重役の娘と結婚をする。
そんな時昔棄てた女と再会するが・・・。

生きて来る中で、裏切ってきたモノ、踏みにじってしまったモノがある。
主人公は、自分の心の汚れを受け止めてくれた唯一の女を一度棄て、再会後もう一度棄ててしまう。

男を守ろうとした女は、過ってアパートから転落死する。その死に様が無残。
突き飛ばされて窓辺に座り、寄りかかった手すりが折れ、パンツを見せて2階から落ちる、これほど間抜けで無残なヒロインの死は無いだろう。

映画を観て、決して心地良くは無く、その後何年も痛みが残る
それが初見から30年しても残っている映画、その痛みの理由をもう一度確認したいものです。


高校時代全く勉強しなかった為、どこの大学にも入れず、無試験で入れる今村昌平氏主催の映画学校に入る、本作の浦山桐郎が講師だったことは選んだ理由のひとつでした。

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