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みんなのおんがくコミュの第九回「みんなのおんがく」@池袋atlier bemstar

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10/7(日) 21:00
池袋 atlier bemstar
http://bemstar.info/


今回は九月の予定していた当時に台風が直撃したため延期。
十月の開催となりました。


【レゲエ】

スカ、ロックステディ、ラバーズ、ダブ、ダンスホール、ナイヤビンギ、レゲトン・・
ジャンル名だけでもたくさんあるこのジャンル。
リディムやDJ、シングジェイという文化、スラロビやスティーリー&クリーヴィーの話もしたかったですが、それらはまた次回!

ルーツレゲエ、ダブ、ダンスホールのアーティストを紹介。
そしてボブマーリーと映画「ルーツオブレジェンド」が主な内容となりました。
そして今回は初のUstream導入!!

http://www.ustream.tv/channel/onedozen





【レゲエと言えばボブマーリー】
ルーツオブレジェンドで明かされたボブにまつわる様々な話。
ナチュラリストなイメージ漂う彼も昔はやんちゃだったというのはファンの中では有名な話。
もう60歳のになる白人とまだ10代だった黒人の女の子との間に生まれたというのも相当な衝撃だが、彼自身も結婚後にも子どもをたくさんもうけているからいるから驚きだ。
ステフポケッツも含めれば血を継いだ子はミュージシャンだけでも5人くらいは僕も知っているw

しかし生涯彼が叫んだラスタファリズムという思想はレゲエを語る上では書かせない要素。
・バビロン(この世の悪という概念そのもの)を退けよう、立てよ国民
・ガンジャ、マリファナでチルアウト
・自然回帰だ、神の加護がついている

といった概念が主。
東京生まれヒップホップ育ち〜の人がマイクを授かったJahとラスタファーの神様Jahって名前が一緒だねぇ。


キングストンという貧しい地域で育ったからこそ生まれたハングリー精神がボブの社会風刺スタンスとタフネスを鍛えることになるのだから面白い。
若くしてレコーディングへ漕ぎ着けるが、音楽で成功するために修行を詰む。
やがてまた活動を再開し、国内ではスターとなる。
因みにボブの曲を始めこの頃のレゲエをレゲエの最も原初的なジャンルとして「ルーツレゲエ」と呼ぶ。
ギターの裏拍。同じコードの繰り返し。そして特徴的なコーラス隊だが、このコーラス隊は実はテンプテーションズやエモーションズのようなアメリカ黒人コーラスグループのお家芸から着想を得たもの。実はUSの影響から来ていたのだ!
この後マーリー家の実家を訪れたボブは自分の存在を認めてもらえないことで傷つくが、それが音楽性に深みをもたらすようになる。


世界のマーケットを意識するようになったボブ。UK、USへ活動を広げる。
しかしそれが却って「ウェイラーズ」の不協和音へとつながってしまう。
結成時にいたピータートッシュ、バニーウェイラーはソロ時代へ突入。ウェイラーズは何度かメンバーチェンジを繰り返すことに。
ボブが夢みた世界デビューは売れ線狙いに加工されたロック寄りのレゲエとしてレコーディングされる。しかしツアーの評判、エリッククラプトンとの共演、サントラの仕事などでボブは白人をファンに取り込むことに成功する。


その思想で政治的にも目を付けられ銃撃を受けるほどにもなるが、最終的な死因は別。
フットサル中の事故が原因で皮膚がんを発症。36歳でこの世を去る。
だがジャマイカ国内の政治紛争を阻止したり、世界中の音楽に影響を与えたボブの功績はいちミュージシャンを越えて余りあるだろう。


ボブマーリー&マーリーの子どもたちの5選:
Legend/Bob Marley&The Wailers(一家に一枚。一番有名なジャケ)
Catch A Fire/Bob Marley&The Wailers(世界デビューアルバム)
Distant Relatives/Nas&Damian "Junior Gong" Marley(ダミアンとナズの共作)
Superheavy/Superheavy(ダミアンが参加するスターバンド)
Mind Control Acoustic/Stephan Marley(グラミーアルバムのアコースティック版)



【時代はダンスホールへ】

踊れる音楽だったレゲエはアメリカの音楽と電子音と強く結びつき、やがてダンスホールという音楽に変化していく。
文化もバッドマンという概念が隆盛となる。ヒップホップで言う「ギャングスタ」だ。
一方で美声を売りにするスタンスもあり、大きく分けるとこのどちらかがに二分化されるようになる。

・ダンスホール系

基本はトースティングで曲が構成される。ヒップホップで言うところのラップだ。
DJ、シングジェイが多くしゃがれ声の者もいる。内容は自分がどれだけバッドでモテるか、エロ、貧困、銃、同性愛非難、社会批判など。


ダンスホールを知るためのアルバム5選:
Mavado/Gangsta For Life(Jay-Zのお墨付きももらったバッドマン。本国では大人気)
Sean Paul/Dutty Rock(ダンスホールが世界を変えた一枚)
Beenie Man/Back To Basics(特徴的な奇声がクセになる熱いノリ)
Spragga Benz/Thug Nature(ベテランが放つバッドスタイル)
Vybz Kartel/J.M.T.(独特さがありながら良曲揃い)


割合最近のアーティストに絞った。現在ジャマイカで聴かれる音楽の主流はこういった系統のもので、ボブマーリーのようなルーツレゲエはさほどもてはやされてない現実がある。
これもアメリカのマーケットが原因でもあるが、おかげで発展したとも言える。


・美声系

歌声を主な売りにするのでダンスホールよりは「シンガー」然としている人が多い。
レゲエは元々カバー曲で土壌を築いてきたジャンルでもあるのでオリジナルアルバムを出せる人も一握りだが、それをカバー曲でないオリジナル曲で出せるとなるとさらに一握り。


声を楽しむアルバム5選:
Da'ville/In Heaven(若手No.1の大出世作)
Jah Cure/True Reflection(収監中のラスタファリアン。魂の歌声)
Wayne Wonder/No Holding Back(美声ダンスホールの先駆け)
T.O.K./My Crew, My Dawgs(4人組スーパーユニット作曲センスが◎)
Buju Banton/'Til Shiloh(シーンに影響を与えた社会派アルバム)


正確には美声よりしゃがれ声と言うべきメンツもいるがご愛嬌。
歌詞の内容はラブソングが多い。レゲエの甘いラブソングはラバーズと呼ばれる。
となると声を聞かせるためもありリズムはローからミドルテンポが多い。


・上に当てはまらないタイプのアーティスト5選:

Lee Everton/Inner Exile(スイス人の1st。サーフ×レゲエがオシャレ)
Matisyahu/Lights(ユダヤ人、ユダヤ教。圧倒的な詞と曲)
Janet Kay/Through The Years(レゲエ=女性カバーのイメージを作った)
Diana King/Warrior King(女性ながら特徴的な声の大御所)
Triniti/Warrior Princess(珍しいが存在感ある女性DH。)


女性も活躍しているのでここで紹介。レゲエは意外にイギリス出身のアーティストが多い。
その影響かヨーロッパで活動している人もいて、ジャマイカ国内ではあまり聴かれないが世界的には人気なケースもある。


【ダブ〜レゲエが与えた音楽の影響】

ダブというのは残響を強調しトラックの一部分を繰り返しフェードインアウトさせることにより酩酊状態のような音響を作り出した音楽。
ディレイとリバーブの連発でまさにクサをキメている時にぴったりのようなまったりしたジャンル。リースクラッチペリーが有名。


Lee "Scratch" Perry/Super Ape(これ一枚で完結してしまう、ダブと言えばの一枚)
Beastie Boys/Gold Hits(↑の影響を強く受けている世界的ヒップホップユニット)
HIROSHI FUJIWARA&K.U.D.O. presents MJ JACKSON5 REMIX(日本のダブ第一人者のMJリミックス。初回版にだけ付属した2枚目のダブ盤が大絶賛)

The Prodigy/Experience(ブレイクビーツの雄。たまに曲にレゲエを持ち込む)
Rihanna/Music Of The Son(1stはワールド路線で、レゲエとの組み合わせが多かった)


レゲエが世界に与えた影響によりそれまでのシーンにレゲエのテイストを入れる手法が残る。
日本ではライトユーザーに裏拍が割と軽めのノリで親しまれる一方、ヘビーユーザーにはリアルを追求した結果ヒップホップと強く結びつくこととなる。


【日本ビガッ】

Ryo the skywalker
MOOMIN
Rickie-G
三木道三
FIRE BALL


日本は独特で、軽めのレゲエはコアレゲエリスナーからは敬遠される傾向がある。棲み分け現象だ。
共演する顔ぶれを見れば誰が本当に現場で愛されているのかがわかる。
女性アーティストも多く、フェスもクラブでの需要もある。
来日するジャマイカンアーティストも多く、その時は必ずと言っていいほど共演かコラボをしているのだ。
逆に日本から本国へ渡り制作、楽曲提供をしてもらうこともあるほどに日本にはレゲエマーケットが拓かれている。



レゲエの第一回はここまで。お気に入りのアーティストには出会えたでしょうか。



【反省】
なんといっても初のUstream導入の手際。こればかりは回を重ねるしかない。
公共に放送するので情報の正確性を確実なものにすることが・・むずかしい。
会自体の質や安定感は出てきている。トークに割く時間配分、タイムキーパーの必要性。



参考文献DANCEHALL REGGAE STANDARDS(TOKYO FM出版)
フリーペーパーRiddimおよびRiddim ONLINE

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