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紙の新聞コミュの【アーオ】行

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【ア〜】
(台詞)
大仁田率いるFMW所属選手、サンボ浅子がやられている場面で発する独特な声。「あいつ、サンボじゃなくてサンバでもならってたんじゃねえか?」との批判の声もあるが、さすがはUWF(フロント)出身。セリフまでもが従来のプロレスラーとは一線を画していたのである。
【アースクエイク】
(通称名)
地震の意。マゲが結えなくなったためプロレス入りしたと噂される元・大相撲の琴天山ことジョン・テンタのWWF時代のリングネーム。馳浩は自信家として有名だが、テンタは地震家なのであった。
【アイドル】
(人種名)
?ダンプ松本と立花理佐、FMW女子と木原美智子など、昔からアイドルと女子プロレスラーが友人になるケースは多い。しかし、カラオケでも乙女塾ナンバーしか唄わないという『BOMB』愛読者・キューティー鈴木が、女子プロレス界一のアイドルファンであろう。?かつて高田延彦は、「あんな人と結婚したいんです」と語るほどの熱狂的な松田聖子ファンで、ライガーは『わらべ』のたまえちゃんファンだった。そして、『ビートたけしのオールナイトニッポン』のハガキ職人出身のリッキー・フジは、おニャン子クラブの大ファンだったというもっぱらの噂。?井上貴子やキューティーがプロレス界でそう呼ばれるのはわかるが、大向美智子や半田美希がなぜ!?
【IWAジャパン】
(団体名)
?思わず苦笑したくなるデスマッチを売り物としていた小所帯のプロレス団体。?ミル・マスカラスが保持しているIWA世界ヘビー級ベルトとは無関係。?つい最近まで、会場で御自慢の葉巻を販売したり、スーツ姿で試合をやっていたりしていた凶悪な男が、転向して社長をやっている不思議な団体。?エースはサーフィンもうらやむ「俺はエースじゃない」荒谷信孝。

コメント(39)

【IWGP】
(王座名)
「世界のベルトを統一した王座を設定し、その頂点に猪木が立つ」という考えで作られた、いかにも新間寿が考えそうな新日黄金期最大の野望。この野望がスケールダウンして、その決勝戦で猪木がハルク・ホーガンのアックスボンバーで失神するとともに、プロレスブームも沈静化していく。パンクラス・船木曰く、「猪木さんが失神した時も、嘘なんじゃねえかと思いました」とのこと。
【藍田真潮(あいだましお)】
(人名)
アイドルグループ”制服向上委員会”に所属していた、独自の声を持つ少女。対抗戦勃発以降、よくアイドル雑誌で女子プロレスの魅力について熱く語り、山田敏代に技をかけられたりしている。
【アイビー】
(服装名)
アメリカ北東部の大学生のファッション・スタイル。中央大出身の若大将・ジャンボ鶴田がこよなく愛している。
【阿吽(あうん)の呼吸】
(形容詞)
天龍源一郎と阿修羅・原の龍原砲タッグなどで発揮される、息の合った呼吸のこと。”二人合わせてJJ・JACKS”が合体殺法を出しても、こう呼ばれないのが不思議でならない。
【青山】
(地名)
一般には東京の地名に過ぎないが、長州語録では、以前青山に事務所を置いていた『新日本プロレス』を意味する。(例)日本のマット界は「全日本」、「新日本」、そしてオレたちの「維新軍団」の3派で、強烈な戦争となる様相だ。こうなると、オレたちは『新日本』の青山に同情する。(『必殺ラリアット宣言』長州力・著より)
【赤いウィンナー逃げた】
(曲名)
極悪同盟から一転、芸能界の「おデブちゃん要員」として転進をはかったダンプ松本&大森ゆかりが、「PINK TON TON(桃色豚々)」名義でリリースしたコミックソング。タイトルの「赤いウィンナー逃げた」とは、もちろん陰茎のことだ。ダンプ松本の芸能界入りの際には、ブル中野も強く同行を求められたらしいが、行かなくて本当に正解だった。なお、桃色豚々は原宿でLサイズ専門タレントショップもオープンさせたが、店員もスーパーヘビー級だったために恐れをなしたのか、客は全く集まらなかった。
【赤井英和(あかいひでかず)】
(人名)
映画『どついたるねん』でデビューした、プロボクシング出身の役者。通称・浪速のロッキー。格闘王・高田延彦とカラオケボックスで異種格闘技戦を繰り広げ、ドローになったほどの実力を現在も維持している。少なくともトレバー・バービックには200%勝てるはず。「好きな男性のタイプは?」と聞くと、「赤井英和!! だって体育会系で優しそうなんだもん♪」と答える女子プロレスラーが多いのも、彼のそんな野性味溢れる魅力ゆえなのか。
【赤いベルト】
(王座名)
全日本女子プロレスの頂点であるWWWF王座の愛称。他に白いベルトやピンクのベルトもある。
【赤覆面(あかふくめん)】
(通称名)
?赤いマスクをかぶったプロレスラーの呼称。力道山時代のミスター・アトミックがこう呼ばれたのが走り。月光仮面とはあまり関係はない。?ジャパンプロレスの旗揚げチャリティー興行で、新倉とエキシビジョン・マッチをやる予定だった長州力の前に立ちはだかった謎のマスクマン。フットボール用のガードを付けたままタックルするほど悪い奴だが、わずか95秒でギブアップ負け。そしてその正体は、全日本の眉毛の薄い某独身レスラーであったという。
【秋田犬】
(犬名)
はぐれ国際軍団として、新日に参戦していた当時のラッシャー木村が飼っていたペット。当時のファンは単純だったので、ダンプ松本やラッシャーといった悪役の自宅に、石や生タマゴを投げつけるという習慣を持っていた。そのため、この秋田犬もノイローゼとなり、死んでしまったという・・・・・・。ラッシャー木村が全日ファミリー軍団入りした理由は、おそらくここにあるのではないだろうか?
【あき竹城(あきたけじょう)】
(人名)
誰よりも、ボクサー・斎藤清作ことたこ八郎を愛した女優。俳優としても活躍するリングスの古田リングアナと、誕生日が同じ4月4日ということでも知られている。ちなみに7歳違いだ。
【アキラ】
(人名)
?長州語録による前田日明の呼び方。?前田に似ているからとファンに名付けられた北斗のあだ名。?現在、JJ・JACKSの野上彰が凱旋帰国当時に名乗っていたリングネーム”AKIRA”。今にして思うと、衣装もリングネームも北斗でしかなかった気がする。
【悪の正太郎君(あくのしょうたろうくん)】
(通称名)
?古館伊知郎語録における、将軍KY・ワカマツの表現。古くはストロング・マシーンから最近は宇宙パワーズまで、悪の正太郎君として悪の鉄人28号達を操っていたワカマツだが、屋台村の帰りにファンとタクシーに同乗してくれて、その上お金まで出してくれたりもするいい人としても有名。SWSの道場主となってからは、そのクレイジーさも鳴りをひそめたかに見えたが、SWS崩壊後、「宇宙パワー」がアタマに注入され再び大爆発。現在は、北海道で宇宙パワーステーション・道場「元気」(現・どさんこプロレス?)を主宰しているらしい。
【悪のレフェリー】
(通称名)
?言わずと知れた、と言ってももう知っている人も少ないだろうが、元・全女の安部四郎レフェリーのこと。ダンプ松本の極悪同盟に荷担し、ベビー側のカウントは極力遅く、極悪側のカウントは滅茶苦茶速く取っちゃう、なんて非常識なレフェリングでファンの憎悪を買っていた。最近、ミゼット・プロレスのレフェリーとして復活したとの情報もある。?ブルとアジャの最初の金網デスマッチの際、ユニバに参戦していた縁のためか、アジャに有利なレフェリングをしたブルドックKT(現・外道)が、おそらく最後の『悪のレフェリー』であろう。
【アゴ】
(通称名)
?口の上下の、歯の生えている固い部分。[ものを話し、また噛むのに役立つ]。?食料、食費。[アゴ足付きで招待](以上、新明解国語辞典より)?力道山先生が命名した、若き日のアントニオ猪木のあだ名。まったくひねりのないネーミングがステキ。ちなみに猪木は「このアゴで、俺は結婚できるのか?」と思い悩み、整形できないものかどうか医者に相談した時期もあるという。やはり人並み外れてデカイ身長などのコンプレックスを持った人間は、開き直ると強いのだろう。
【阿修羅(あしゅら)】
(人名)
ラグビー好きの野坂昭如が命名した、ラガーマン・原進(阿修羅・原)のリングネーム。しかし阿修羅の名は、天龍にこそ似合うような気がする。キン肉マンのアシュラマンにも似てるし。
【翌檜(あすなろ)】
(通称名)
「明日はヒノキになろう」という意味を持ったヒノキ科の常緑高木。後にリバプールの風となってしまった”筋肉の一寸法師”(古館語録より)こと山田恵一君の愛称でもある。”アントニオひのき”というグッズがあるように、おそらく「明日の猪木になってくれ」という意味を込めて名付けられたであろう。違うかもしれないが。
【汗飛ばし】
(癖名)
?天龍が得意とする、己の汗を削り落とすようにしてピッピッと払いのける、挑発的なテクニック。相手にその汗を飛ばすこともある。これがバージョン・アップしたものが、リック・ルードの手鼻かみなのであろう。?スーパーファミコン「全日本プロレス」で三沢を選択し、対戦中にRボタンを押すと、テレビでおなじみの三沢選手のあのアクションが見られちゃうのだ。
【アダモ】
(通称名)
過去に島崎敏郎の持ちネタ「アダモステ」を得意としていたため名付けられた、井上京子のあだ名。だが、「オリジナリティがなくなるから他人が使っている技は使わない」のが井上京子のモットーなのだから、ギャグも芸人のコピーではなくオリジナル・ギャグを磨いて欲しいものである。これは宮尾すすむのモノマネを得意としている小島聡にも、ぜひ言っておきたい。
【あっ、ちょっと待ってください!】
(台詞・著名)
山本小鉄の名台詞でもあり、彼が残した素晴らしいジャケットの単行本タイトルでもある。なお、何かリング上で波乱が起きると、解説者がこの台詞を言い残して放送席から去るという小鉄スタイルは、Uインターの宮戸が今も継承している。
【アップル】
(通称名)
?紙プロ編集部でも活躍中のパソコン、マッキントッシュを出しているメーカー。?おニャン子長者、秋元康が、ジャパン女子プロレス旗揚げ時にキューティー鈴木に名付けようとしていた、幻のリングネーム。最近、キューティーがマック雑誌の表紙になっていたのは、マッキントッシュ社のキットカットのCMに出演していた千葉麗子がマック・ユーザーなのと同様に、何かの因縁なのであろうか?
【あなたの目は闘う目だ】
(台詞名)
日本に帰ってきた最後の日本軍兵士、小野田さんが猪木に対して言った台詞。野生動物は自分より強い相手を本能的に恐れるというが、これもその一種であろう。「それに比べてジャイアント馬場。あれは良くない」とも発言したらしいが、馬場さんは史上最強の草食動物みたいなものなのだから、それはやむなしなのである。
【アニキ】
(通称名)
ラッシャー木村が命名したジャイアント馬場の愛称。団体渡り鳥、ラッシャー木村が最後に辿りついた全日本プロレスという名の楽園で出会った大人物は、彼がアニキと呼ぶに相応しい男だったのであろう。
【アニマル浜口ジム】
(ジム名)
新日のみならず、全日や藤原組にも選手を送り込んだ、浅草名物のトレーニング・ジム。毎年お祭りの季節になると、浅草在住の半田美希や女社長、風間ルミなどのLLPW軍団も、ジムの面々と一緒におみこしを担いでいる。
【あぶ木(もく)】
(略称名)
『あぶない木曜日』という名の『週間プロレス』読者ページ。あまりにも思い入れが強すぎる薄気味悪い文章がよく掲載されていることで有名。
【ア・ポー】
(台詞)
素人がジャイアント馬場のモノマネをする際、最も多用されるフレーズ。関根勤は『笑っていいとも・増刊号』のゲストに馬場が来た際、「僕はア・ポーなんて言わないよ」と怒る馬場に対し、馬場が試合後のインタビューで「ふぉーですね」と答えるモノマネを披露し、本人直々に「それは似てる!」と言われたという伝説を持つ。
【甘い!!】
(台詞)
コロコロ負けるコロコロした体型のIWGPチャンピオン・橋本真也と闘い、藤波が一瞬の返し技で勝利した瞬間に言い放った台詞。「橋本!! やるんだったら俺を殺すまでやれ!!」とまで言っていたが、おそらくこれが藤波流に解釈したところの猪木イズムなのであろう。
【アマレス】
(競技名)
アマチュア・レスリングの略称だが、本当の意味でのアマチュア・レスリングとは、ハヤブサやテリー・ボーイを輩出した学生プロレスであろう。なお、「数年前、飲み屋でくわえタバコの三沢が女に囲まれ、『俺が今アマレスでオリンピックに出たら、金メダル取れるよ』と豪語していた」との情報が、とある暴走族評論家筋から寄せられたが、真偽の程は定かではない。
【アマレス三銃士】
(集団名)
なんでも三銃士と名付けたがる新日が生み出した、若手の中西学、石沢常光、永田裕志の3人組の呼称。当初は中西の独走状態かと思われたが、売り出しに失敗したため今はほぼ同格。それにしても石沢がヒクソン・グレイシーなら、永田のたたずまいはかつての前田日明のようで、今後が期待できる。
【アミン大統領】
(人名)
猪木との異種格闘技戦が実現一歩手前までいった、ウガンダの元・大統領。なぜれっきとした一国の大統領が、異種格闘技戦をやるという話になったのか・・・・・・プロレスは奥が深すぎる。真意のほどは確かではないにしても、民衆を大量虐殺しその肉を食べたという話から、食人大統領とも呼ばれていた。それにしてもなぜ、そんな男と異種格闘技戦を行わなければならなかったのか・・・・・・プロレス、そして猪木は奥が深すぎる。
【アメリカン・ドリーム】
(称号名)
?アメリカの夢。?貧困な人が、一夜にして成り上がってしまうアメリカのおとぎ話し。?白ブタ野郎・ダスティ・ローデスのキャッチフレーズ。今にして思えば、なんともチッポケなアメリカンドリームである。そして、よりスケールの小さい和製アメリカンドリームの名を欲しいままにしたロッキー羽田も、今はもういない・・・・・・。
【アメリカン・プロレス】
(種類・集団名)
?アメリカのプロレス。?かのダーティチャンプ・リック・フレアー的なプロレスの意。?コミック『プロレス・スターウォーズ』に登場する、日本マット界の制覇を狙うワルい集団。バーン・ガニア、ピンス・マクマホンJr、ジム・クロケットJrとそうそうたるメンバーが団体の統治をしていた。
【荒鷲(あらわし)】
(通称名)
?元・柔道日本一こと新日本プロレス社長、坂口征二の現役時代の通り名。なぜそう名付けられたのか調べる気もないが、あの面構えは確かに「荒鷲」を感じさせる何かがある。荒鷲なのに、浮き沈みを好まない超現実的な人柄、というギャップもステキだ。?エモやんこと江本議員も、スポーツ平和等所属なだけあって「荒鷲」らしさを漂わせているが、それはただ一人称が「ワシ」なだけじゃないかという説もある。
【アラー・マキーム】
(台詞)
史上最高齢の極悪人、ザ・シークの祈りの言葉。シークがどれぐらいワルかというと、リング上に煙を充満させている間に、シビレ薬を塗った吹き矢を放つほどの悪党なのである。(参考資料/一峰大ニ&真樹日佐夫・作『プロレス悪役シリーズ・エジプトの大魔王』)
【アリ軍団】
(軍団名)
モハメッド・アリの取り巻き集団、通称・アリ軍団は悪いヤツらだ。アリVS猪木戦の際、一緒に来日した彼らは、滞在中に悪行の限りを尽くしている。中でも印象深いのは、軍団全員で女湯にドカドカとあがり込み、写真を撮りまくったというエピソード。全盛期には数百人単位の規模だった、と言われている。
【有村氏神一番(ありむらうじがみいちばん)】
(人名)
元ヒステリック・グラマー、現カブキロックスのボーカリスト。シンコー・ミュージックからプロレス本をリリースしたりしているプロレス好き芸人、もといミュージシャンだが、JWPの篠崎代表とは犬猿の仲でもある。ちなみにナイスミドル・篠崎代表曰く、「最近あいつドラマ出てるだろ? もう顔見るだけでムカつくんだよね!! 『あいつと口聞いたらもううちのリングに上げさせない』って、ウチの選手にはキツク言ってるぐらいでさ。ろくなもんじゃないっての、ホント。これ書いちゃっていいから」とのこと。
【ある格闘技のチャンピオン】
(肩書名)
西日本プロレス旗揚げの記者会見で、「もし俺様がマスクを取ったら、誰もが衝撃を受けるぜ。なんたって俺様は、ある格闘技のチャンピオンだったんだからな。ガッハッハ」と言い放ったホッパーキング(多少誇張あり)。もしかして、社会人プロレスの2部リーグでデビューし、ライバルに覆面太郎の名を挙げていた人と、同一人物じゃないのだろうか。『週プロ』選手名鑑の「スポーツ歴」の欄には、デビュー当時から「陸上競技、水泳」としか書かれていないようだが・・・・・・。W★INGマットで”とてもプロとは呼べぬ試合”(『週プロ』より)をしたため、高杉正彦に3分弱で潰されたこともあったが、たとえある格闘技のチャンピオンであろうとも、仮面ライダーがウルトラセブンに負けるのはやむなし、なのであろう。ポテチン。
【暗所恐怖症(あんしょきょうふしょう)】
(持病名)
超人ハルク・ホーガンが最も恐れるのは、猪木が舌を出して失神することなんかではなくて、実は単なる暗闇だという。なにしろ、寝る時はいつも電気をつけっぱなしという、でんこちゃんに怒られて然るべき輩なのだ。つまりこれは、松永光弘やレザー・フェイスが『月光闇討ちデスマッチ』で挑むなら、彼らにも勝機はあるということでもある。
【安藤組(あんどうぐみ)】
(暴力団名)
おそらく童貞喪失最年少記録を持つ、安藤昇を組長とする暴力団。同じ極悪人でも、『紙プロ』編集長の山口昇とは違う。後に映画スター兼歌手となる安藤昇も、かつて力道山の暗殺を計画していたというが、つまり元・安藤組の構成員・阿倍譲二も、その計画に一枚噛んでいたのだろうか?
【アントニオ猪木のPKO】
(台詞名)
過激な仕掛人、新間寿がいわゆる”猪木スキャンダル”の記者会見で口走った台詞。Pはパンパン、Kはコイコイ、Oはオ・マンチョ野郎とのこと。この新間節が復活し、再びプロレス界に万里の長城を築く日が来ることはあるのだろうか。
【アントンナッツ】
(商品名)
ひまわりナッツの別称。その他、アントンリブ、アントンマテ茶からタバスコまで各種揃っていたアントングッズの一種。しかし、これらの商品や店も、ハイセルの負債のために消滅してしまった・・・・・・。
【アントンハイセル】
(企業名)
全ての問題を解決できる究極のリサイクル事業であり、アントニオ猪木が今なお追い続ける一生の夢。つまり、村西とおる監督にとっての衛星放送事業みたいなものである。ちなみに藤波辰爾は、かなりの額を投資してきたという噂。
【イーデス・ハンソン】
(人名)
死刑、拷問の廃止を訴え、人種の保護活動をしている『アムネスティ・インターナショナル』のエージェントだか関係者だかの人。新日の斎藤清六か全日のハンソンか、と言われたほどリングサイドによく顔を見せていた。実は彼女、御大・ジャイアント馬場に対し、不当な拷問が加えられていないかどうかを監視していたらしいが・・・・・・(ベタベタ)。
【いい奴】
(人種名)
?墓にクソぶっかけてやりたくなるほどUインターに対して怒りを爆発させていた長州が、「でも山崎はいい奴だから」と言っていたことからも、山ちゃんの人並み外れたいい奴ぶりはわかる。そしてウィーな奴といえば全日本の野球チームにも入っているジョー・ディートンであろう。?映画監督・河崎実氏は著書『タイガーマスクに土下座しろ』で、原作版でのタイガーマスクとジャイアント馬場を『いい奴』と評した。馬場は中学時代、先生に理由もわからず殴られたことがあるため、今その先生に会っても挨拶する気はないというエピソードからも、それはうかがい知れる。?「よく雑誌とかに『人がいい』って書かれてますよね?」というボクの質問に、「昔は自分でそう思ったこともあったんですけど、最近は自分にも汚い部分があるって気付いたっていうか・・・・・・」と答えたコンバット豊田。そんなことに気付いちゃうのは、いい奴の証明でしかないぞ。
【言うだけ番長】
(台詞・人種名)
前田が長州に対して、こう言い放ったのはあまりにも有名。言うことは言うくせに、何もしない奴の意。かつては猪木、そして今は安生や宮戸、ついでに前田本人もそう呼ばれつつある。しかし、内容はどうあれ「言う」だけでも偉い。ノーコメント連発の高田ほどつまらないレスラーは、かつて存在しなかっただろう。高田より安生の方が、200%魅力的なのである。
【遺恨(いこん)】
(伏線名)
昭和のプロレスには欠かせないエッセンス。現在はFMW辺りにやたら渦巻いている。それにしてもミスター・ポーゴの伏線ほど読めないものはない。(例)遺恨の対決。
【いじめっ子】
(人種名)
?対抗戦や格下相手になると発揮される下田美馬、井上貴子らのキャラクター。しかし下田の場合、いじめっ子というよりもOLの陰湿ないじめを思わせるが、そこもマニアにとってはたまらないのだろう。?女子プロ界には本当のいじめっ子も多く、全女のS選手が引退した理由もそうであったとか。
【いじめ問題】
(社会問題名)
プロレス技がいじめには欠かせないアイテムとなっているためか、それともプロレス界にもいじめが横行しているためか、アニマル浜口など各レスラーともいじめ問題には敏感に反応した。血まみれの「グレート・ニタ」スタイルでいじめ問題を語る大仁田(通訳は荒井広報)も意味不明だが、「風車の理論を使えばいじめ問題はなくなる!」と言い切った猪木はもっと意味不明。
【異種格闘技戦】
(試合名)
『プロレスは最強の格闘技、キング・オブ・スポーツである』と証明するために、アントニオ猪木と新間寿が仕掛けた各種格闘家との闘い。梶原一騎・作『四角いジャングル』を読み、「ああ、覆面空手家ミスターXの中身は、ウィリーに倒されたから偽者だったのか」とか思いながら見ると面白い。
【維新軍(いしんぐん)】
(軍団名)
長髪、長州力というリングネーム、そして下克上と、幕末っぽさに溢れたエッセンスの詰まった長州軍団の別名。なお維新軍曰く、全日のレスリング・スタイルはヌルマ湯の中のオナラであったという。
【維震軍(いしんぐん)】
(軍団名)
越中詩郎率いる、新日内団体の名称。昭和に活躍した長州の維新軍をもじって(あんまりもじっていないが)、平成維震軍と名付けられた。94.11.13、NKホール大会を皮きりに、自主興行も打っていくらしく、独立団体として活動していく意思もある模様。それにしてもこのネーミングは、『平成維新の会』のようで最低だ。『侍ファクトリー』なら良いが。とにかくカブキも髪を剃れ!!
【椅子】
(小道具名)
?プロレスで最もオーソドックスな凶器。パイプの部分を使ったり、椅子の上で攻撃を仕掛けたり、相手を椅子の山に埋めたりと、様々なアレンジを加えられて、現在も生き続けている。?日本有数の椅子使いといえば、イス大王・栗栖正伸。そして世界有数のイス受け男といえば、ジプシー・ジョーであった。しかし、そのジプシー・ジョーの血をなめるポーゴは、さらにすごい男なのである。
【異端の小国(いたんのしょうこく)】
(書名)
唯一の小人(ミゼット)プロレス専門書であり、高部雨市氏入魂のルポルタージュ。なお、パチンコの天才でもあるリトル・フランキー氏の好物はコーラだが、自動販売機ではたいがい上の段にあるので手が届かないという。
【一線を超えたデスマッチ】
(試合名)
すっぽん野郎・松永が、いつの日か議員の息子・ポーゴとやる予定の試合。
【1億円】
(金額)
?UWFインターナショナルが、ワールド・トーナメント開催に当たって他団体のトップレスラーに挑戦状を送りつけた際、ブチ上げた優勝賞金。結果的に挑戦を受け取った側から、「リスクを考えると安すぎる」、「金じゃない」、「クソぶっかけてやる」などとボロクソに言われることとなるが、これは実にUインターらしいといえばらしい、ステキなアクションであった。?竹やぶで1億円が発見された騒動の際、一攫千金&濡れ手にアワを目指して現ナマ捜索に精を出したジョージ高野。諦めた途端に第2の現ナマが発見され、相当に悔しがったという。「給料袋の中に夢はなかった」としみじみ語る、弟・俊二(現・拳磁)同様、現ナマに翻弄されやすい兄弟なのであろうか。
【一番】
(呼称名)
今や大金をはたいてまで呼ぶ価値が皆無という選手に成り下がった、超人ハルク・ホーガンのキャッチフレーズ&勝ちドキをあげる際の雄叫び。ちなみに、当時の『コロコロコミック』に連載されていたスポ勉(スポーツ&勉強)マンガ『とどろけ一番』とは無関係。
【1001万5000円】
(金額)
W★ING軍団が、FMW後楽園大会の興行拳を奪い取った結果、手にした金額。執拗に焼かれたマット代の弁償を迫るターザン後藤を無視して、現ナマを素肌に張りつける大矢、ズボンのウエスト部分に狭む”風呂なしアパート男”松永、満面の笑みを浮かべて口にくわえる”僕はお金じゃ動きません”金村。ここは素直に「キミたち、良かったね・・・・・・」と言ってあげたい。
【いつも一緒に】
(曲名)
かつてEP『猪木ボンバイエ』のB面に収録されていた、同曲の”歌入り”バージョン。猪木前夫人、倍賞美津子が「♪い〜つもぉ〜、い〜い〜しょなのぉ〜」と、メロウに歌いあげる名曲である。東スポ情報によると、猪木はまだ前夫人に「愛がある」様子だが・・・・・・。どうするショーケン・・・・・・。
【イデオロギー闘争】
(概念名)
85年に全日本プロレスに殴り込みをかけた維新軍がやろうとしていた、新日イズムと全日イズムとの闘いの呼称。しかし、長州をしても眠れる白雪姫・ジャンボ鶴田を目覚めさせるには到らなかった。
【愛しのボッチャー】
(漫画名)
河口仁氏が『週間少年マガジン』に連載していた、ブッチャー・ブームの発火点とも言える漫画。それにしてもなんだったんだ、ブッチャー・ブーム。そしてゴジン・カーン。また監禁しちゃうぞ。
【稲妻(いなずま)】
(肩書)
ケロちゃんの本では、間寛平もしくは猿として活躍する木村健吾の代名詞。しかし、「腕より足の力のほうが3倍強いので、ラリアートも足でやった方が効果的なはず」というブッチャーの持論は、どうも今でも信じ難い。
【犬】
(動物名)
?あのエリオ・グレイシーを倒し、力道山と昭和の巌流島対決を行った、偉大なる柔道王・木村政彦先生。彼が修行時代の御馳走としていた動物がこれだ。散歩中の犬をテイクアウトしてビフテキ(正確にはドッグテキか?)にすると、とても美味だったとか。ちなみにパリでは鳩を食していたというからステキ。食事当番の時は、味噌汁にペンペン草や松葉、自分の糞などをクソミソにミックスさせたというから、なおステキ。?それに負けじと本誌・山口編集長も犬殺しですが、さすがに食べやしませんな。
【犬殺し(いぬごろし)】
(肩書名)
”犬殺し”の異名を持つ本誌編集長・山口昇は、泥酔して帰宅した際、じゃれついてきた愛犬を笑顔で壁に叩きつけ殺したうえ、奥さんにまで暴力を振るい病院送りにしたという。そんな話を平気な顔で『紙プロ』誌上に掲載するセンスは、すごいんだかすごくないんだか。それに劣らず新日若手時代の藤波は、犬を土の中に埋めて首だけ出してエサをやるという、非人道的なイタズラを嬉しそうにしていたというから、普段温厚なマッチョドラゴンからはちょっと想像できないっス。ちなみにカール・ゴッチ曰く「犬を殺すには脇腹にヒザを落とすのが一番」だとか。かといってほんとにやるなよ。
【井上節(いのうえぶし)】
(文体)
元・『週間ファイト』編集長・井上義啓氏がつづる独特の文章のこと。”デルフィンだらけの街”、”イチロー人間”など、この表現はなかなか真似できない。(例)「底抜けに明るい『スーパー・ジュニア』の街で、”J−カップ”の中のコーヒーをかき回しているのだ」
【猪木とは何か?】
(書籍名)
『紙プロ』大飛躍のきっかけとなった、巨大な金づる。93年9月発行のパート1に続き、94年5月には「キラー編」を出版して、センセーショナルな話題を巻き起こした。そして、「イベント編」と題したイベントまで行い、それを再録したブックレットまでついでに発行し、いもづる式にボロ儲けしたと噂される(編集部注・「お金なんかどこにあるん? ないやろ? なかったら誰が責任取るん? 今金庫と通帳見せるから。ほら、ないじゃない!!(怒)」)。筆者もイベント編のインビテーション・カードを5000円で買わされたのだが、あの金はどこへ消えたのだろうか? そして、”猪木”とは結局のところ何だったのでしょう?
【猪(いのしし)】
(動物名)
?家畜化する前のブタ。
?かつてアントニオ猪木が議員に立候補した際、”猪”の隣に”木”が立っているというストレートな表現のポスターを製作したはいいが、回収するハメになったこともありましたなあ。
【イバラキング・スタイル】
(服装名)
?団体消滅後も熱狂的マニアが多い、『デスマッチ至上主義団体』W★ING。ファンのハートをガッチリ捉えて離さないその魅力の秘密は、主宰者・茨木清志代表(現在行方不明中)の、安っちいブルゾン&薄汚れたジーパンを基調とする、一種独特のファッション感覚にあったと言っても過言ではない。高座にポンチョ&作務衣で登場する立川談志師匠のごとく、どんな公式の場でも自らのスタイルを貫いていた茨木氏のファッションは、「イバラキング・スタイル」として、関係者の間に語り継がれている。?現在、氏の意思を継ぎ、金村ゆきひろ(現・W★ING同盟)のファッションが、ややイバラキングである。それともただダサいだけななのか? 謎である。
【いぶし銀】
(呼称名)
?くすんだ渋色。?テクニシャンのベテラン・レスラーにはたいがいこの呼称が付くが、その代表格と言えば、やっぱり木戸修である。?いぶし銀、言われ続けてウン十年。そんな人です木戸修。アパート経営など実生活でも、地道ないぶし銀ぶりを発揮するが、キドゲリ、キドクラッチなどの自らの名前を配した技の名前を見る限りは、自己主張も少しはあるのかもしれない。(例)いぶし銀のテクニック。
【入墨獣(いれずみじゅう)】
(通称名)
タトゥー入れまくりのロックなレスラー、バンピーロ・カサノバのことではなく、クラッシャー・バンバン・ビガロのキャッチフレーズ。しかし天龍は、ビガロ&大仁田とタッグを組んだ時、どうしてまた、「トロフィーはバンバンにやってくれ」などと、ビガロをバンバン呼ばわりしたのだろうか?
【言わせる番長】
(人種名)
口だけの奴の言うだけ番長に対し、都合の悪いことは下っ端に言わせ、自分はええカッコしいしている奴の意。Uインター当時の高田は、安生、宮戸に言うだけ番長としての汚名をかぶさせ、当のご本人はそ知らぬふりの世界最強君であった。しかし最近の高田は、2度の惨敗を喫したヒクソンに対し「最強でも何でもない柔術オヤジ」、御大・ジャイアント馬場に対し、「お前を潰してやろうと思った」等と、今までの高田とは打って変わり、見事に言うだけ番長への進化を成し遂げた。しかしあまりの高田の豹変ぶりに、「謎の整体師の洗脳でも受けたのか?」と、周りでささやかれている。
【陰茎(いんけい)】
(医学用語)
?男性の生殖器の一部で、筒の形をした部分(集英社国語辞典)。?陰茎は興奮すると大きくなるもの。試合中、明らかに陰茎が大きくなっているレスラー(誰だかは怖くて言えない)がたまにいるが、彼らはそれだけ試合に対してエキサイトしているということなのだろうか? それとも・・・・・・。同様に、乳首をピンコ立ちさせたままあ肉弾戦を繰り広げる女子プロレスラーも存在するが、白い水着を着用することによってそれらを自ら際立たせようとするのは、何故なのか・・・・・・。
【隠語(いんご)】
(専門用語)
プロレス界の隠語は、元祖・力道山の影響か、相撲界に通じるものも多い。金星=美人、首投げ=SEX、手相撲=オナニー、肩口=チンポなど。馬場の肩口はジャイアントであり、鶴田の肩口もジャンボだともっぱらの評判だが、黒人兵士とのハーフであるジョージ高野の『黒い秘密兵器』も、かなりの『ビッグマグナム黒岩先生』状態らしい。しかし、プロレス界最大最強の肩口を持つと噂されるのは、黒いツチノコの異名を持つ冬木弘道だというから意外。某ホモ雑誌を思わせるかつての『サムソン』というリングネームは、伊達ではなかったのだ。チンポの大きい男は態度も大きいと言われるが、それなら最近の冬木のビッグマウスぶりもやむなし、なのである。
【インディアン】
(人種名)
インディアン・レスラーと言えば、ワフー・マクダニエルやヤングブラッド兄弟、そしてタタンカだが、マシンこと平田淳二が、海外遠征中に扮した謎のモヒカンインディアン野郎・サニー・トゥ・リバーズも忘れちゃいけない。しかし、引退試合でマスクを脱ぐと言っていたマシンがいきなりマスクを脱いで、ついでに名前も淳嗣と変えたのは何故なのか? インディアンが嘘をついてはいけない。
【インディー系】
(種別名)
「独立の」「中立の」という意味を持つ『インディペンデント』の言葉にも見合わない、小所帯なプロレス団体のこと。今までは一人で団体を名乗る高野拳磁や剛竜馬などのナイスガイも増えて、収集がつかない状態になりつつある。かつて音楽界でも「インディー系」ブームの到来によって、メジャー狙いの三流バンドが大手に青田買いされまくったものだが、今ではペンペン草すら残っていない有り様。プロレス界の場合も同様で、W★ING茨木の青田買いは早計だったと言わざるを得ない。
【インテリ】
(通称名)
?知識階級(に属すると言われる人)。?新聞記者出身のブルーザー・ブロディは『インテリジェント・モンスター』と呼ばれていたが、ザ・デストロイヤーの正式名称は、『ザ・インテリジェント・センセーショナル・デストロイヤー』だった。なにしろ初来日時には、リングアナが正式名称で呼ばないと承知しなかったというから、なんともセンセーショナルである。?日本が誇るインテリ・レスラーと言えば、シュタイナーなどでムリヤリ理論武装する前田日明と、40歳を過ぎて、あっさりと筑波大大学院へと進学した中央大学法学部の星・ジャンボ鶴田か。そしてミスター・ポーゴは、中央大学法学部中退である。
【ウィーッ!!】
(口癖名)
いつの頃からか、スタン・ハンセンがロングホーンを掲げながら発するようになった雄叫び。一緒になって「ウィーッ!!」と絶叫する観客を、福沢ジャストミート朗は『ウィーッ少年合唱団』と名付けた。ちなみに「イーッ!!」と絶叫するのは、リングの下での入れ替わり劇がとってもスリリングだった、同じマスクの2人組、ザ・ブラックハーツである。
【W★ING(ういんぐ)】
(団体名)
W★INGプロモーション名義で、格闘三兄弟をエースとして平成3年12月に旗揚げ。それ以前には、雀の涙ほどの短期活動をしていた「格闘技連合」こと旧W★INGもあった。しかし、気がつくと徳田光輝の姿が消えて、ミスター・ポーゴをエースとした日本最狂の団体と化していた。段取りの悪さばかりが指摘されたが、たまに中身が代わっていたたり、マスクを脱いで社長の悪口を言い出したりする数々のホラーキャラクターも光っていた。ジャパン女子同様、そんなダメなところが一部マニアに指示されたのだろう。その後、松永→邪道&外道→金村とエースを変えつつも、どんどんスケールは小さくなっていき、6年3月に消滅。『ネイル・デスマッチの釘先が丸まってるんじゃないのか?』疑惑や、『ファイヤー・デスマッチで大火傷』事件、いきなりリングで試合をするビクター・キニョネス(マネージャー=しかもサングラス姿)、茨木社長の風貌など、実に印象的な団体ではあった。
【W★ING同盟(ういんぐどうめい)】
(軍団名)
崩壊したW★INGのメンバーを中心に結成された、日本のプロレス界で今一番カッコイイ軍団。FMW内で暗躍する。その勢いは今や誰にも止められず、タイガーマスクにおける『虎の穴』のごとく、『むじなの目』という組織というか秘密結社まで設立して、全国の将来有望な不良少年たちをスカウトしまくっているほどエスカレートしている。『むじなの目』は時給自足がモットーなので、野菜泥棒も重要な仕事のひとつ。あのクサリガマだって、こんな時には便利な実用品と化すわけなのだ。
【牛殺し(うしごろし)】
(肩書名)
極真空手の創始者、ゴッドハンド・マス大山のキャッチフレーズ。「人間じゃあ相手にならないから動物と闘うんだよ、キミィ〜」と、牛やゴリラと闘い続けた大山総裁。しかしながら後年、「人間が牛と闘えるわけないよ、キミィ〜」と、大山総裁がおっしゃったとかそうじゃなかったとか。
【後ろ髪(うしろがみ)】
(身体的部位名)
全日、新日、UWF系を問わず、誰もが伸ばす後ろ髪。入門当初は短髪を義務付けられているレスラーにとって、最初に挑戦できるオシャレはこれぐらいなものなのだろう。全体をくまなく伸ばすと、本田多聞状態になってしまうので、それもやむなしなのか。
【宇宙パワーステーション道場「元気」】
(団体名)
北海道で生活する将軍KY若松が起こした、地元密着型団体。これをいつのまにか『どさんこプロレス道場「元気」』に改名しちゃうというのが、若松市政姿勢特有の底知れないセンスである。94年には誰も知らないうちに、いつのまにか自主興行を行っていた。
【腕相撲】
(競技名)
腕相撲と言えばスコット・ノートンだ。全米腕相撲大会で3度も優勝し、シルベスター・スタローン主演の映画『オーバー・ザ・トップ』にも出演。同じくスタローンの、『ロッキー3』に出演していたホーガンに匹敵するだけの評価を得てもいいはずだが、現在もインパクトのない外人エースとして新日マットで地道に頑張っている。
【馬カラス(うまからす)】
(覆面名)
マスカラスの額部分にあるべきMマークを、馬マークに変えただけの素敵な覆面。『男は馬之助!!』と唸らずにはいられないセンスの良さであろう。ちなみに『バカラス』ではなく『うまカラス』である。同じパターンで栗栖の栗カラスというのも存在した。何を意図しての行為なのかは神のみぞ知るというやつだが、「あの中身は徳田じゃないか?」というデマも一部で流布された。
【馬の骨(うまのほね)】
(差別用語)
今最もステキな奴、ミスター200%こと安生洋二が、リングス所属外人選手を表現した言葉。まあ、アムステルダム界隈のディスコの用心棒をそう表現したくなる安生の気持ちは、そのゼブラ柄のタイツを見れば一目瞭然であろう。
【ウルトラマン】
(番組名)
?TV番組のヒーロー。?ゼットンにやられてしまうウルトラマンの最終回を見て、前田日明は強くなることを決意したという。自ら怪獣王子を名乗る正道会館・佐竹雅昭とは公私にわたる好敵手となれるはずだったのだが・・・・・・しかし、高杉正彦(現・ユニオン)は、ゴースト星人にやられてしまうウルトラセブンの最終回をみていないだろう、たぶん。
【噂の真相(うわさのしんそう)】
(雑誌名)
かつては『ZORROが暴くニセ流血のナゾ』といった記事も出ていたスキャンダルを売り物にする月刊誌。93年、『レスラーの赤裸々な下半身交流戦』といった記事が掲載されたため、『紙プロ』6号で”『噂の真相』でプロレス暴露記事を書いたやつぁ誰だ!? 出てこいってんだぁ座談会”が行われ、『紙プロ』との仁義なき抗争が勃発。「ちゃんとマジメにやれば、紙プロはもっと部数も伸びるはず、と、スタッフの面々にも言っておこう」と書かれたりもしたが、それは無理な相談というものであろう。ほっとけ。この座談会で「『噂の真相』に書かれたプロレス暴露ネタは、8割がウソ」と指摘されたが、残り2割の真実はどれなのか。そっちの方が興味深くもある。
【浮気】
(行為名)
?妻や恋人の他に、女をつくること。?一つの物事だけに精神が集中できず、いろいろな物事に興味が変わりやすいこと。?『英雄、色を好む』という格言がある。国民的英雄として知られた力道山や木村政彦がそうであったように、浮気の一つもしない輩は英雄と呼ぶに値しないであろう。そういう意味で、猪木が浮気発覚によって丸坊主となり、前座で鈴木実(現・みのる)あたりと試合していたというのは、本当に素晴らしいことであったと心から思う。サスケ選手も風俗雑誌で、「東北6県で浮気はしません」なんてアヌスの小さいことを言っているようでは、英雄にはなれやしない。他の女の写真が奥さんに見つかったぐらい、なんだ!!
【絵】
(趣味名)
?物の形象を描き表したもの(広辞苑より)。?藤原組長、金本浩二、ハヤブサなど、イラスト描きを趣味とする粋なレスラーもけっこう多い。中にはコンドル斎藤のように、カット描きが本職になってしまう本末転倒な選手までいるほどである。しかしハヤブサだけでなく、絵本作家を夢見た唯一のヒールであるシャーク土屋や、パリに行って画家になることを夢見る鍋野ゆき江など、FMWに本格派アーティストが多いのは何故なのか。これは推測に過ぎないが、おそらく大仁田社長の師匠であるジャイアント馬場の影響が強いためだと思われる。何しろ馬場さんは、大枚をはたいて購入した油絵を自ら模写したら、奥さんにもどっちが本物だかわからなくなってしまったというほどの画力を持っているのだから。さすが元美術部。「誰に習ったわけでもないので、他人には絶対に見せない」という奥ゆかしさもステキ。
【エース】
(肩書名)
団体の看板選手。トランプのエースから取った「切り札」が語源。団体が増えればそれだけエースの数も増える。中には「俺はエースじゃない」エースもいたりするが、真の”エースじゃないエース”はジョニー・エースだろう。四谷の焼肉屋で発見したマンガ家のゆでたまご先生は、「ジョニー・エースは最高やね」って言ってたぞ。
【AV(えいぶい】
(娯楽名)
?アダルト・ビデオの略。オーディオ・ビジュアルの略称でもある。?藤原組長がAV監督としてデビューするほど、プロレスとAVは密接な関係である。新日本の馳先生はただの女優も好きだが、AV女優も大好き、らしい
【永久歯(えいきゅうし)】
(歯名)
普通の人は32本あるはずの、死ぬまで生え変わらない歯のこと。しかし大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントには40本あったという。それならグラン浜田は30本、リトル・フランキーは26本ぐらいしかなかったとしても不思議ではない。
【営業】
(仕事名)
プロレスラーにとっての営業は、なんといっても「くだらないバラエティー番組に出演し→お笑いタレントにからかわれ(女子の場合はわざとらしいセクハラを仕掛けられ)→本気になって怒り→暴れる(タレントに技をかける)」のが王道パターン。大仁田を例にとってあてはめると、「くだらないトーク番組に出演→例によって千針の傷を自慢→金メダルマン・森末慎二に鼻で笑われ→ムキになって反論するが→まだ鼻で笑いつづける森末」となる。(以上、『たかじんnoぱあ〜』より)
【英雄(えいゆう)】
(称号名)
ボクシング界の英雄といえばモハメド・アリ。パキスタンの英雄といえばアクラム・ペールワン。”ペールワン”というのは、パキスタンで英雄に与えられる称号で、アクラムに勝った猪木は”ペールワン”の称号を手にすることができた。だがしかし、ベトナム戦争の英雄の息子を半殺しにしたというホー・チー・ウィンことターザン後藤に、ペールワンの称号が与えられないのはなぜか。そして村田英雄がパキスタン公演を行うとしたら、村田ペールワンとして登場するのか。疑問は尽きない。
【エキジビション】
(試合名)
?模範試合。学芸会のこと(広辞苑より)。?94年5月1日、福岡ドームで獣神サンダー・ライガーを相手に、ニヤニヤ笑いながらエキジビション・マッチを繰り広げた佐山”僕から甘い物を取り上げたら、何が残るって言うんですか!!”サトル。スーパーヘビー級の佐山が放つ素早いキックに観客はざわめいていたが、それらを全て完璧に防御していたライガーもスゴかった。しかし後日、シューティングの興行で「先日、福岡ドームで試合・・・おっと違った、芝居をしてきました」という「ボクの飲むお茶ボクの園。おっと違った」級のボケ台詞を放った佐山はもっとスゴイ。エキジビションは学芸会に過ぎないと指摘したわけである。しかも佐山ファンクラブの会員特典には、「自家用飛行機搭乗会への参加」なんてものまであるから、なおスゴイ。
【エスエル出版会】
(出版社名)
ワープロ原稿を版下にしていしまう唯一のプロレス月刊誌『プロレス・ファン』を発行する大阪の出版社。ZORROが活躍しているといっても、エスエム出版ではない。
【SOS】
(救援信号名)
今やレスリング・ユニオンの会長として華淑々しく活躍する、プロレス界の佐藤蛾次郎こと鶴見五郎。彼が試合時に着用するコスチュームに書かれたSOSの文字は、いったいどこの誰に向けて発しているのだろうか。毎年必ず抱負として「とにかく生き抜く、生き残る」と語る五郎よ、困ったことがあったらボクに何でも言ってくれ。
【SGP】
(団体名)
平成6年10月に旗揚げ。スペシャリスト・グローバル・プロレスリングという壮大過ぎるネーミングの団体。甘いマスクの尾内淳代表がさらにマスクを被り、ウルトラマン・ロビンとしてリング上でも活躍しまくる。謎の必殺技ウルトラ・デスティニーを駆使する彼は、プロレスショップで自らのサイン入りプロマイドを500円で販売したりするあたりも、スペシャル・グローバルなのであろうか。
【SWS】
(団体名)
メガネ・スーパーをスポンサーにして平成2年に旗揚げするも、やはり天龍意外の選手が小粒過ぎたためか、4年5月に崩壊。高野兄弟をはじめ、この団体に参加したことで運命の歯車が大きく狂ってしまった選手は数知れない。「金権プロレス」、「黒船」と『週刊プロレス』に袋叩きにされ、運命の歯車は大きく狂ってしまった。
【SPWF】
(団体名)
?平成5年8月に旗揚げした、社会人プロレス団体。シンボルマーク中央に大きく輝く”人”の文字からは、エース・谷津嘉章の人生がヒシヒシと伝わってくる。素人や吉本興行のお笑い芸人をリングに上げたことからメディアに叩かれ、ろくに雑誌で紹介されなくなってしまったのは不幸だが、その縁で谷津の吉本入りが決定したのだから良しとするべきか。?下半身の暴れん坊の異名を持つ競艇好き男・茂木正淑が昨年暮れに離脱。新団体『レッスル夢ファクトリー』を旗揚げ。都内一等地に道場を設立した直後だったこともあって、谷津のショックはかなり大きかったことだろう。しかし、彼らのシンボルマークも大きく”夢”の文字が輝いているあたり、谷津イズムの呪縛からは逃れられないのかもしれない。
【エスペランサ】
(通称名)
新日時代、『青春エスペランサ』と呼ばれていた高田伸彦(現・延彦)。下品な名前のポーランド人・ザーメンホーフさんが考え出した人工的な国際語『エスペランド語』とは、おそらく無関係のはず。
【エックス・ジャパン】
(音楽集団名)
かつてはスラッシュ・メタル界の暴れん坊、そして今は”破壊の美学”を追い続けるお化粧バンド。なぜか女子プロレス界で異常人気を誇る。FMWの女帝・コンバット豊田が彼らのフィルム・コンサートに行った際、正面から熱狂的ファンとして知られるLLPWの神取忍が、風間やイーグル達を引き連れてのし歩いてきたので、思わず隠れてしまったという。彼らがそこまで人気があるというのに、角掛溜造エックスの評判が悪いのは納得いかない。
【エッチューさん】
(通称名)
ド演歌ファイター・越中詩郎のニックネーム。越中(エッチュー)フンドシが元ネタだと思われるが、やはりボクが思うに、一流レスラーというのはフンドシ姿の似合うナイス・ガイでなければいけないのではないだろうか。越中はもちろんのこと、一流と呼ばれる橋本、武藤、川田、小橋、山ちゃん、組長、天龍、船木、剛竜馬など、誰もがフンドシを粋に履きこなすこと確実と思われる。
【絵ハガキ】
(土産名)
30年以上も続けている馬場さんのコレクション。「ただ大量に集めるのではなく、海外の、はじめて行った街で、1種類だけ買うと決めている。絵の好きな馬場は、観光地などでは何種類も並んでいる絵ハガキを、じっくり選ぶのを楽しみにしているのだ」(『笑いすぎだよリングアウト』菊地孝・著より)。猪木が文房具を見てニヤニヤしちゃったりするように、馬場さんも絵ハガキを見てニヤニヤしちゃったりしてるんでしょうか。
【FBATL(エフバトル)】
(フォーラム名)
大手パソコン通信「ニフティ・サーブ」で開かれている、プロレスファンのためのフォーラム(同好会)。試合結果速報やちょっとしたインサイド情報など、ステキな情報が満載。団結力が強く湿度の高いファン(やはりU系に多いんだけど)の間で交わされている、「熱い」バトルも実に読み応えがある。『宝島30』紙上で山田編集長本人が怒っていた『フルコン編集長・シークレットブーツ疑惑』をスクープしたのもここ。ちなみに、『紙プロ』は立ち読みで済ませているという会員が多いみたい。買えよ。
【FMW】
(団体名)
ジュニア・ヘビー界の片岡鶴太朗として知られた大仁田厚がカムバックし、おもちゃ箱をひっくり返したような団体を目指して、平成元年10月に旗揚げ。当初はミゼット(小人)や異種格闘技戦、無名韓国人格闘家など本当にバーリ・トゥード(何でも有り)だったが、最近はすっかり『夢いっぱいのデスマッチ』な団体と化したため、フロンティア・マーシャルアーツ・レスリングなんて正式名称は、もはや忘れられている様子。
【FULL(エフユーエルエル)】
(団体名)
平成5年12月旗揚げ。バカツネこと新間寿常代表(30年連れ添ってきたのに、突如として猪木を告発した、あの新間寿の息子)が、かつて率いていたユニバーサル・プロレスを改名して復活させるも、いきなり暗礁に乗り上げてしまった団体。それにしても、新間親子のファミリー入りしているパチンカー・グラン浜田(ミスター・ポーゴの同級生)は、何かとんでもない弱みでも彼らに握られているのだろうか。この義理立てぶりはちょっと尋常じゃない。
【LLPW】
(団体名)
平成4年8月旗揚げ。”華激”をキャッチフレーズとする酒飲み系女子プロ団体。ジャパン女子崩壊時、お呼びのかからなかった選手達で構成されているというウワサだが・・・・・・。”激=強さ”担当は神取、”華=ビジュアル”担当は半田&大向という感じだが、ボクはむしろ新人の山下淳ちゃんや広報の大野さんをプロレス界の華として指示したい。社長は元・グラビアアイドル・風間ルミ。
【襟足(えりあし)】
(身体部位名)
【後ろ髪】参照。
【エロチック女子レスラー】
(通称名)
?「パブリック・レスリング」という素人レスリング集団の中で闘う、『技をかける少女』のキャッチフレーズ。その試合ぶりは見るに絶えないが、ビデオ(サインとキスマーク付き♪)は入浴シーンあり、練習(=オナニー)シーンありなので許す。本職はモデルということだったが、その後、風俗店に勤務しているという噂が流れてきたのも、まさにエロチック女子レスラーの本領発揮なのであった。?女子プロのドーム大会のOB戦は、実にセクシー・ボムな名勝負であった。復活したジャガー横田は黒のシースルーでキャバクラ系の色気を振りまく。3禁制度もいいが、それを超えたところに新種の女子プロレスが存在するのかもしれない。
【演歌】
(曲種名)
”ド演歌ファイター”という言葉があるように、プロレス界は演歌な世界である。よって、レスラー達は好んで自らの美声を演歌のビートに乗せて、拭き込みたがるもの。木村健吾しかり、藤原組長しかり、マイティ井上しかり。そんなオールドスクールな人達に対して世代闘争を仕掛けたのが、ニュースクールの代表格・佐々木健介である。世界初のペイント演歌歌手(デュット相手の女子が、なのだが)として、弱虫・橋本に負けず頑張って欲しいものだ。
【王貞治(おうさだはる)】
(偉人名)
「巨人軍に入団して初めての練習の時だった。マウンドには、まさに雲を突く大男が立っていた。その2メートルはあろうかと思われる巨体から投げられるボールは、早実大出身の僕のプライドをコナゴナに打ち砕くのに十分な威力を持っていた。これがプロの球なのか・・・・・・。僕にプロの厳しさを初めて教えてくれた人、それが現在世界を股に掛けるプロレスラー、ジャイアント馬場だと言ったら信じてくれるだろうか?」(王貞治・著『回想』より) うろ覚えで引用したが、つまり馬場さん(元・巨人軍投手)は、王さんのプライドを打ち砕くほどの王者ということなのである。
【王者の魂】
(曲名)
全日本プロレスの御大・ジャイアント馬場の入場テーマ曲。その風格はどことなくアンドレの入場テーマに似ているような。余談だが、先日の川田・田上組対三沢・小橋組の60分ドローを見て、初めて引き分けの時にかかる音楽(坂本龍一の『カクトウギのテーマ』)を聞いたぞ。これってたしか輪島のテーマだったんじゃ・・・・・・。輪島が引き分けた時にもこの曲をかけるつもりだったんだろうか?
【王道】
(通称名)
?王の行うべき道のこと(福武国語辞典より)。?邪道を標榜するFMWと差別化を図るためなのか、UWFインターナショナルが好んで使うキャッチフレーズ。しかし『王道』という言葉には、『楽な方法』という意味もあったりする。これは青春の大発見だ!! ?ジャイアント・サービス刊の御大・ジャイアント馬場自身による自伝、それが上下2巻からなる『王道16文』だ。スリリングな要素がまったくない内容には、さすが王道と言わせるだけのものがある。?全日本プロレスの若大将・ジャンボ鶴田が何気なく発する「オーッ!!」というシャウトにも、おそらく『王道』という意味が含まれているのであろう。
【大口野郎(おおぐちやろう)】
(通称名)
謎の毒舌マスクマン・神風がすっかり大人になってしまった現在、大口野郎といえば”ミスター・ビッグマウス”キム・ドクのことだ。WAR参戦時には「最後の意地を見せる」と意気盛んだったが、自然にフェードアウト。三沢タイガー、そして平田マシンを意識してなのか、青鬼のマスクを試合後に脱ぎ捨てたキム・ドク。それでもまったく注目されなかったのは、まさにキノ・ドクとしか言いようがない。
【太田章(おおたあきら)】
(偉人名)
アマチュア・レスリング全日本選手権8連覇、ロス五輪&ソウル五輪・銀メダリストなど、とてつもなく輝かしい実績を持つアマチュア・レスラー(現・早稲田大学助教授)。まさに”日本のアレキサンダー・カレリン”である。あらゆるメディアで「プロレスは八百長。文句があるなら来い、いつでも門を開けて待っている」と、プロレスラー相手に喧嘩を吹っかけている、谷津嘉章なんか目じゃないほどのスゴいヤツである。当然のごとくリングスもパンクラスも八百長と決めつけている彼だが、カレリン戦を目の前にした前田に対し「止めておいた方がいいですよ、前田さん。本当に殺されてしまいますよ」と声を掛けてくれる、ちょっぴり優しいおじさんでもある。
【オーちゃん】
(あだな名)
最強最後の闘魂伝承者と呼ばれている、小川直也の佐山流ニックネーム。安直で愛嬌のある響きがとてもステキ。この「オーちゃん」というのは、どうしても『オバケのQ太郎』の弟であるO次郎(Oちゃん)とイメージが重なってしまうのは、弟分の言い分を通訳してくれる大飯食らいのデブ兄貴を連想してしまうからなのであろうか。
【オーバー・ザ・フェンス】
(反則技名)
過去の新日本プロレスにのみにあった、「相手選手を場外のフェンスの向こう側に出したら反則負け」というルール。その頃の新日が金曜夜8時に中継してたからといって”金曜8時伝説”をキャッチコピーにもつバトラーツでも、まず採用しないであろう極めて理不尽なルールであった。特に、猪木vs新国際軍団の「1vs3変則マッチ」で、ラッシャー木村、アニマル浜口を仕留め、最後の寺西勇をうっかり場外ショルダースルーをフェンス越しに掛けてしまい、反則負けになった猪木。その時の悔しさはいまでも記憶に残っている。
【オールスター戦】
(興行名)
?かつては全日本、新日本、国際の3団体が集結した昭和54年8月26日の日本武道館決戦が、この名で呼ばれていた(当時は3団体しかなかった)。そして今は女子プロの世界で、こう呼ばれる興行が行われている。しかし『オールスター家族対抗歌合戦』にも言えることだが、本当に出演者全員がスターだと言い張るのだろうか? 馬場・猪木組や鶴田・藤波・マスカラス組(しかし相手はタイガー戸口・マサ斎藤・高千穂明久組)に匹敵するスター性を求めるのが酷なのかもしれないが、やはりこれでは看板に偽りありだろう。とはいえ、かつてのオールスター戦にも、坂口征二対ロッキー羽田戦や、セミファイナルのラッシャー木村対ストロング小林戦など、あんまりオールスターじゃないマッチメイクもあったのだが・・・・・・。?かつてのオールスター戦といえば、試合後の猪木の挑戦に対し、「よし、やろう」とあっさり答えた馬場の名言で知られている。しかこれも梶原一騎というフィルターを通すと”「久々に猪木選手と力いっぱいコンビを組めて、二人の過去のイキサツはサッパリ水に流せた気がしますッ。こだわりを捨て、いつでも闘おうじゃないか!」とリング上でシャウトする馬場”となっちゃうから、なんともファンタジーである。(作/梶原一騎・画/中城健『四角いジャングル』より)
【オール阪神】
(人名)
フルハム三浦(景山民夫)などの有名レスラーを輩出したフジテレビ『オレたちひょうきん族』の「ひょうきんプロレス」に、オール阪神・巨人がシャープ兄弟のパロディーレスラーとしてリングに上がっていた時のこと。試合中に股が裂けるというアクシデントを起こした阪神は、「(生理)が始まったのかと思った」と、芸人魂を感じさせるコメントを残し病院へ直行。アジャ・コングの『金網デスマッチ盲腸大流血事件』と同様に、現在もファンの間で語り草となっているのは周知の事実であろう。
【起き上がりこぼし式】
(形式名)
?天龍や川田が好んで使う、相手を強制的に何度も起き上がらせて攻撃する、いじめチックな攻撃スタイル。しかしその反面、技の威力は半減しているようにしか見えないのがネックであろう。ちなみに小橋が相手だと「起き上がり小橋式」になるわけでは当然ない。?このスタイルの元祖は、ミゼット・プロレスだと推測される。全盛期のミゼット・プロレス(名曲『ポケバイブギ』を歌っていた頃)はハイスパートでルチャで、しかも起き上がりこぼし式攻撃までも取り入れた、非常に完成度の高いプロレスだったのである。
【おじいちゃん】
(通称名)
?男の年寄り、老人。?日プロ入門当時のまだら狼・上田馬之助のあだ名。無口なところやニブい動きから付いたと言われる。そんなおじいちゃんが包丁を持ち出したり、マスクやヘルメットを被るようになったからといって、「ボケているのでは?」などと勘繰るのは、いささか早計であろう。?御大・ジャイアント馬場よりもさらに、老練&クレイジーファイターとなったドリー・ファンクJrを見るたびに頭に浮かぶ言葉。誰か止めてやれ。これは全女の名物アナウンサー・志生野さんの場合も同様だ。
【教え子】
(立場名)
ダイエー所属のプロ野球選手・湯上谷は、馳先生の星陵高校時代の教え子。馳先生は自称・闘う愛の電動コケシもとい、愛の伝道師なだけあって、プライベートレッスンの方もお手のもので、何しろそのお盛んぶりときたら湯上谷選手と兄弟分になったほどだという。(『プロレスラーみんなまとめて場外乱闘』より)

【オタク】
(人種名)
その変身願望ゆえにマスクをかぶるためなのか、マスクマン達には特撮番組を好む傾向がある。ましてやジライヤなんて特撮番組をモチーフにしてキャラクター作りをするのもそうだし、それどころか『マスクマン』という総称事態が東映特撮番組なのだから、事態は深刻である。特に獣神サンダー・ライガーの怪獣マニアぶりはことに有名で 、何しろ愛車の中に『ワンダーフェスティバル』(プラモ少年にとってのコミケみたいなもの)の紙袋があったほど。そしてあのウルティモ・ドラゴンも、学生時代は屋上で仮面ライダーだか宇宙刑事ギャバンだかの衣装を着て遊ぶ少年だったという。それから察するに、おそらく彼のコスチュームもイナズマンあたりがモチーフとなっているのであろう。
【落ちた】
(事件名)
ジャイアント・キマラ2(当時)が技を繰り出そうとトップロープに登ったはいいものの、足を踏み外し落下するという痛々しい事件。この事件によってキマラ2は一躍カルト人気を呼び、スターダムに乗ったのは周知の事実である。これは、当時賛否両論乱れ飛んだ『プロレスニュース』の企画、”プロレスクイズ”の記念すべき第1問にもなっている。(類似品 ダニー・クロファットの【降りた】)
【おでぶちゃん】
(通称名)
失礼といえばあまりにも失礼な、志生野さん流に表現したアジャ・コングの愛称。それにしても「お〜っと、豊田がロープに投げて・・・、いった〜!」などと、かたくなに技の名前を覚えようとしない志生野流実況スタイルも、ここまで徹底するとある意味では職人芸とも言える。最近は飛鳥とジャガーの区別もあやふやになったりと、その職人ぶりにもさらに磨きがかかった。このまま突き進め!!
【男樹(おとこぎ)】
(劇画名)
?大仁田がキャラクターグッズに取り入れるほどにこよなく愛する、本宮ひろし先生作の劇画のタイトル。おそらく大仁田の大風呂敷な考えというのは、アントニオ猪木がルーツにあるわけではなく、単に本宮劇画の影響なのではないだろうか。?飲み屋で仲間に酒をおごるのはもちろんのこと、財布をなくして困っている見知らぬ男に対してまで「さっきから後ろで話を聞いたから事情はわかった。ここは俺にまかせろ」と言い切ってしまう天龍こそ、ミスター男樹(男気)であろう。
【男は馬之助】
(書名)
昭和58年に、なぜか学研がリリースした”まだら狼”上田馬之助の自伝。そこには「オレの試合時間はまあ、平均すりゃ10分くらいで終わっちまう。これはオレがいつもプロレスをセメント(真剣勝負)だと思ってるからだ」という衝撃の発言が掲載されている。馬之助こそが早すぎたハイブリッド・レスラーだったのだ。
【男ならヤセマッチョ!!】
(広告名)
生体化学理論を追求して32年。男性の肉体改造にかけては他の追随を許さない信頼と実績の、「ネスト」様の広告。これが入らないプロレス雑誌は一流のプロレス雑誌ではない。10日後に合コンがあっても今すぐ申し込めば間に合うぞ! 急げ、チョベリバな男たち!!
【オナラ】
(生理現象名)
田上流パワーボム封じの秘策。しかし天龍にパワーボムを仕掛けられ、すかさず毒ガスを放った田上は、カウント3を取られたうえに「この野郎!! 臭ぇじゃねえか!!」と言われて尻を引っ叩かれるという醜態をさらした。パワーボム封じ敗れたり、である。ちなみにアンドレ・ザ・ジャイアントのクセは、寝技になるとオナラをすることだったという。これもおそらく、寝技の苦手なアンドレが開発した、関節技封じの秘策だったのだろう。
【鬼】
(通称名)
かつては『鬼』と言えば”関節技の鬼”などの異名を持つ藤原喜明組長、そして鬼の黒崎健時であった。しかし、そんな組長がすっかりバラエティ方面の人となってしまった今、プロレス界の鬼といえばFMWのターザン後藤しかいないだろう。これはなにしろ、背中に大きく”鬼”の文字が書かれているぐらいだから確かである。で、彼はいったい何の”鬼”なのかというと、これが”ものまねの鬼”だったりするから驚きだ。移動のバスではいつも『オールスターものまね王座決定戦』のビデオを鑑賞し、若手にものまねを強要したりするほどに”鬼”ぶりを発揮する後藤。これはあくまで推測に過ぎないのだが、ダミアンがものまねを連発するのは、おそらくバスに揺られながらそんな様子を見て、「日本人はものまね好きな人種だ」と誤って認識してしまったために違いない。ターザン後藤、恐るべし。
【おまえは虎になれ】
(曲名)
?糸井重里先生詩、古館伊知郎歌唱による、初代タイガーマスクの入場テーマ曲。「ワーオ、ワーオ、ワオーッ!!」という出だしは、やはり『ジャングル大帝』の影響だろうか。ちなみにその内容は、新間寿が海外で活躍中だった佐山サトルに国際電話をかけ、マスクマンへの転向を無理強いした様子を描いている・・・・・・訳では当然ない。?ちなみにタイガーは他にも『吼えろタイガー』や『ローリングソバット』、そしてアニメ『タイガーマスク2世』の主題化など、様々なテーマ曲があった。
【親指ペロリ】
(仕種名)
外人レスラーの中でもケンカをやらせれば1、2と言われるディック・マードックに「ドゥ・ユー・ノウ・サカグチ・ペローリ?」と聞いたら、「オー・イエース。ヒー・イズ・ベリー・ベリー・ストロング」と答えたという伝説をご存知だろうか? つまりこの親指ペロリというのは、ビッグ・サカこと坂口征二が”その気”になってキラー・サカになる合図なのだという。さすがは世界の荒鷲である。ビッグ・サカが親指を舐めさえすれば、木村政彦、ウィリアム・ルスカに続いてグレイシーを倒した柔道家になることも可能なのかもしれない。
【オリエンタル殺法】
(殺法名)
古くは終戦直後、アメリカで”日系”を名乗るレスラー(グレート東郷等)が、憎々しげにやった塩蒔きや下駄攻撃やインチキ空手殺法のこと。今ではザ・グレート・カブキが得意とする毒霧殺法やトラースキックのことを指す。しかし、そんなチンケチックな技よりも、カブキが映画『カランバ』の宣伝のため、両サイドからバスに身体を引っ張られるという拷問に数秒間耐えたという事実の方が、よっぽどオリエンタル殺法な感じがしてならない。
【オリビア・ニュートンジョン】
(人名)
?『フィジカル』などのヒット曲で知られるアメリカの女性シンガー。?かねてからの念願だった、子供感覚丸だし、時給自足の秘密基地『むじなの目』を完成させた悪の帝王ミスター・ポーゴの憧れの人。その熱愛ぶりは『週プロ』年頭恒例の「プロレスラー写真名鑑」からもうかがえたのだが、今年(95年)でいきなり「ノリコ・アワヤ」とは? ホワイ・ポーゴ・ホワイ? 関川哲夫さんも今や44歳。ちょっとした心境の変化でもあったのだろうか。
【オリプロ】
(団体名)
正式名称はオリエンタル・プロレス。平成4年7月旗揚げの『出前プロレス』が売りだったゴリラのマークの団体。創設者だったプロレスバカ一代こと剛竜馬を追放した後、高杉正彦が社長になったが、平成5年12月に消滅。いかにも現場経験者チックな所属レスラー達の面構えは、上野あたりじゃ大人気だったことだろう。
【オリャ】
(かけ声名)
レスラーのジャマになる、ということで全日名物「選手への合いの手」が自粛を余儀なくされてしまったのも遠い昔のこと。久々にメジャーに復帰した谷津嘉章へは解禁の「オリャ」コールが期待されたが、皆すっかり忘れていた。
【オリンピック】
(行事名)
ジャンボ鶴田、マサ斎藤、谷津嘉章、本田多聞、中西学など、オリンピック出場経験のある、もしくは出場を目指していたレスラーはけっこう多い。だが、新格闘術時代の黒崎健時先生が提唱した『腕っぷり日本一』こと元祖バーリ・トゥード、ケンカ・オリンピックに出場経験のある、もしくは出場を目指していたレスラーはおそらく皆無に違いない。そりゃそうだ。
【俺が掟(おきて)だ!】
(台詞名)
?映画俳優チャールズ・ブロンソンの決め台詞。映画『ロスアンジェルス』、『サンフランシスコ』などで「俺が掟だ!」と、悪人どもを虫ケラのごとくマシンガンで撃ち殺す姿は、男であれば一度は憧れるであろう。?「俺がルールブックだ!」と、特別なもしくは危険な試合ではレフェリーを買って出た山本小鉄。まさにプロレス界のチャールズ・ブロンソンと言えよう。猪木の鉄拳制裁を見て見ぬ振りをするミスター高橋も、すこしはこてっちゃんを見習って欲しい。
【俺が天下を取る】
(書名)
「全日プロへの戦闘宣言」との副題も付いた、藤波辰巳(現・辰爾)の手による衝撃の書。クーデター騒動の中、プロレスが誇る常識人として藤波がどんな行動に出たのかが詳細に記されている。自分の家に”葵の間”という部屋を設けるほどの徳川家康フリークな、藤波らしい大げさなタイトルだが、結果的に藤波が天下を取れたかどうかについては、あえて書くまでもないだろう。いつものことだし。飛龍革命は現在も続く・・・・・・。
【女三四郎(おんなさんしろう)】
(通称名)
?女子柔道マンガ『YAWARA』が登場するまでの長い間、柔道をする女子を総称してこう呼んだ。?交流戦が始まって全女マットに登場した神取忍を、志生野アナはこう呼んでいた。それじゃあ渡辺智子の立場は?そしてマスク・ド・ヤワラの立場は?
【アジャ・コング】

何度か笑っていいとも!のテレフォンに出演しているが、お友達紹介はほぼ必ず瀬戸朝香(笑)
[032]
磁雷矢さんは筋金入りの特撮ファン。

普段のマスクは赤だが…
宇宙刑事シャイダー役の円谷さんが亡くなった時にはマスクをシャイダーカラーのブルーに変更。
さらに入場ポーズも普段は勿論ジライヤだが、その日はシャイダーの変身ポーズをやってみせ一人でシャイダー追悼興行をしてみせた。

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