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紙の新聞コミュの色者巡礼八十七番所

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くさや製造販売
「菊孫商店」四代目
新島のくさや王
菊地佐一
インタビュー

全国120万人の
くさや愛好家に捧げる
【裏切られても、裏切るな】

菊地佐一
(きくち・さいち)
くさや製造販売
「菊孫商店」四代目社長。
水産加工業協同組合組合長。

昭和12年9月29日生まれ。
丑年生まれの天秤座。
身長171センチ、体重75キロ。
血液型O型。
好きな色:茶色。
好きな女優:栗原小巻、叶和貴子。
好きなお酒:なし。
好きな煙草:なし。
足のサイズ:26・5センチ。

コメント(2)

【やっぱり、いつもくさやとの会話をしてないとな。】

(菊孫商店くさや場)

ーー社長は、好きな食べ物はやっぱりくさやですか?

菊地 そう言いたいところだけど、一番好きって言われれば、寿司かなぁ(笑)。
ーーあれ、ナマモノじゃないですか。でもくさやは普段も食べるんでしょう?

菊地 そりゃ食べるよ。ここいらじゃね、酒のツマミっていうよりも、メシのおかずね。
なぜかっていうと、これはくさやができた由来にもなるんだけど、ここらへんは強い西風の季節風が吹いてな、それが来るともう、な〜んも魚が入ってこない。そんときのために、保存食として作り始めたのが、始まりよな。

ーーなるほどね。この仕事始めて、もう何年くらいですか?

菊地 俺は、子供の頃からずっと手伝ってるからね。魚を担いだり、漬けたり、水揚げの手伝いとか、魚の臓物を捨てる係をやったりね。学校もここ(新島)の定時制高校だしよ。
(くさやを漬けるタレ壺の部屋に入る)
菊地 これがウチ秘伝のタレ。

―ーうわぁ〜。これは何でできてるんですか?

菊地 捕れた魚を保存するにはどうしたらいいんかっていうと、まず塩漬けが考えられるわけだよ。だけど、昔は年貢ってもんがあって塩を年貢として納めてた。ほら、知っての通り年貢の取り立てってのは厳しいだろう?

―ーあ、はいはい。年貢納めてたことないからよくわかりませんけど。

菊地 かっかっか。東京の人は面白いこと言うなや。ま、そのために貴重な塩を節約できるかってことで、1回漬けた塩汁を残しておいて、それに塩を足しながら、何回も魚を漬けたのが始まりってわけやな。

―ーはぁ〜。何だか小学校のとき工場見学に行ったのを思い出しましたよ。

菊地 あ、そう。で、残り汁を捨てて、新たに漬けるとなると、それだけ塩がいるわけだよ。それを捨てないで貯めておけば、それだけ塩が節約できる。それを繰り返しやってるうちに、塩が発酵を起こしてきたわけ。それはまあ、発酵食品を作ろうと思ったんじゃなくて、自然と発酵を起こしてきて、それと同時に匂いもでてきたわけだな。それが、ある時期から、匂いが強烈に臭いってことから゛くさや゛って呼ばれるようになったんだな。

―ーやっぱり、そのまんまでよかったんですね、由来は。

菊地 うん。そのまま、単純なもんだね。

―ーじゃあ、この壺の中の原料は塩水ですか?

菊地 塩と魚のエキスと水と、それだけ。

―ーこれは味は変わらないんですか。

菊地 変わらない。
―ー変わらないように工夫するんですか。

菊地 それが、いわゆる秘伝の技ってやつですね(ニンマリ)。

―ー出ましたね。秘伝ですか。秘めて伝える。なんか「色気」の匂いがプンプンしてきましたよ。

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