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紙の新聞コミュの新春痔々放談

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痔1クライマックス 95 優勝者決定戦

  痔瘻ブロック代表者       イボ痔ブロック代表者
柳沢忠之 vs 山口 昇
  (本誌発行人・非日常的痔)        (本誌編集人・日常的イボ痔)
 
『紙プロ』月刊化を目前にして、本誌発行人・柳沢忠之が痔瘻(じろう)の
切除手術のため緊急入院! 編集部が騒然とする中、ただひとり
「俺がIW痔Pだ!」
と、痔との共生をテーマに掲げ、
退院間もない柳沢に対し、真っ向から闘いを挑む男がいた!!
 
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【痔は遅れてきた壮大なテーマである!】

コメント(16)

柳沢  新年にあたって今日は痔について考えてみたいんだけど、痔っていうのは差別ですかね?
山口  それよっかね、オレはそっちが緊急入院した時に、ハ〜ラ立って腹立ってしょうがなかったんだよね(笑)。
柳沢  ハ〜ラ立ちましたか(笑)。
山口  だってオレは13年間暖めてきたんだよ、痔を。そっちは痔になってすぐに入院したんだから。でも、厳密に言うと社長のは痔じゃないんだよね。
柳沢  いや、痔だけども種類が違うよね。いわゆる一般的に痔というとそっちのイボ痔で、俺のは痔瘻(じろう)っていう穴が空くタイプのやつね。だから出るタイプとのめり込むタイプっていうことですか(笑)。
山口  じゃあ切れ痔はどこに入るんだろう。
柳沢  中途半端なタイプですね(笑)。切れ痔は文字通り外傷ですね。
山口  大江健三郎の文学のテーマはね、「息子との共生」なんだよ。
柳沢  ははあ(笑)。
山口  オレの人生は「痔との共生」なんだよ。
柳沢  俺はテーマにしたくなかったからね(笑)。
山口  だからハ〜ラ立つんだよ。オレのテーマをとっとと見捨てやがって。日々涙ぐましい努力してんだよ、痔と共生していくために。
柳沢  ンムフフフフ。
衝撃!! いま明かにされる山口編集長の日常的イボ痔!
医学的には、第二期内痔核(脱出性痔核)というもので、痔核の頭部が肛門から出る状態になる。医学書によると「乱暴な操作は禁物です」とあり、山口編集長のように熱いシャワーを浴びせながら、「グッ」と押し込むなどもっての他です。同じ症状の方は、オリーブ油など刺激性のない油を痔核に塗って、指やガーゼを当てて静かに押し戻すようにしましょう。
山口  オレの場合、大をすると、親指大ぐらい出てきちゃうのね。それは本格的に出てきた時のように痛くはないんだけど、ほっとくと痛くなるから、熱いシャワーを浴びせながら肛門の中へ押しこむわけですよ。股を開き、息を吐きながら「グッ!」とね。
柳沢  男らしいねえ、色気に通じるね。ジュンときちゃうね(笑)。でも俺の痔はね・・・・・・、フランスのルイ14世もなったくらいだから。
山口  JWPのヤマモも、昔なったらしいよ(笑)。そうか、けっこうエライんだな、痔瘻は。イボ痔で有名な人はいないの?
柳沢  多すぎるんじゃない? イボ痔って今は手術しないでも治る方法があるんだよね。
山口  おれは辛いものが好きだから、まずそれが原因でしょ。あとは夜更かしとか、座りっぱなしとか、野菜不足とか。それかがまあ主な原因だよね。後は遺伝だよね。親父もお袋も痔だから。
柳沢  それは家族愛だね。
山口  そうだよ! その愛の遺伝子さえ、そっちが手術することによって”無”と化してしまったんだよ。
柳沢  ンムフフフフ。
 
山口  たった1ヶ月ぽっちのキャリアで、そっちは痔と共生していく道を切り捨てたんだね。寂しい人生だねえ。
柳沢  おれは1ヶ月ずっと続いたもん、痛みが。3日経てば引っ込むとかそういう問題じゃないから。
山口  ふ〜ん、この痔だけはなった人じゃなきゃ痛みはわからないからなあ。一歩も動けないからね。痔瘻ってのはなったらすぐ手術しないと治らないわけ?
柳沢  いや、痛みが続く人はずっと続くし、ある期間で一旦止まって、また再発するってパターンもあるらしいんだよ。でも手術しないと絶対に治らない。
山口  自己治療としてはどういうことをしてたの?
柳沢  薬を買ってきて、塗ったり、座薬を入れたりしても効かないんだよね。あれは痔瘻には一切効かないものだったんだよ。
山口  ドワハッハハハ。じゃあオレが「風呂の中で押し込め!」ってのはとんでもないことだったんだ。
柳沢  そういうことです! 間違ってタマ押し込みそうになっちゃったもんね。痔瘻ってのは膿が溜まるから、オデキみたいに膿んでるんだよね。それを押し込もうとして、要は膿んでいるところをグイグイ押してたようなもんなの。
山口  それはいいこと教えたなあ、オレ(笑)。そっちの場合は、何が原因でなったんだろうなあ。
柳沢  「痔瘻は運だ」って本に書いてあったね。
山口  運!うんうん。な〜んてね。
柳沢  (無視して)強いて言うとしたら、下痢しやすい人が痔瘻になりやすいみたいだね。
山口  ところでさ、日本の人口のうち、何%ぐらい痔なんだろうね。
柳沢  3人に1人って言われてるらしいよ。雑誌や新聞に出てる広告率からみても包茎よりは多いでしょ。あれだけ広告を出していても売上を回収できるんだから、よっぽど需要が多いんだろうね。
山口  広告率から測ったか、なるほど。やられたねどうも(笑)。痔っていうのは実は日本人にとって大きなテーマだったんだね。
柳沢  遅れてきた壮大なテーマだね。そっちは病院にも行ってないでしょう?
山口  こっちは行っていない。
柳沢  この病院行くときがドキドキするんだよ(笑)。
山口  それ聞かしてもらおう!(笑) ああ何だかソワソワしちゃうな。
柳沢  いきなりいじられるんだよ、ケツの穴を。性感ヘルスじゃないんだからさ。
山口  アハハ、いいねえ。最初は看護婦に見られる訳?
柳沢  見られないんだよ、看護婦には。医者だけ。病院1ヶ所しか行ってないからわかんないんけどさ、でも、そうなるともう開き直るね。どう見せてやろうかって。
山口  「さあ見やがれ!」って(笑)。
柳沢  まず、どんな体勢かと思ってさあ。まあ、とりあえず四つん這いになって、先生にケツ突き出して「さあ、よく見てもらいましょうか!」ってやってみようかなと思ってたんだけど(笑)。
山口  うん、それは潔いね。
柳沢  そうしたら診察台の横に画が描いてあって「この体勢になってください」って。男と女では看かたが違うんだよね。女の人は横向きに寝るんだよ。男はいわゆる体育座りの体勢で後ろにゴロンと転がった形。
山口  ガハハハハハハ、美しすぎる。その時、下はスッポンポンなの?
柳沢  パンツちょっと下ろすだけ。まあ、タマキンは後ろから見えるかもしれないけど、パンツをちょっとペロッてめくる感じ。
山口  なんか病院に行く勇気が出てくるよなあ。
柳沢  だから、大したことないんだよ。でも、こっちはもう行かなきゃしょうがなかったからねえ。
闘魂三銃士よりもはるかに強い下半身三重苦
山口  「肛門科」ってあるぐらいだから、やっぱり痔は多いんだろうね。親指科とかはないもんな。小指科とかさ。
柳沢  親指科! それは新しいね。医学会に提案したい(笑)。
山口  だってさ、人体の中で肛門だけが単体で「科」がついてんだよ。
柳沢  眼科は?
山口  あっ! 早いよツッコミが(笑)。
柳沢  でも、鼻は「耳鼻咽喉科」、3つまとめてだからね。
山口  そう。だから偉いよなあ、やっぱり肛門は。
柳沢  「肛門科!」って、偉大だよね。
山口  なんたって肛門は第二の性器だからね。
柳沢  はああ? 第二の性器? それは初耳です!
山口  『MORE』かなんかに書いてあったんだよ(笑)。
「知られざる女の性」って特集にね。
柳沢  ぶぷぷぷぷ。勉強家だね。さすが編集長は違うね。
山口  性器に次いで感じるところが肛門なんだって。だから女性は、肛門は第二の性器だと思ってよく磨いたほうがいいと思う。オレもね、痛みがひどくない時に座薬入れたりするとわりと気持ちいいの。
柳沢  「あぁ、ひぃ〜」ってなんちゃうんだ(笑)。」
山口  「ウッフン♪」ってね。さっき、日々努力してるって言ったけど、重要なことを言うのを忘れてた。痛みに耐えられない時はね、頭の中でテーマ曲を流すんだよ。とにかく「この痔に負けちゃいけない」と思ってさ、猪木さんの『炎のファイター』とかさ、自分自身を鼓舞させるような曲をね。で、時たま間違ってビッグ・サカ(坂口征二)のテーマとかになっちゃうんだよ、『荒鷲のテーマ』。あれば鳴っちゃうと痛みが倍化しちゃうんだよね(笑)。
柳沢  「ドンドコドンドコ」って和太鼓が鳴り響いちゃいけない(笑)。
山口  「しまった、違う違う」って。あとね、そっちもこれだけは経験したことがないだろうけどね、オレは痔のうえに・・・・・・タムシにかかったことがあるんだよ。
柳沢  ガーッハッハッハ。
山口  痔が出て2日目くらいの一番痛い時。20歳の頃で男3人で一軒家借りて同居してたの。キッタネエ男ばっかじゃん。そのうちの一人がもらってきたんだよね、タムシを。
柳沢  貧乏だと「くれる」っていうものは病気でももらっちゃうからね。浅ましいという他ない(笑)。
山口  「なんか痒いなあ?」と思って、チョロチョロって掻くでしょう。そうすると痔が痛むんだよ。タマキンは笑って、肛門はギャンギャン悲鳴あげちゃうの。
柳沢  聞いてみたいね、肛門の悲鳴を(笑)。
山口  「ア、イテテテ」ってケツの穴抑えると、今度は前が痒くなるんだよ。「イテテ、カユイカユイ」て、こんな気持ちよくない「後ろから前から」ってないよ。それが寸断なく続くんだから。おまけに苦しんでる時に同居しているヤツがアダルト・ビデオとか見やがってね。前は痒いし、後ろは痛いし、テント張っちゃうわでもう下半身三重苦。闘魂三銃士よりも強いよ、これは(笑)。
柳沢  ザマアミロだねえ(笑)。やっぱり、イボ痔と痔瘻は似て否なる物だね。同じ痔とは言っても。
山口  うん。でも「痔ん類みな兄弟」だから。手術はどんなことするの?
 
驚愕!! これが柳沢発行人の非日常的痔の全貌だ!
肛門の周りに膿が溜まるトンネルができ、膿が出るとそれが縮小して痔管という細い管が残る。これが痔瘻の正体。柳沢発行人の場合は、肛門の尾てい骨側にこれが形成された。外に向かってできる痔瘻はまだいい方で、内側に向かうと痛みを感じる神経がないため、気の根っこのように広がる恐れがある。さらに長いこと放置しておくと、肛門ガンにまで発展するケースもあるらしい。「痔瘻はとにかく早く直すに限る。そーゆーことです!」(柳沢・談)
柳沢  局部麻酔っていうか腰椎麻酔。腰椎に注射するんだよね。ちょっと痛そうでしょ。でね「麻酔に影響しますから、タバコは吸っちゃいけません」って言われてたんだよね。だけど俺、手術の1時間前までプッカプッカ吸ってた。そしたらね、全然効かないんだ麻酔が(笑)。結局効かなくてさ、ケツの穴周辺に直接麻酔を注射したんだよね。
山口  手術の時は、どんな体勢?
柳沢  うつ伏せだったね。で、手術ではさすがに真っ裸にされるんだよ。あっ、そうそう、毛を剃られたんだ。
山口  いわゆる”ヘア”を?
柳沢  ケツの周りの毛。見えないんだけど痛いんだよ。あとでガーゼ見たら血だらけなんだよね。要は剃り方がヘタクソなんだよ、ただ。
山口  それは上手い下手で料金の差とかがあるんじゃないの(笑)。美容院とかでもあるじゃない、ランクが。「店長指名料 とかさ。
柳沢  指名したかったよ、ケツ毛剃りの達人(笑)。
山口  今後に役立てたいんだけど、手術をしている時は、上半身は意識があるわけでしょう。
柳沢  腰椎麻酔だから意識はある。あれはおかしいよ。心拍数とか血圧とか全部測りながら手術するんだけど、「ピッ、ピッ、ピッ」って聴こえるわけよ。
山口  うんうん。
柳沢  手術中に医者とか看護婦が何かいうわけよ。「アッ!」とか誰か言うと「ピピピピピ」って心拍数が速くなるんだよ。『またあ、俺焦っちゃて』なんて思ったりしてね。医者が「オオっと!」なんて言ったら「ピピピピピ!」とか爆発的な心拍数になったりするわけだよ(笑)。「あっ、間違えちゃった」なんて言われたらパニックだよ。だからあれは自分の精神状態が手に取るようにわかる。
山口  「ご臨終です」なんて言われたら、心拍数の新記録が出る(笑)。
柳沢  だ〜からもう、全てをさらけ出すわけだよ。
■山口編集長夫人・林ヘックション一枝さんからのコメント
「やさしいときはすごくやさしいんですよ(ポッ♪)。でもイボ痔が出ると、狂ったようにワタシの目の前にお尻の穴を突き出すんです。ヘックション」
山口  なるほど、第二の性器に加えて精神状態までさらけ出すんだもんな。
柳沢  バカな看護婦が「センセぇー、血圧下がってま〜す」なんて陽気に言いやがって。うるせえっての! でさあ、「ピピピピピ」って鳴ってたのが途中で音が止まっちゃったりしたんだよ(笑)。
山口  おいおい、何で止まるんだよって(笑)。
柳沢  『どうしたんだ俺? どうして止まっちゃうんだ』って。痔の手術で心臓止まっちゃいけないっつーの(笑)。思わず自分で笑っちゃったね。でも腰椎麻酔はな〜んかイヤだよ。
山口  痔で死んだ人っているのかね?
柳沢  痔瘻は「ひどくなると肛門ガンになる」って本に書いてあったね。あっ、そうだ。人工肛門ってあるじゃない。俺も手術してみたらもう取り返しのつかないことになっていて、「人工肛門にしなきゃいけません」とか言われたらどうしようかと思ってたんだ(笑)。でもあれさ、どこからウンコが出るようにするのかっていうのは大きな問題だよね。俺がもし人工肛門にしなくちゃならなくなったら、指からウンコ出したいなあ。
山口  ブワッハッハッ。
柳沢  水芸みたいにピュ〜ッて。「指の先からウンコがほとばしった!」みたいなね。ドラクエみたいでいいじゃん。どうせ人工肛門にするんだったら、そのぐらいのことはしたいよね。
山口  そうしたらオレたちの必需品、シャワートイレも要らないね。その場合は親指でも薬指でもいいわけでしょう。
柳沢  やけに親指にこだわるね(笑)。できれば俺は人差し指がいいな。「ケツの匂い!」って人の鼻先に指を向ければ、いつでもケツの匂いがするんだから。なんか強そうでいいなあ。
山口  新しいね。サイババでもできないよね、それは。
柳沢  サイババも寿司は出せても、ウンコは出せないだろ!
エイズより先に痔の開放のために闘え!
山口  痔瘻で入院して、何か人生観とか変わったの?
柳沢  やっぱりね、入院中は「死」について考えたね(笑)。
山口  考えましたか。オレも考えたんじゃないかなあと思ったんだよ。
柳沢  いろんな人から数珠とかもらったしね(笑)。
山口  入院されて悔しかったから、これで「死」について考えなかったら殴ってやろうと思ってたんだよ。
柳沢  ンムフフフフ。
■ターザン山本夫人からの退院祝いFAX
柳沢氏へ、愛のメッセー痔
ほっとくとお尻じゅうたくさんこーもんが出来ちまうって病気でしょう? 昔『トイレット博士』で読みました。なんかかっこいいなぁ。 from仁香
山口  他人に肛門を見られるっていうことは、社会的な死も意味するわけだからねぇ、うん。
柳沢  じゃあ俺は社会的に死んでるわけ(笑)? でも俺が入院した病院は胃腸病院なんだよ基本的には。その中の肛門科だったんだけど、ほとんど痔の入院患者っていないんだよね。で、みんな胃腸の病気だから具合悪そうで顔色が悪いのがいっぱいいるんだよな。
山口  はいはい。
柳沢  9日間もいたら俺もゲッソリだなって思ってね。お見舞いにきた人から「ちょっと痩せたんじゃない?」って言われるのを楽しみにしてたんだ。
山口  自分から要求してたじゃねえか。それを言わないといけない雰囲気にしてたもん(笑)。
柳沢  ちょっとは言われたいじゃない。で、退院する時体重を量ったら、500グラム痩せじゃない。で、退院する時体重を量ったら、500グラム痩せてた(笑)。太ってなくて良かったなと思ったね。
山口  胃腸病院で太ってたら、その人の頭上には栄光が輝く(笑)。
柳沢  あとね、麻酔をした日っていうのは身体を動かしちゃいけないんだよ。何時間後かに首だけ横に動かしていいって言われたんだけど、絶対に起きたりしちゃあダメなんだって。だから、まったく身動きがとれない時間があるの。これがつらいんだよね。
山口  そこでようやく病人らしくなるわけだ(笑)。
柳沢  そう、充実してたねえ(笑)。だって、手術の前はケツが痛いだけで他は何でもないんだから。まわりはみんな死にそうな顔しているのに。でもケツの穴の痛みっていうのは、神経が集中しているから、全身の中でもトップクラスの場所だろうね。
柳沢  まあ、そういうことです! ドンくさいヤツはなりません。でね、痔というのは開き直らないと治らないわけ。カミングアウトしないとダメなの。
山口  やっぱり見栄を捨てて、さらけ出さなきゃいけない、と。
柳沢  そう。でも手術後、麻酔の影響で小便が出ないから、ポコチンに管を通されちゃうんだよ。で、その管を通すのだけは看護婦がやる。そこでまた自分をさらけ出すんだよね。
山口  ロックだね。柳沢忠之は日本で唯一のロッカーになったな(笑)。
柳沢  縮こまってたら何かカッコ悪いじゃない。当然、麻酔が効いているから大きくならないんだけど、「他はどう思われようといい、でもポコチンだけは大きくありたい!」っていう心意気だね。
山口  うんうん。やっぱりそこは、心意気が必要ですよ。
柳沢  「コノヤロー!」って気持ちだけなんだよ(笑)。俺は最後まで努力したんだけど・・・・・・。
山口  「負けるものか!」っていう心意気をチンポで実現したかったわけだ。それはわかる気がするな。くだらないケンカをマスコミを使って表現している長渕剛と桑田の佳ちゃんにも聞かせてあげたい。
柳沢  やっぱりどこかに見栄があるんだね。手術室に入る前も看護婦に「手術中、タバコはダメですか?」って聞いたからね、俺は。
山口  ダハハハハ。それも見事な心意気だね。手術中にタバコはダメですかね、か。いいね(笑)。
柳沢  「タダじゃ転ばねえぞ、コノヤロー!」っていう気持ちでね。向こうの都合でそう予定通りに進行されちゃあ、たまらねえもん。
山口  手術の記録に残るよりは、医者の記憶に残らないとね(笑)。
柳沢  そういうことです(笑)! やっぱり、なぁ〜んかしないとダメだよね。せっかくだから。
山口  だいぶスッキリしたな。そういう涙ぐましい努力をしたなら、痔と訣別してもなんとなく許せる気になってきたな。
柳沢  でも痔っていうのは、カミングアウトとか、さらけ出さなきゃいけないという、どこか絶えられない部分があるから。
山口  痔はアーティスティックだね。
柳沢  自分でもケツの穴を見ることは少ないじゃない。だから余計恥ずかしいのかね。
山口  そこをさらけ出すってのは、覚悟がいるよ。
柳沢  こうやって痔についてある種、カミングアウト的に話している時点で、どこかやっぱり差別意識があるんだろうね。
山口  それはあるね。エイズより、まず痔を何とかしないといけないね。痔を開放しなきゃいけません!
柳沢  医者も痔は患者本人には教えないで、家族を呼ぶとかさ(笑)。それぐらいの配慮は欲しいよね、軽くとられてもらっちゃ困るよ。
山口  まあ、痔は「誇りと心意気」ですね。
柳沢  やっぱり心意気だよ。よく「ケツの穴が小さい」とか言うけど、こっちは切って穴空けちゃったんだから。
山口  そっか、そっちは広げちゃったわけだ(笑)。
柳沢  そういう意味では人間がひとまわり大きくなったかな、と。でも、俺は今の時点で「元・痔」なんだ。これ、肩書きに入れたいね。
山口  オレは生涯現役を宣言するから。で、将来ロートルになったら「背中で見せる痔」になる。
柳沢  ガーッハッハッハ、いいね。まあ、俺の場合は「非日常的な痔」だね、やっぱり。ターザンはそっちのことを「痔に火傷しない男」って言ってたけどね。
山口  何だっけ? 「痔に火傷した柳沢忠之と痔に火傷しない山口昇の”二人三脚”。それが紙プロだ!」だっけ?
柳沢  大きなお世話ですね(笑)。そう言い切られても困る(笑)。
山口  「痔のような顔のターザン山本の”全国行脚”。それが週プロだ!」と返しておきましょう。
柳沢  そういうことです(笑)! まあ、痔の人は「誇りと心意気」を持って、この差別社会を乗り切っていただきたいと。
山口  そーゆーことです!

← 「柳沢氏のは”非日常的痔”です。ヤマグチ〜? あいつのは”日常的イボ痔”ですよぉぉおおお!」と異常なほど興奮して、二人の痔の比較論を電話でまくし立て、その数秒後にFAXで送られてきたターザン山本氏の書状。





 
 

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