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小説企画コミュの【金木犀の香り】感想トピック

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万葉さん作【金木犀の香り】の感想トピックです。参加者様の感想はこちらにお願いします。

コメント(13)

『すれ違いの痛み』
読み終えてふと、そんな言葉が浮かんでしまいました

少女同士の交流がほんの些細なことで崩れ行く瞬間を切り取った本作には、桜庭一樹さんのような『可愛らしさ』と『残酷な少女性』を感じられ、桜庭さんのファンを自称する私としてはとても印象に残りました

テーマである秋から、『受験』と『金木犀』を軸としたのが作中で効いてきますね
楓はこの痛みと香りを背負いながら何を想い、生きていくのか、色々考えさせられます

文章についても三人称単一視点を無駄なく使えていますし、衝撃のある冒頭から一気に引きこむ手法もいいですね
オーソドックスでシンプルですが、その分勢いがあります

万葉さんが苦心されて作られたというだけあって、とても心に『刺さる』いい作品でした
間の取り方がとても良かったです。
ちゃんと内容を自分で咀嚼しながら読めたので、凄く共感出来ました。
自分が中高生の時にもこんな風なことがあったな、と思いを馳せて。
飾らない、等身大の15歳像が上手いなあと思いました。

また、金木犀が咲き誇り散ってゆく様と重なっていて、時間経過も自然な感じがですね。
金木犀は大好きな花、一般的にも親しみやすい風景だと思います。
それが詩的で綺麗な文体になっていて、楓の痛みが直接訴えかけているような気がしました。

私が気になったのは「女同志の友情は、そんな些細な共有で成り立っている」です。
『そんな』はどこから来ているのでしょうか。
私が読み落としていたら申し訳ないのですが……。
読ませていただきました。

秋と15歳の縛りをとてもうまく組み込んでいて驚きました。
とくに楓の描き方が上手く、感情移入しちゃいました。

最後の終わり方も個人的には好きで、余韻に浸れる感じがたまらなかったです。
金木犀の香りがせつなさをプラスしていて良かったですね。

まだ2作品しか読んでいませんが、ふたつとも読者に読ませる為の工夫がすごく出来ていて、とても勉強になります。

僕は文章の技術より物語の内容を見るタイプなんですが、
少し気になったのは、和田くんが楓が気になる発言したのが少しあっさりしてるかなと。
ちょっと急すぎたので、ん?となりました。

まあ何度も言いますが僕はこの終わり方は大好きです。
この後の事を想像してしまうようなのがたまらなく良かったです。
只今読み終わりました。

とても切ない物語でしたね。喧嘩のシーンや、心の痛み、凄く綺麗です。
読んでいて主人公の情景が伝わり、痛みが良く分かりました。
とても素敵な作品です。
アァ〜……なるほど、秋だ
と、思いました(笑)
今、万葉さんで2作品目なのですが、金木犀、そして何より受験!進路相談!確かにこの11月辺りはそうですよね。

和田君の言葉に対して、楓の
「何、言っているのよ」
僕も思わず、「何言ってんだ!?」と思ってしまいました。


物語に派手さは無いですけど、終盤の言い合いなんかは勢いと迫力がありました。
ただ……そーなっちゃうもんですかね?
喧嘩への発展の仕方が、「え!?そんな事から!?」
と、ちょっと僕には意外であせあせ(飛び散る汗)
でも、受験生の女子の気持ちって僕にとって一番遠い所にあるかもしれないんですよね。理解しようと思っても、やっぱり理解できない感覚ではあります。
だからでしょうか、物語を読みながら物語に置いていかれた、そんな感じがしました。
別の二人が懐かしい話題で盛り上がってるのに、自分だけその時その場にいなかったから、いまいち話に入れない……そんな時の気持ちに似ています。

万葉さんの話はブレがなくて力強いですけど、今回はに関して正直なことを言うなら、「僕には合わなかった」というのが本音かもしれません。

それでも万葉さんの流れるような文章は流石で、もう少しリズムを意識すると凄い綺麗になるかなって思いました。
〜〜だった。
〜あった。
〜〜〜かった。
の連続は、やっぱりリズムが悪いと僕は感じるのであせあせ(飛び散る汗)

どうもありがとうございましたexclamation ×2

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