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三十分作成小説(ベジタブル編)コミュの三限目

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ほとんど答えのわからないテスト中は

ただひたすらに暇だった

君を眺めて暇を潰そうにも

僕より後ろにいるため

どうしようもなかった



なんとなく

問題用紙に

『希望』という字を

百回書いてみた


意味がわからなくなった



『絶望』という字を

百回書いてみた


少し落ち込んだ



自分の名前を

百回書いてみた


字のバランスが良くなった



君の名前を

百回書いてみた


何だか恥ずかしくなった



机の下で

携帯電話を操作した



自分の名前を検索したら

聞いたこともない声優のプロフィールが出てきた

クリックして中を見たが

代表作でさえ聞いたことがなかった



君の名前を検索したら

見たこともないグラビアアイドルが出てきた

画像を見たら

すごく可愛かったので

何だか嬉しくなった



検索に夢中になっていたら

君が近づいてるのに気づかなくて

教科書で頭を叩かれた後

携帯電話を没収された



「テスト中に何してるの?これは放課後まで預かっておきます。後で職員室に取りに来なさい」

皆に笑われた



僕は照れながらも

心地いい喜びに包まれていた



授業が終わった後も

また君に会える

今日はなんて

いい日なんだろう

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