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福岡で映画を見るコミュのありきたりな狂気の物語

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この映画も20年ぶりくらいで見た。

マルコ・フェレーリの映画はあまりDVDになっておらず、
DVDになってもすぐに廃盤になるので、
買おうかどうしようか迷っているうちに、
店頭から消えてしまって、
オークションで高値で取り引きされる可能性が高い。

なので「最後の晩餐」は店頭から消えてしまう前に買ったのだが、
この「ありきたりな狂気の物語」は、
以前見た時にそれほどいい印象を持っていなかったので、
買おうかどうしようか迷っているうちに店頭から消えてしまい、
プレミア価格で買うほど欲しいものではないんだよなあと思っていたら、
偶然近所の中古ショップで定価より安く売りに出ていたので、
今買っておかなければ二度と手に入らないだろうと思って購入した。

なぜあまり印象が良くなかったかというと、
内容が暗くて重過ぎたからである。

マルコ・フェレーリの映画は、
どれもが暗くて重いと言っても過言ではないのだが、
たとえば「最後の晩餐」などには、
悪ノリし過ぎというくらいに、ユーモラスな描写も多い。

しかしこの「ありきたりな狂気の物語」は、
オルネラ・ムーティー演じる主人公に自傷癖があるのだが、
その描写があまりにも痛々しくて、
笑えるレベルには達していなかったのである。

そうなると映画はただ暗くて陰惨な印象の強いものになってしまう。

特にかもめが飛び交う海辺の宿屋のシーンが、
あまりにも寒そうで、凍える思いで見た記憶があって、
海に面したあんなに素敵なロケーションなのに、
画面全体にあんなに暗くて寒い空気を焼きつけているなんて、
なんて強い力を持った映画なんだろうと、その力に圧倒され、
もう一度その画面と対峙する気力が湧いてこなかったのである。

しかし、前述のような理由から、
20数年ぶりにこの映画を見ることになり、
やはりマルコ・フェレーリは狂っている、
頽廃していると感じたが、
やはり僕はこの監督が好きだと、改めて確信した。

そしてオルネラ・ムーティーは、
この映画のサブタイトル、
「町で一番の美女」という言葉にふさわしい、
本当に美しい人だと思った。

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