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みやざき中央新聞コミュの「あれがあったからこそ」と言える人生のために、。。

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大阪の高校のコージ君の話です。

コージ君という子がいまして、彼は賢くて肩も強く、パワーのある子でした。ただ、体が大きいたがためにちょっと動きが鈍かったので、練習試合にすら出させてもらうチャンスがないまま、3年生になりました。

それでも彼は腐ることなくグラウンド整備とか裏方を頑張っていました。特に彼はバッティングマシンの高さ調整が天才的に上手かったのです。

また、練習試合を応援にきた観客の方に対しても、敵味方関係なく、試合中ずっと周りに気を配る子でした。

3年生最後の夏の大会の背番号発表の日。

その日は生徒のご両親も見に来るほど、大切な日です。次々に名前が呼ばれる中、「背番号15番」と監督が言った後、コージ君の名前が呼ばれたんです。
グラントで同級生たちが「ウォー!!!!」やったーと叫びました。みんな自分のことのように喜び、「良かったな。良かったな」と声をかけました。ご両親は泣いていました。他の生徒の両親まで、泣くコージ君のご両親に「おめでとう」と泣きながらたたえていました。

僕は、「こいつ、どれだけ愛されてんだ」と思いました。普段からのコージ君の姿をみんな見て感じていたんですね。

ところが、事故が起きます。

コージ君がバッティングマシーンを調整していた時、1年生のケイスケ君がコージ君がそこにいるとは知らずにバッティングマシーンを支える杭を打つ為にハンマーを振り下ろしてしまったのです。

ケイスケ君が振り上げたハンマーがコージ君の左手を打ち付けてしまったのです。あっという間にコージ君の左手が晴れていきました。すぐに病院に駆けつけなければいけません。

コージ君をつれだそうとすると、3年のコージ君が1年のケイスケ君を呼んで下さいと頼むんです。

ケイスケ君は「すみません。すみません」と泣きながら何度も謝ります。しかしコージ君は「ケイスケ、ごめん。お前がハンマー打っていたの知っていたんや」と。だから、バッティングマシンの調整をしている自分が悪かったんだと。ケイスケ君に自分の存在を気づかせなかった自分が悪かった。だから気にするなと、そう言いたかったのでしょう。

病院に向かう車の中から、「ケイスケ、俺の分まで頑張ってな」とケイスケにコージ君は言いました。

夏の大会にコージ君は出られませんでした。それは高校最後の大会に出られなかったことを意味します。高校3年間で最初で最後の試合に出られなかったことを意味します。

しかし、その後のコージ君の人生はまさに「あの怪我があったからこそ」と言える人生になったのです。

夏の大会のあと、大学のフットボールの監督がフットボールの重要なポジションを任せられる選手を高校の野球部から探しに来ていました。そしてコージ君のエピソードを聞き、コージ君に熱烈にラブコールを送りました。そしてコージ君はその大学に入りフットボール選手として2年生からレギュラーになります。その後、大学を卒業してからも実業団に入り大活躍をします。

まさに、「あれがあったからこそ」の人生をおくりました。

どんな時でも人を思い、人のために動いてきたコージ君だからこそ、いつの間にか自分も輝く人生を歩いたのだと思います。

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