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「ひきだし」コミュの研究授業を観る

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昨日、大阪府内の公立中学校の研究授業を観に行った。

13時30分から授業開始。

授業があったので11時40分に学校を出て、最寄り駅に着いたのが13時10分。

バスでは間に合わないのでタクシーで学校まで行く。

バスなら250円なのにタクシーでは2000円かかってしまった。これはイタイ(笑)

しかし、結論から言えば、交通費はかなりかかったが「行ってよかった」と思う。

研究テーマは「小中一貫による子どもの育成」だった。

周辺にある2校の小学校も同時に研究発表をしている(道徳の)

しかし「小中一貫」という感覚はあまりなかった。

中学校のみの単独の授業だったのでそう感じたのかもしれない。

中学校では「総合」の時間の研究授業だった。

学年は1年生と2年生。

どちらも2クラスしかなく、合計で約70人ぐらい。

それが2クラス合同でやっていた。

ということは、2学年の生徒は全て参加していたことになる。

内容は、1年生が「差別発言をきいた時にどう対応するか」をロールプレイさせるもの。

2年生が「過去に起きた中学生による置き石事件」をテーマに全員で討論していくというものだった。

最初は1年生を観に行って、途中でぬけて2年生に行って、もう一度1年生にもどって再度2年生に行った。

時間は通常の50分ではなく、休憩時間なしの80分間だった。

その80分間のうち、私は大部分を2年生の教室にいた。

理由は・・・。

内容構成はあきらかに2年生の方が工夫を凝らしていたからだ。

テーマ的には1年生の方が面白いと思う。が、圧倒的に2年生の方が面白かった。

流れは、1年生が

最初に先生が本時の内容を説明してから、数名の先生が前でロールプレイを実際にやってみる→子どもが発言を考える→班ごとに前に出てロールプレイする。

2年生が

最初に事件を報道したニュースビデオを見る

考えるテーマは2つあり

1つは「1人だけ参加度の低かった生徒に責任があるのか」

もう1つは「5人(それぞれみんな参加度が違う)のうち、どういう責任の序列をつけるか」というものだった。

生徒は4〜5人のグループになっている。

そこに先生(大人)が1人ずつ入っている。

進行役の先生が掲示物(カードなど)を動かしながら考えさせていく。

グループに大人が入っているからかも知れないが、生徒はよく話し合っている。

発表も、教室には約100人がいる中で、自分の考えをしっかりと言っていた(それも自分から挙手をして)

地域的にはよくわからないが、2年生の教室には女子ばかり金髪の子が5人いた。

私は金髪が悪いとは全然思っていないが、その子も立って発言していた。

その子らを全然排除していないという教師集団の温かさがあった。

普通なら、そんな場に出さないと思う。

少なくとも私の現任校では絶対に出さない。

生徒から意見が出尽くした頃を見て進行役の先生から

「先生ではよくわからないので、法律の専門家に説明してもらいましょう」ということで弁護士の先生が登場した。

このあたりは藤原和博氏の「よのなか科」を意識しているようだ。

そういえば授業の名前も「おとな科」だった。

そして弁護士の先生がとてもわかりやすい説明をした。

生徒は真剣な表情で聴いていた。

まさしく「聴いている」という感じだった。

生徒にとってものすごく有意義な時間だ。

これ以外にも、賛成・反対の人数を数える時は複数の先生が場所を限定して数えるとか、掲示物の出し方やその発表の仕方など「生徒を飽きさせない」工夫があちこちに見られた。

「間を空けない」ということを、私もいつも気をつけている。

せっかくの集中した時間が、間をあけることで崩れてしまうのである。

その工夫もしないで「静かにしろ」とだけ言う。

そんなおかしなことはないと思っている。

残念ながら1年生の方は、そのパターンだった。

グループ(8つぐらいあった)が発表するのだが、パターンが同じで生徒は飽きてくる。しかし「静かにしろ」と言うだけ。

生徒の中には「差別発言はいけない」という内容が、押しつけられたような感じで残っただけという印象だった。

明らかにヤンチャ系の男子がいて、時々何か発言しているのにほとんど無視状態だったし。

昨日再確認したことは

「間を大切にする」こと。と「よのなか科タイプの授業は必要だ」ということ。

生徒主体の授業だからこそ、あれだけ盛り上がり時間が速く感じたのだと思う。




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