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「ひきだし」コミュの前回〈1.7〉の「ふりかえり」

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以下は前回〈1月7日〉の「ふりかえり」です。現場の先生が26人と大学生が4人の計30人でした。

鳥取県鳥取市から参加いただいたのをはじめ、神戸や奈良など遠方から来ていただいたことに深く感謝しています。ありがとうございました。



   第29回 ひきだし      2012年1月7日(土)


【参加者】
M先生【堺市立小学校 男性】 
N先生【東大阪市立中学校 社会科 男性】
U先生【奈良県桜井市立小学校 女性】
S先生【堺市立小学校 女性】
N先生【大阪市立中学校 英語科 女性】
     I先生【奈良県橿原市立小学校 男性】
N先生【大阪市立小学校 女性】
Y先生【堺市立中学校 英語科 女性】
K先生【大阪市立中学校 数学科 男性】
F先生【寝屋川市立小学校 男性】
K先生【柏原市立中学校 英語科 女性】
I先生【大阪市立中学校 数学科 男性】
Y先生【豊中市立小学校 女性】
W先生【大阪市立中学校 理科 男性】
E先生【堺市立小学校 男性】
M先生【兵庫県神戸市立小学校 女性】
U先生【奈良県大淀市立小学校 男性】
M先生【守口市立小学校 女性】
A先生【兵庫県宝塚市立小学校 男性】
F先生【豊中市立小学校 男性】
F先生【奈良県御所市立小学校 女性】
O先生【羽曳野市立小学校 男性】
H先生【東大阪市立中学校 英語科 女性】
O先生【兵庫県神戸市立小学校 男性】
T先生【八尾市立中学校 数学科 男性】
T先生【鳥取県鳥取市立中学校 保健体育科 女性】


    【教員を目指しておられる大学生・大学院生】
     Mさん【男性】     Nさん【女性】       
Nさん【女性】 Iさん【女性】
           以上30名 (順不同)

藤井寺市立藤井寺中学校  藤井浩喜【国語科】
[当日の流れ]
アイスブレイク
        ・ペア・コミュ   ・ジャイケンで輪

  グループワーク
・ダウト ・マスコットフェイス ・ええとこ発見

「持ちネタ」を交換しよう
・新学期に使える「雰囲気を和ませる」ネタの交換

3学期ステップアップ

  休  憩
    ↓
「生徒指導」を考える
・(    )しないと荒れる
・「寛厳よろしきを得る」
  ・事例討論「物がなくなった」さあ、どうする?
・生徒指導で大切なこと

   ふりかえり


【参加者の感想】

*生徒指導の話で「子どもの盾になる」という言葉が一番印象に残っています。口では「信頼」と言っているけども、盾になるほどの心構えはできていなかったと思います。2学期よりもさらに、子どもらの力になれるようにがんばる気力が持てました。(小学校・男性)


*毎回出ていて思うことは1つの事象に対して、どう思うかは人それぞれで違う。それを学校は「こうしょう」と1つにしたがるが、「ひきだし」はなるほどと納得できる。そこに良さを感じています。
                        (小学校・男性)


*子どものことを信頼することの大切さを気づかされました。昨年悩んでいた学級経営も、子どもたちへの信頼が足りなかったのではないかと思いました。あとは自分の「枠」の話。松下さんが9:1がよいと言ってましたが、自分はそれについしてずっと悩んでいました。周りに合わせないといけないのか、その為に自分の思いじゃないところで怒ってしまったり、もう少しクラスの子たちに「寛大」な気持ちで接していきたいと思います。もちろん「厳格」も忘れないようにして。
                        (小学校・男性)


*自分の今までしてきたこと(子どもとの関わり・言った言葉・行動など)をふりかえって「ゴメン」としか言えません。あの子たちがどんな気持ちで過ごしていたのかなど、全く考えてやれなかったと反省しています。自分もいっぱいいっぱいだったし、でもそれを支えてくれる子もいたりして、本当に自分はちっぽけだと思いました。この子たちと過ごせるのはあと3ヶ月。少しでも今までの「ゴメン」をなくしていけるように、子どもと向き合っていきたいです。(中学校・女性)


*初めのグループワークからネタ交換まで、教師としての「ひきだし」が増えたことがよかった。活用し、よりよいクラス作りができたらと思う。自分の理想や、ついあやまってしまいそうなことなど、自分自身を見つめ直す機会となり、他の先生の考えを聴くこともでき、より理想を高くがんばっていけそうです。(教員を目指す大学生・女性)


*「寛大と厳格」松下幸之助さんの言葉。生徒指導の担任としてすべきこと。子どもへの信頼度。小と中の違い・・・。参加の回数を増やすほど答えは広がってきて1つではなく、いろいろな考えが頭に出てきています。不思議な会やなぁ〜と思います。金子みすずさんの「みんなちがってみんないい」の詩の言葉で今日は帰ります。(小学校・女性)


*3学期の授業開きをどうしょうかととても悩んでいて、今日参加させてもらいました。私は時間講師です。生徒指導・生徒との関わり方に関しては、とてもいろんな考えやお話が聴けてよかったです。授業が成立しないクラスがあるのですが、生徒を「信頼しているつもり」だったのかも・・・。自分の授業のスタイルに問題があるのかも、と思いました。(中学校・女性)



【5時間前と、あなたはどう変わった?】

*たくさん考えることができた。レクネタが増えた。

*もっと話がしたくなった。

*「3学期いややなぁ」から「こんなん試してみよう」に変わった。

*もやもや感が少し晴れた感じ。

*子どもをひきつけるネタを持つことができました。

*モチベーションが上がった。

*早く子どもと会いたい。3ヶ月、成長したい。

*ねぼけていた頭が少し動いてきた。

*「この子らやったらやれる」という気持ちを態度で示すこと。

*具体的に「何をがんばるか」が少しわかったような気がする。



【ひきだしの活動について】

*毎回参加したいですね。近くにこんな場があればと切に願います。

*現場のお話を聞けるので「自分だけじゃない」と安心する反面、とても勉強になります。ぜひまた参加したいです。

*「悩み事相談」を2、3個やってほしい。その場で「どうしても困っていること」を発表して皆さんから意見をいただいたり、mixiで募ったり。ぜひやってほしい。

*次は「保護者対応」なので、ぜひ参加したいです。いつもありがとうございます。

*いつも来るたびにモチベーションが上がります。事例にもとずく話や同じ悩みを持つ方の話はとても具体的に自分に返ってきて、ヤル気につながっています。

*参加するたびに緊張感があります。でも最後はスッキリして帰れるのでパワーになっているのだと思います。

*ホンネでいろいろな意見や具体例を聴くことができるのが貴重です。

*いつも時間がないぐらい学びあえていて良いのですが、まとめがまとめきれなくて反省しています(ふ先生の責任ではないのですが)。

*真剣にたくさんの人と対話する中で意見を交流できて良い。持ちネタの中で子どもたちが好きな話題なども共有したい。



【編集後記 「ふ」はこう考えた】


<span style="font-size:medium">「〜しているつもり」なのではないですか 〜ふと気づく瞬間がありました〜</span>


  (一部の学校を除いて)3日後の10日から新学期がスタートするという状況の中で、今回の「ひきだし」を実施しました。最初に集まってきた時の参加者の方の表情はなんとなく「重い」ものを感じました。それは「いよいよ始まる」「うまくスタートがきれるか」という不安に似た思いが表れたものではなかったかと思います。     

 がしかし、5時間後の皆さんの表情は全く変わっていました。「明るさ」まではいきませんが、笑顔が多く、何よりも「やってやろう」というようなオーラが出ていました。「最後はスッキリとして帰っていただいている」というのは毎回感じることですが、今回ほど強く感じたのは初めてでした。

 私が特に感心したのは、生徒指導の「物がなくなった」の事例をグループワークして
グループごとに3枚の紙を出してもらった時に、的確な対処法が全て出そろっていたことです。「3人(特に当時者の橋下以外の2人)に対する気配り」や「教職員間のフォロー」「これをクラスにどう伝えていくか」など、ピンポイントで的確なものが出ていました。ので、私がその後であえて説明を加える必要はほとんどありませんでした。

 ただ、その時にどのようにして「子どものこころを震わせるのか」が勝負です。この
勝負に勝つための大きな武器は「あなたの感性(人間性)」だと思います。普段から教育関係以外のものにも多く触れ、自分の感性を高めていくことが重要だと思いますが、皆さんはいかが思われるでしょうか。


 今回の「ひきだし」の中で最もインパクトの強かったのは「〜しているつもり」ではないのかということです。「つもり」になっていないかということです。例えば、自分は「子どものことを信頼している」のではなくて「信頼しているつもり」なのかもしれないということです。どんなことでも、自分自身が「こうだ!」と思っていることが、実は違ってきているのかもしれない。その真偽はともかくとして、「そう(違ってきている)なんかなぁ」と考えただけでも価値があったと藤井は思います。

 「子どものことを信頼する」などということは当たり前のことであって、とりたてて言うべきことではありません。が、自分自身はどうでしょうか。日々、いろんなことが起こってその対処に追われ、いつしか「信頼しているつもり」になっているのではないですか。

 「寛」:「厳」の割合は?と問うた時、9:1、8:2などが出ました。これは予想された数字でした。しかし、多くの方がふりかえりの中で「4:6」とか「もっと怒ってるなぁ」とか書いておられました。どの割合がいいとかいうことではなくて、「今、自分はそういう状態なんやな」と気づくことが大切だと考えます。

 今日は「盾になる」という言葉を多く使いました。あなたは子どもの「盾」になっていますか。「子どもを信頼して子どもを守る」という至極当然のことがどこかにいってしまっているのでは…。学校という空間では子どもに対して「矢」が飛んでくることが多くあります。「あの子らは…」「先生のクラスは…」とね。その時のあなたの行動は?

 盾になってやっているでしょうか。「何やってるの!!」と同じように矢を打っていることはないでしょうか。子どもは「この先生は敵か味方か」ということを、超がつくぐらいの敏感さで見抜いています。願わくば、子どもの味方になってやって下さい。

 などと言うと「甘やかすのか」「それではつけあがるだろう」という声が聞こえてきます。10の意味を持つ「厳(1)」があればそんなことはありません。子どもに対して否定的な言葉を出すということは「子どもとの関係ができていない」ことではないでしょうか。関係が構築できないので「牧場」をどんどんと狭くして、柵の高さをどんどんと高くしていくのではないでしょうか。一度考えてみて下さい。


 ふりかえりの中にあった「参加の回数を増やすほど答えは広がってきて、1つではなくいろいろな考えが頭に出てきています。不思議な会やなぁと思います」

もしこれが事実だとしたら、それは、あなたの視野が広がっているのではないですか。「こうでないとあかん」「答えは1つしかない」というのは、もう現代の社会とは乖離していると思います。「広い視野を持つこと」こそ、これからの教師の必須条件だと思うのですが。いかがでしょうか。

最後に、前回も書きましたが、今回も久しぶり(2年半ぶり)の参加者がおられました。また来ていただけるというのは本当にありがたいことです。そして鳥取市をはじめ
神戸や奈良など遠方からの方には、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。(人数さえそろえば)各地へ「出張ひきだし」にも行かせていただきたいと思います。その時はよろしくお願いします。



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