新しい展開がないとこのコミュが沈没してしまうので、新しい試みとして、「スラック・キー・ウクレレ」の連載を始めることにしました。
「スラック・キー」とは、元々はハワイのギターの奏法で、基本的にオープン・チューニング(Open-Gその他)で、規則的にベースを入れつつ、「スケール」や「コード」で伴奏やメロディを入れてゆくものです。右手は、ストロークよりも、ピッキングを多く使っているようです。とりあえずは、バリトン用ということで、「タロパッチ・チューニング」(DGBD)でおはなしを進めます。とはいえ、これは、特別にバリトンの専売特許というわけでもなく、普通のウクレレでも可能だと思うので、普通のウクレレを弾かれる方にも、ご参考になるかと思います。(普通のウクレレの場合、GCEGで。ベース感を強調したかったら、Low-Gのほうがいいかもしれません。)
まあ、普通に考えたら、ただでさえ音域の狭いウクレレで一弦と四弦をオクターブ(ないしはユニゾン)にすることに、何の意味があるか、判らないと思います。
正直言って、コードワークは、却って面倒になるのですが、なぜそんなことをするか、まあそれは後の話ということで、とりあえずは、ちょっとコードを紹介しておきます。
とりあえず、ロー・コードから。(低い音から、DGBDチューニング(key of G)で書きますので、GCEGチューニングの方はkey in C に読み替えてください。)
(key of G のダイアトニック・コード)
G:0000。(一番簡単なコード、トニックです。)
Am :2212。
Bm :4434。(Am を2フレット持ち上げたかたち)
C:2012。(サブドミナントです。)
D7:0210。(ドミナントです。)
Em:2002。
F:3213。(本来のダイアトニック・コードでは、Fm(b5)とか、Fdimになりますが、Fは多用するコードなので、ここに入れてしまいます。)