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合成言語コミュの基本母音「あ」と「い」とその中間母音による言語

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基本母音「あ」と「い」とその中間母音による言語を
作ってみましょう。
とりあえず基本母音「う」は使いません。
日本人は基本母音「う」が使えません。
基本母音「う」は日本人には中間母音「お」に聞こえます。
基本母音「あ」と「い」の中間母音ですが
日本人には「え」しか使えませんが
この部分を拡張してみます。
3段階までは普通なので徐々に拡張して行き
とりあえず5段階まで設定していきます。
次に「あ」と「い」の弁別素性を考えてみます。

コメント(4)

「あ」の母音は集約型、「い」の母音は拡散型です。
集約型は音の高さの頂点が一つにまとまり
拡散型は二つに分かれています。
口を開くと音が集約し
口を閉じると音が二段階に変化して拡散します。
この二つの中間に「え」があります。
中間ですので位置が決まっていません。
しかも集約と拡散は相対的な違いしかありません。
「え」が二つあるのがフランス語などです。
中間母音は単なる連続的な中間ではなく
何らかの弁別要素を伴う必要があります。
その要素がなんなのかは実際にやってみるしかありません。
つまり中間母音を増やしていくといっても
微妙な差異を細分化していくということにはなりません。
従って、拡散と集約の連続的な変化の上での
位置関係は錯綜していくはずです。
ここには持続音を持つ母音的な子音が混ざり合うはずです。
これが独特の響きを作り出すもとになります。
「る」「ぬ」「む」「ん」などの音が使えるはずです。
フランス語の鼻にかかる音、のどをふるわせる音、
巻き舌なども使えます。
ただし、母音の弁別として付け加えるということが前提です。
奇妙な持続音をさがしてみましょう。
確かにそうです。
純粋な母音は存在しません。必ず混ざり合っています。
同時的な重合と継起的な重合が共に切り離せません。
母音は単独では存在しないと見なすこともできます。
セム語の世界では、母音はむしろ付随的な要素であって、
余剰素性と考えてもいいくらいでしょう。
母音を重視するのはインド・ヨーロッパ語族の
伝統にすぎないでしょう。
そもそも調音と音響は共に複雑に交錯しており
連続しているのでそこから純粋な非連続の単位を
分析することは原理的に不可能です。
言語音の生成を調音と音響から考えてしまうと
複雑になりすぎます。
調音と音響は言語にとってあくまでも結果であり
言語の主体は聴取の側、つまり耳にあります。
話者が弁別可能かどうかで全てが決まります。
母音を取り出すのはあくまでも聴覚的弁別に関する
構造上の問題です。
構造上の仕組みは別の音要素によって
置き換えることができます。
つまり母音の体系は、母音が実在するかどうかとは
関係なく応用可能であるということなのです。
いわゆる母音であるということはここでは
主要な要因ではありません。
二つの弁別素性がくみ合わさって三つの頂点の
識別が可能になり、その間に擬似的な変化の連続性が
想定でき、その構造が応用可能だというだけのことです。
その変化は実際には母音的な要素によって成り立つのではなく
それぞれが非連続の弁別要素であるということが
そこから明らかになるという実験です。
従って、ご指摘の事例は極めて適切な事例です。
完全な虚構でしかない純粋な母音の連続性を
取り外しのきく型枠として、
響きの弁別を積み上げていくということが目的だからです。
母音といわれているものは後から取り外してしまえば
よいのです。

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