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◆日本の神話と古代史と日本文化コミュの◆四百年の奇祭!、近江八幡市・左義長まつり

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◆四百年の奇祭!、近江八幡市・左義長まつり

◆◇◆四百年の天下の奇祭!、滋賀県近江八幡市・左義長まつり

 3月11日〜3月12日の二日間(毎年3月14・15日に近い土、日曜)、滋賀県近江八幡市宮内町の日牟礼八幡宮で、湖国近江路に春の到来を告げる「左義長まつり」が行われる。

 日牟礼(ひむれ)八幡宮の左義長まつりは、その昔 織田信長も自ら異粧華美な姿で踊り出たと『信長公記』に記された四百年の伝統を誇る天下の「奇祭」だ。

 初日は参加町内が趣向を競って作った高さ約七メートルの左義長山車を、女装した若衆たちが担いで練り歩く。

 二日目は近江八幡市の旧市街を左義長山車が巡行し、午後八時ごろからは日牟礼八幡宮で山車に順に火を放ってフィナーレを迎える。

 この祭りは「近江八幡の火まつり」の一つとして国の選択無形民俗文化財に選ばれている(火祭りは「左義長まつり」の他に4月の「八幡まつり」、5月の「篠田の花火」があり近江八幡の三大火祭りといわれてる)。 (※注1)

 高さ約七メートルの左義長山車は、昆布や豆など山海の幸を使って丹念に飾り付けた干支の飾り物が見どころで、竹と藁で組んだ三角錐の松明の山車の正面を思い思いに彩る。

 初日の午後1時、年の干支や赤紙で飾った16基の山車が次々と日牟礼八幡宮に入る。そして花火を合図に「まっせ、まっせ」「ちょうやれ、ちょうやれ」という声を掛け合い、市中をまわる。

 二日目は市街地を練り歩き、「けんか」と呼ばれる山車同士が激しくぶつかり合う「組み合わせ」があちらこちらで繰り広げられる。その後午後8時から八幡宮の馬場で山車が一斉に燃やされ、燃え盛る山車の炎は早春の夜空を焦がし、その飛び散る火の粉を浴びて若衆たちは乱舞する。

 左義長まつりは織田信長が安土城下ではじめ、廃城後、豊臣秀次が開いた八幡城下町の町衆が再開したとされている。織田信長亡き後、豊臣秀次が湖東三郡の領主となり八幡山に城を築き、安土城下の住民を移住させて城下町を開いたのが近江八幡市の始まりだ(全長6キロメートルにわたる運河「八幡掘」を設け、職人町・商人町・仲介商人町などと筋々を決めて整然とした碁盤の目に整備された町をつくる。八幡城下町には、楽市楽座が開き、水陸の交通を利用して多くの人々が立ち寄り、多数の物資や情報が集まった)。

 この地に千数百年前から伝わる日牟礼八幡宮の例祭「八幡まつり」の荘厳さに驚いた新町民は、開町による新進気鋭の喜びを込め、厄除け・防火の由緒ある御神徳を仰ぎ「左義長」を八幡宮に奉納したと伝えてる。

 その後、八幡の町は近江商人の隆盛により商いの町として繁栄するようになり、現在の左義長まつりは商売繁盛を祈願する祭りとしての意味合いが濃くなっていった。

※参考Hints&Notes(注釈)☆彡:*::*~☆~*:.,。・°・:*:★,。・°☆・。・゜★・。・。☆.・:*:★,。・°☆

(※注1) 火に関わる祭りは、霜月から小正月にかけて行われる「冬の祭り(どんど焼き・左義長など)」と、盆行事にかけて行われる「夏の祭り(お盆の迎え火・送り火など)」に、大きく分けられる。

 火は古来から神聖なものとして取り扱われ、火に対する畏怖の念は信仰の対象として、さまざまな祭祀祭礼に大きな影響を与えてきた。

 平安時代の宮中では、清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖(ぎちょう)三個を結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡い囃しながらこれを焼く「左義長」という行事があった。

 今日では正月十五日前後に行われ、民間行事として正月の松飾りや注連縄を集めて焼く火祭りの行事である。ほぼ全国的にみられるが、地方によって、どんど焼、さいとやき、三九郎焼(さんくろうやき)、ほちょじ、ほっけんぎょうなどの名称で行われている。

 神社では旧年のお守り、いただいたお神札に感謝して、古神札の焼納も併せて行われるが、この火にあたると若返るとか、餅を焼いて食べると病気をしないとか、書初をかざしてそれが高く舞い上がると書が上手になるなどともいわれた。

 一年の始めにあたり、穢を祓い清めて、暖かい春の到来とその年の豊かな収穫を祈る行事でもある左義長。その左義長の語源には鞠杖(ぎちょう)の意味だとする説などがある。


スサノヲ(スサノオ)

コメント(1)

へえへえ〜!!
滋賀県に住んでるのに、全然知らなかった〜('0'*)☆

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