ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

rufu's room るふの広がる部屋コミュの【38】rufu's room//2009-08-16 [今日の思い] 釜一つ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2009-08-16
[今日の思い] 釜一つ


千利休は、安土桃山時代に
「侘び茶」を完成し茶道を究めた。


ある茶人が利休に
「茶の湯の極意をお示しいただきたい」
と願ったところ、

「夏はいかにも涼しいように、冬はいかにも暖かいように。
  炭は湯の沸くように、茶は服の良いように、茶の秘伝はこれにつきでござる」

 と答えた。

高尚で難しい理論を期待していた茶人だが、
 あまりに平凡な利休の答えに対して落胆した様子だった。
そこで利休はもう一言申し添えた。

「今言ったことを実際にやってご覧なされ。
  もしそれが滞りなく出来たら、私があなたの弟子になりましょう。」

当然のことを当然の如く行う。口で言うのは容易いが、
いざ実践となると努力と修練がいる。

…利休百首は、
 「其の道に 入らんと思う心こそ 我が身ながらの師匠なりけれ」
に始まり、
 「規矩作法 守りつくして破るとも 離るるとても本を忘るな」
に終わる。

むしろその心は
 「茶はさびて 心は厚くもてなせよ 道具は何時も有り合わせにせよ」

 「釜一つ あれば茶の湯はあるものを 数の道具をもつは愚かな」
にあるといえましょう。

 仕事も生活も、信行も、
難しい理屈や形式を先に立てることに囚われると、実践が疎かになる。

「達人」は相手を選ばず。「芸人」は衣装を選ばず。
「玄人」は道具を選ばず。「賢人」は環境を選ばず。

しかしながら双方相揃えば「鬼に金棒」となる。
そしてまた、「童子に金棒」では用(ゆう)なし。


「日夜朝夕」「余念なく」 

「心」を磨くことこそ大事なり。
 当たり前の難しさ、改めて痛感した次第。


そして、「虚飾ない」すっきりした生き方をしたいと感じた次第。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

rufu's room るふの広がる部屋 更新情報

rufu's room るふの広がる部屋のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング