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小説置き場(レイラの巣)コミュの子供の時間(2−2)

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 こちらは子供の時間(2−1)の続きです。まだのかたは(2−1)を先にお読みください。
(2−1)はこちら↓
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「すきだよ。ママ。
 きいて。おねがい。
 ぼくはママがすきだよ!
 ぼくをたすけて!」

 ママはりょうてで耳をふさいで、首をふっていた。
 ぼくの手首をつかんで、ろうかをひきずって歩きながら、クソババアがブツブツ言った。

「どうやって入ってきたのかしら。出てったはずだったのに。
 患者さんにはこういう事が一番いけないのに」

 ぼくはきいてない。
 ただ、ぼくをバスルームにつれて行く時にぼくの手首をつかんでいたママの手は、クソババアみたいに強くはなかった、って思ってた。そういう事。
 ぼくはあの時、にげようと思えばにげられたんだ。
 わかってるんだ。ママがほんとうはぼくをころしたくなかったって事。

 でも、ぼくのことば、ちゃんとママにとどいたかなあ?

 今日やる事はぜんぶおわったから、自転車でぼくんちに行った。
 れいぞうこのアイスをたべて、まんがを読んで、これからやる事をかんがえた。
 で、ゆうがたになってからおばさんちに戻った。

 パパは早く帰って来て、3人でごはんを食べた。

「このはっぱ、にがいね」ってぼくが言ったらおばさんがぼくをにらんだ。
「アシタバはにがいもんだ。子供にゃわからないかな。なあ裕子」とパパは言った。
 パパはおばさんのごきげんをとってるんだ。

 アシタバぐらい知ってるさ。ママだって作ってくれた。
 でも、ママのアシタバはもっとやさしいあじがしたよ。
 パパはわすれちゃったんだろうか。ママのアシタバ。

「そうだ。おば…ゆう子さん。これ書いて。わすれてた。
 あした、出さなくちゃいけなかったんだ」

 ぼくはポケットからたたんだ紙を出した。

「?」

「こんどのサンカンビ。出るか出ないかって紙。
 パパはしごとだからむりだし」

 おばさんがいやな顔をした。

「裕子が出るわけ…」ってパパが言いかけたから。

「うん。だから出ないってほうにマルをして。
 名前とかはママの名前でいいから、ゆう子さんが書いてよ。
 女の人の字のほうがいいと、ぼくは思うんだ」

 食べおわったちゃわんを横にどけて、テーブルのはしでおばさんは書いた。
 おばさんはなにも見ないでぼくんちの住所とママの名前を書いた。

「あれ。ゆう子さんの字って、よくにてるね。
 ぼくんちにまい日とどいていたハコに書いてあった字に。
 ゆう子さんがおくってくれていたの?」

 こんな時は子供ってべんりだと思う。
 おばさんはこわい顔をしてぼくを見たけれどね。
 ぼくは気がつかないふりをした。

「ねえ。ねえ。ゆう子さんがおくってくれてたの?」

「さあ。なんの事かしら。私は知らないわよ」っておばさんが言って。

 パパが「?」って顔をしてぼくらを見ている。

「さあ、書いたわよ。なくさないように、しまってらっしゃい。今すぐにね」

 そう言って、おばさんはぼくに紙をおしつけた。
 ぼくをパパからひきはなそうとしたんだなって思った。
 でも、すなおにとなりのへやにしまいに行った。

 しばらくしてもどったら、おばさんはキッチンに行っておさらをあらっていた。
 だから、しんぶんを読んでるパパのとなりにすわって、おばさんに聞こえないように言った。

「ぼく、ゆう子さんだと思うんだけどなぁ。字、そっくりだったよ」って。

 パパはすぐにしんぶんを読むのをやめて
「ママに届いていた荷物のか?」って聞いた。

 やっぱりパパはぼくが言った事が気になっていたのさ。

「うん。まい日さ。月ようから金ようまで、まい日。
 パパがお休みの土ようと日ようはこなかった。
 そうだ。ハコにはってあった紙。ママはとってたよ。
 ママのツクエの上のおかしのハコに入ってるよ」

 おばさんがもどってきて「武くん。おかたづけ手伝ってくれる?」ってきみがわるいぐらいニコニコしながら言った。

 パパがぼくと話すのをじゃましたかったんだろうな。
 でも、おそいね。ひつような事はもうみんな話しちゃったよ。
 だから、おとなしくキッチンに行って、おさらをあらう手伝いをした。

 なんだか、とってもつかれた。
 ぼくんちに行って、おじいちゃんちに行って、ママの病院に行って。
 今日は、いそがしかったからしかたがないか。
 いつのまにかねてしまった。


 よく日、学校に行ってもつかれていた。
 またしょうこう口にすわってみんなを見ていたら、花咲(はなさき)さんがとなりにすわってきた。
 で「武くん、なにかやってるでしょ?」ってぼくに聞いた。

 きんじょのおばさんかなんかに聞いたんだろうな。ぼくんちの事。
 きゅうきゅう車が来たり、ママが入院したり。
 いろいろ言われているのは、ぼくだってわかる。

「なんにもないよ。ぼくにはかんけいない」

 ぼくは花咲のほうを見ないで言った。

「ちがうわ。武くん。
 なにかやってるでしょ? って聞いたのよ。
 手伝ってあげてもいいわよ」

 ぼくは思わず花咲のほうをむいて、じっと見てしまった。

「大人ってどうしようもないもんね。
 子供はくろうするわね」

 花咲はまっすぐ前をむいて、小さな声で言った。 
 ぼくはますます花咲を見た。なんて言ったらいいんだろう。

「ちょっと、そんなに見ないでよ。
 前をむいて。じゃないとみんなが変な目で見るわ」

 あわてて、前をむいた。
 前はむいたけど、さっきの花咲のきりっとしたよこ顔の事をかんがえていた。

「ぼ、ぼくってなんか変かな? なにかやってるみたいに見える?」

「まあね。
 変なのはむかしっから。最近はますますね。
 みんなはあんな事があったから、ってそう思っているからだいじょうぶよ。
 ばれてないと思うわ」

「み、みんなって…。それにあんな事って…」

「大人たちよ。先生とかおばさんたちとか、うちのママとかね。
 あんな事っていうのはおばさんが自殺みすいをしたって事」

「ふ、ふうん…」

 やっぱりね。ママのじさつみすいはみんな知ってるんだ。
 でも、気をつけないと…。
 どうしよう…花咲に話そうかな…。
 もう一回、花咲のよこ顔を思い出しながらかんがえた。

「はくじょうしなさいよ。はくじょうしなかったら話すわよ。うちのママに。
 武くんがなにかやってるって。
 そうしたら、みんなにばれちゃうわよ」

 しかたがない。
 ぼくは花咲に話した。
 ママがした事。ぼくがしようとしてる事。
 その代わり、ぼくが知らなかった事がずいぶんわかった。

 パパに女がいるって、もう前からご近所のおばさんたちは知ってたんだって。
 その女が住んでいる所も。今、ぼくとパパがそこにいるって事も。
 ばれてないのは、ママがぼくをころそうとしたって事ぐらいかな。
 おばさんのネットワークって、ほんとうにすげえな。

 ぼくが、ママがぼくをころそうとしたって事を話したら花咲がおどろいた顔をした。
 でもね。花咲は「ふうん」しか言わなかった。
『かわいそうね』とか『つらかったでしょ』とか言わなかった。

 さいごにケータイのばんごうとアドレスをおしえあった。

「私の名前、うさ子にして。そしたら見られてもだれだかわからないでしょ?」

 って、言うから「じゃあ、ぼくは、けしちゃんまん」ってぼくは言った。

 ママがぼくをそうよんでいた。ぼくになにかたすけてほしい時にね。

『けしちゃんまん! しゅつどうよ! おさらをはこんでちょうだい』ってさ。
 なんだかずうっとむかしの事みたいだ。

『うさ子はぼくとおなじなのかもしれないな。
 大人なのに、子供のふりをしているのかもな…。
 今度、聞いてみよう』

 ぼくは、ぼくからはなれて行くうさ子の後ろすがたを見ながら、そう思った。


 夜、ママに手紙を書いた。
 こんど行った時にわたそう。

『ママへ
 ママ。ぼくをたすけてよ。
 ぼくとパパは、今、ゆう子おばさんのうちにいるんだ。
 ぼくはとってもいやだ。ゆう子おばさんはぼくをすきじゃない。

 ぼくはおじいちゃんちに行きたい。
 おじいちゃんとおばあちゃんといっしょにすみたい。
 
 おねがいだから、もうだいじょうぶです、ってお医者さんに言って。
 おじいちゃんとおばあちゃんにぼくの事を話して。
 それで、ぼくをむかえに来て。

 ママだけだよ。
 ママだけがぼくを助けられるんだ。
                       けしちゃんまん』

 これを見たらママは元気になるかなぁ。がんばってくれるかなぁ。


 よく朝、おばさんがおこしに来て、でもつかれていて。おきるのがいやだった。
 あたまもいたかった。

「なんだかフラフラする…」

 そう言ったら、おばさんがふりかえって「あら、そう」と言った。
 わらっているみたいに見えた。

 おばさんが出て行って、パパがかわりに入ってきた。
「休みたい」パパにそう言った。

 ぼくは学校を休んで、パパとおばさんは仕事に行った。

 少しねた。ねながら思った。
『こんな事はしてられない。ママをたすけなくちゃ』
 ずうっと思っていた。
『ママをたすけなきゃ…』


 チャイムがなったので出た。体がおもかった。インターホンからうさ子の声がした。
 かなりムリをして、ドアのカギを開けた。

「なんで? 学校は?」ってうさ子に聞いた。

「とっくにおわったわよ」

 もう、そんな時間だったんだ。
 立っているのがつらくなって、ぼくはろう下にすわった。
 うさ子が手をかしてくれて、ベッドにもどった。

 うさ子はぼくにプリントをわたすと「お昼ごはんは?」って聞いた。
 ぼくがくびをふったら、だまってへやを出て行った。
 しばらくして、あったかいぎゅうにゅうを持って来た。
 ぼくはぎゅうにゅうはあんまりすきじゃないんだけど。
 のんだらあまくて、からだの中にしみた。

「なんなのよ。びょう人をひとりにして。ごはんもなくて。
 あんたのパパやうわきあいてのおばさんはなにをしてるの」

 そんな事をぼくに言われたってね。
 それに、そうなのかな。ぼくがびょう気だったら、だれかがいなきゃいけないのかな。
 ぼくはパパにもおばさんにもそんな事、きたいしてなかった。

「それに…」ってうさ子がなにかを言いかけたら、ドアが開いて、おばさんが入ってきた。
 うさ子はぴょんって立ち上がってにっこりわらった。

「はじめまして花咲っていいますぅ。武くんのクラスメートですぅ〜。
 プリントをとどけに来ましたあ」

 それから、ペコっておじぎをした。
 そして「おねえさんのるす中にかってに入ってごめんなさい」
 そう言って、ペロッとしたを出した。

 たった今まで『あんたのパパのうわきあいてのおばさん』って言ってたのにね。『おねえさん』かよ。女はこわいよなぁ。

「おじゃましました〜。かえります。
 じゃあね。武くん。またね〜」

 元気に手をふってうさ子は出て行った。
 うさ子のあたたかくてあまいぎゅうにゅうで、ぼくはまたねむくなった。


 夜になって、パパがへやに入ってきた。
「食べられるか?」って聞きながら、からあげべんとうをベッドのふとんの上においた。

「うん」

 のそのそとおきてベッドの上で食べた。
 ぼくが食べているのを見ながらパパが聞いた。

「ママに届いていた荷物な。中、武は見た事があるか」

「うん。なん回か。ずっと前だけど。
 あとのほうはぼくにも見せないようにしてたから、わからないけど」

「ずっと前っていつ頃のことだ」

「う〜んと前。う〜ん。そうだなぁ、4ヶ月か5ヶ月かな…。
 ず〜っと前」

「中に何が入っていた?」

「ゴミ」

「え?」

「ゴミだったよ。ごはんののこりや、大こんのかわや。おさかなのほねや。
 あと紙のゴミとか。
 ほら、キッチンのゴミばこの中み。そんなかんじ。
 ビニールのふくろに入ってた」

「なんでそんな物…」

「うん。ぼくもそう思った。
 だからママにそう言ったんだ。なんで? って。だけど、ママはなにも言わなかった」

「……」

 パパはためいきをついた。
 ぼくは知らん顔をして、からあげべんとうを食べた。

 あんまりパパがなんにも言わないので、「ぼく、ゆう子おばさんの字だと思ったんだけどなぁ」って言ってみた。

 パパは「毎日…か…」って言った。

 ぼくはへんじしなかった。
 パパはきっと、かえってくる前に、うちに行ったんだ。
 で、ぼくがおかしのハコに入れてママのつくえの上においた紙を見たんだ。

 カラになったべんとうのゴミをもって、パパがへやを出て行った。

 ぼくは、ねる前に『あしたは学校に行く』ってうさ子にメールした。



 夕方、キッチンにあったカレーをレンジであたためて、ベッドで食べていたらげんかんのチャイムがなった。
 ランドセルをせおったうさ子だった。

「来るって言ってたじゃない?」ってうさ子が聞いた。

「うん。行くつもりだったけど、あさごはんを食べたら、また気もちがわるくなった」

 はいたって事は言わなかった。
 ぼくはベッドにもどって、昨日ママに書いた手紙を見せた。
 うさ子が手紙をよんでいるあいだ、またカレーを食べた。

「学校からまっすぐ来たから、今日は時間があるわよ。私、なにをしたらいい?」

「それ、ママにわたして。ぼくは…行けそうにないから…」

 うさ子はちょっとかなしそうな目をしたけど「わかったわ」と言った。
 ぼくはママのびょういんの事をくわしく話した。横の通用口の事も。
 それから、地図とかをうさ子のケータイに送って。

 そしたらなんだかだんだんはきそうになってきた。
 せなかがさむくなって。いきがくるしくなって。おきているのがつらくなった。
 しんぞうがドキドキいってる…。

 うさ子がさけび声をあげた。
 ぼくが…ケータイを…おとした…から。
 ぼくが…はいて……。
 ぼくが……


 だれかがぼくの足にしがみついていた。ママよりも小さくてあたたかい手だった。

「おじょうちゃん。どいて。そこにいたら運べないから」

 知らない男の人の声がした。

「いやあ。いやあ。
 死んじゃう。武くんが死んじゃう。
 毒よ。毒。カレーに毒が入ってたのよ」

 うさ子がなきながら言っていた。
 毒?

「変だと思ったのよ。びょう人にカレーなんて。変よ」

「おじょうちゃん。手をはなして」

「いやあ。私も行く。私もきゅうきゅう車にのる」

 うさ子はそう言ってぼくの足にしがみついてなきだした。

「おじょうちゃん。そんな事は…」

「乗せてってくれないなら、武くんの家族のれんらく先、教えないからっ!」

 みょうにちゃんとした言いかただったから、さっきないてたのはうそなきなんだなって思った。

 別の男の人の声がなにか言って。「さあ」って男の人の声がして、うさ子の手がはなれた。
 ガタンって大きくゆれて、きゅうきゅう車にのせられた。
 そしたら、ぼくのすぐそばにうさ子がすわってきた。
 ぼくと目が合ったら、うさ子がかた目をつぶった。
 ぼくはまたイシキフメイになった。


 入院して何日たったかな。
 せびろのおじさんがふたり来て、いろいろ聞いた。
 ぼくはこたえた。

「カレーはキッチンにありました」

「ラップがかかってて、ぼくがレンジであたためて食べました」

「うん。ごはんにちゃんとカレーもかかってたよ」


 おばあちゃんはまい日、来た。
 パパが来たら、おばあちゃんが「もう来ないでください」って言った。
「武は私達でみます」って。
 パパの返事は聞こえなかった。パパはそのまま帰った。

 うさ子が来て「手紙はわたしたわ」って言ってくれた。

「おばさんはきっとだいじょうぶよ。
 手紙を読んでね。それから長いこと目をつぶっててね。
 それからね。
『あの子に伝えて。
 きっと迎えに行くからって』
 って、そう言ったの」

「そうか…。ありがとう」

「武くんがうらやましいかなぁ。私。
 私のママはもうきめているの。
 私が中学校に入ったら、パパにリコンするって言うんですって。
 パパと行くか、ママと来るか、それまでに決めといてねって」

 なんて言ったらいいかわからなかったから聞いた。

「もう決めてるの、花咲は?」

「ママと行くわ。パパには女がいるけど、ママにはだれもいないから。
 でも、ずっと先よ。中学校だから2年も先。
 だからどうなるか、まだわからないけど」

「そうか…。
 くろうするね。子供はさ」

 言ってから思った。
『前にうさ子がおなじ事を言ったなあ』

 病院の人やおばあちゃんやおじいちゃんや。
 みんながぼくには知らせないようにしたけれど、ぼくは知っている。
 うさ子がおしえてくれた。

 ゆう子おばさんはタイホされた。
 カレーにはほんとうにドクが入っていた。
 アリをころすのや、センザイやいろいろ。
 どうやらカレーにだけじゃなかったみたいで。
 ぼくがはいたり、あたまがいたかったりしたのはおばさんがいろいろ入れていたかららしい。


 だれもいない時に、ひとりでトイレに行こうとしたら、ろうかのイスにパパがすわっていた。
 おばあちゃんに来ちゃだめだって言われたのに、きっと何回も来ていたんだろうな。

 ぼくがパパのとなりにすわったら、パパが「すまんな…」って言った。
 パパもぼくも前だけ見ていた。

 ぼくはパパに『ゆう子さんがかえってくるまで、まつんだよね?』って聞きたかった。けれど言えなかった。
 パパはどうするんだろう。
 ママはどうするんだろう。


 あした、ぼくはタイインする。
 おじいちゃんとおばあちゃんと、それからママがむかえに来る。
 そしてぼくはママといっしょにおじいちゃんちに住む。

 パパはうちにもどってひとりで住んでるんだって。

 だけど、みんなおわったんだって思う。
 あとはもういい。
 パパとママはリコンするかもしれないけれど。それも、もういい。

 コウイショウとか出るかもしれないって。
 でも、そんな事はその時になってからかんがえる。

 それよりもぼくにはかんがえなきゃいけない事があるんだ。
 まだ時間はたくさんあるけどね。中学生になったらきめなくちゃいけないと思うんだ。
 だって、中学生になったらもう子供のふりはできないよね。
 だから。

 つまりさ。つまり、ぼくとうさ子はレンアイなのかなって事だ。
 まだ2年もあるからね。まだいいんだけどね。

 まだ子供でいいよね。
 だから、ゆっくり、ゆっくりかんがえるさ。

 …終わり

その他の一話完結のシリーズはこちらから
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