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医療と法コミュの【論点】代理母による出生

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向井さん夫妻の双子代理出産、出生届認める…東京高裁
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=95391&media_id=20

(記事より)
本人の卵子による受精卵を、第三者の女性の子宮に移植して出産してもらう代理出産を行うことを表明。その後、3度目の体外受精で30歳代の米国人の代理母が妊娠し、03年11月下旬、この代理母が男の双子を出産した。
(記事おわり)

 自己(届出の母)の卵子及び法律上の配偶者による精子による受精卵による代理母による出生は,「嫡出子」として認定されるということでしょうか?

 これも民法も予定していない事態でしょうから,難しい論点でしょうか.母の嫡出性の推定もまた議論になるのかもしれませんね(いまは母については改めての認知は必要ありませんよね).

 この論点に加えて母死亡もしくは父死亡もしくは両親死亡などが入ってくると,その時期なども含めてかなり複雑な論点になりそうですね.

(参考)【論点】父死後懐胎と父子関係
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10073813&comm_id=470717

コメント(31)

マスコミを読ませていただいていると

 「子の福祉を最優先」
 「公序良俗に反しない」
 「法的安定性よりも具体的ケースへの妥当性を優先した判断といえそう」

というような評価のようですね.
法学の立場から言わせていただくと、
「たとえ他の人を殺すことになるとしても自分の子を欲しい(産ませたい)という欲求」
を法的に権利として認められるか、ということも問題となると思います。
出産分娩は本来的に危険な行為です。
仮に代理母になる人が「死んでもいい」とOKしていたとしても、それを法が真正面から許容できるかどうか。
他者を傷つける可能性があるという点は、人工授精(配偶者間・非配偶者間とも)とは決定的に異なるところです。

おそらく最高裁の考え方(死後凍結精子による人工授精の場合には父子関係を認めなかった)からすると、特別抗告した場合にはひっくり返る可能性が高いと思います。
ちなみに、厚生科学審議会生殖補助医療部会が平成13年に提出した
「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書」
は、以下で見ることができます。

報告書
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/s0428-5.html
報告書内代理懐胎について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/s0428-5a.html#3-1-2-6
皆さんご意見などありがとうございます.

最高裁へ持ち込まれそうですね.


<代理出産出生届>初当選の品川区長が最高裁に抗告の意向
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=99544&media_id=2

(一部抜粋)

 浜野氏は同区内の選挙事務所で同日夜、「全国で統一的な考えがまとまっていない時点で判断するのは難しい。司法の最終判断が必要だと思う。法務省と十分調整したい」と述べた。区は、法令解釈上の重要な問題が含まれる場合に許される「許可抗告」をする見通し。
品川区が許可抗告したようですね


代理出産裁判で品川区、出生届受理不服の許可抗告
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=100059&media_id=20

(一部抜粋)
 法務省は従来、「民法の解釈上、母子関係は出産によって生じ、代理出産による母子関係は認められない」との立場をとっており、高裁決定を検討した上で、許可抗告を行うよう同区に指示していた。
代理出産の禁止方針、見直し含め再検討…柳沢厚労相
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=103374&media_id=20

(一部抜粋)
マタニティークリニックで、祖母が孫を代理出産したことについて、柳沢厚生労働相は17日の閣議後会見で、現在は禁止の方針を定めている代理出産に関し、その見直しも含めて再検討を始めることを明らかにした。
代理母を認める認めないを別にしても
子供を持てるか持てないか
何人持てるかは
今でもお金のあるなしに左右されています。
生理的に異常がなくても
経済的理由で子供をあきらめている夫婦もいます。
この問題に関しては、長くなるので日記に書かせていただきました。
ものすごく長いので、気になる方だけお読み下さい。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=246062315&owner_id=2906082
ご参考までに報道を一つ

[解説]代理出産をめぐって
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20061018ik02.htm
>「同意殺人」を認めてしまうことにならないのか

 まぁ,「殺そう」という故意を持ってやるわけではないし,「死んでもかまわない」ってこともなさそうだから,法的にそこまでは言えないんじゃないかと思いますよ.

>生命誕生の神秘

 これについては,医学の進歩とは反比例のようなところがありますよね.(一方では,医学的研究は進めば進むほど,余計に生命の神秘性が強くなるという面もありますが..)
古くないと思いますよ。
おそらくardorさんは「同意殺人とまでは言えないのでは?」と
いうことをおっしゃりたかっただけだと思います。

私も(日記で書きましたが)、代理懐胎を法的に認めるに当たっては
代理懐胎する人の身体・生命の安全をどのように図るか
という点をクリアしなければならないんじゃないかなと思います。
こたにんさん,補足ありがとうございます.そのとおりです.

みちーさん..古くないと思います.これからも,考えていかないといけないことだと思います.
不妊治療の一環として、人工授精に補助金は出るような。。。
自治体によって扱いは違いますけどね。
例えば、東京都のケースだとこんな感じですか。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/jyosei/funinchiryo_top.html
って、トピの趣旨とずれてますね。。。
区の許可抗告が認められ,最高裁での審理が始まるようですね


向井亜紀さん代理出産問題、実子か否かを最高裁で審理
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061027i514.htm

(一部抜粋)
タレントの向井亜紀さん(41)夫妻が、米国の女性に代理出産を依頼して生まれた双子を巡り、出生届を受理するよう命じた東京高裁決定を不服として東京都品川区が申し立てていた許可抗告について、同高裁は27日、最高裁への抗告を認める決定を出した。
こんにちは。はじめまして。産婦人科医です。

>代理懐胎を法的に認めるに当たっては
代理懐胎する人の身体・生命の安全をどのように図るか 。

うーん。安全を図るのは別に構いませんけれど、
予期できないからこそ、現在も母体死亡率は0にならないのですよね。
というより母体死亡率0はありえませんし。

妊娠中毒症などになった場合、その10年後に発症した慢性腎不全
などとの因果関係が認めてもらえるかどうかわからないです。とてもかわいそう。

もしも、児の未熟性が結構ひどい時点で、母体の適応で帝王切開しなければ
ならなくなったような場合、そして児にそれで障害が残るような場合に、
代理母が訴えられないかどうか心配です。やりかねないから。

反対に児の適応で、母体が帝王切開になったり、出血で子宮摘出が必要になったり
そして子癇・出血多量などで植物状態(←ある意味、死亡より大変かも)になったり、
そういった場合、どうするのでしょう〜。

もちろん可能性はすべてお話して、それでもいいような場合のみでしょうが、
卵子・精子の両親にとっては代理母の命および病状は、突き詰めれば
わが子ほしさの方が勝っているわけで、どうでもいいことに違いなく、
あまりにも自己愛に走っているのではないかという気持ちがぬぐいされません。
最高裁で否定されました

<代理出産>向井亜紀さんの双子、最高裁が実子とは認めず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=180052&media_id=2

(一部引用)
 タレントの向井亜紀さん(42)と元プロレスラーの高田延彦さん(44)夫妻が、米国での代理出産でもうけた双子の男児(3)の出生届を受理するよう東京都品川区に求めた家事審判で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は23日、受理を命じた東京高裁決定(06年9月)を破棄し、夫妻の申し立てを退けた。双子は夫妻の法的な実子とは認められないことが確定した。
代理出産で親子認めず「がっかり…」向井亜紀さん夫妻会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070411-00000413-yom-soci

(一部引用)
最高裁決定では、3裁判官が補足意見で、向井夫妻と双子を特別養子縁組することもできると指摘した。ただ特別養子縁組するには、親子関係を消滅させる同意を米国人女性から得て、申請書類の母親欄に名前を記入してもらう必要がある。向井さんは「代理母契約の問題もあり、簡単ではない」とし、特別養子縁組については、「親子と認められないことのデメリットも考えながら、結論を出したい」と述べた。また、今後、日本国籍の取得の可能性も検討するという。
体外受精は安くても40〜50万かかって、成功率2〜3割。補助金出ても、実際にはお金持ちしかできません。
出産だけでなく、お金のあるなしで左右される悲しいことがたくさんあるので、私は、代理母問題はお金の問題と思います。

ひとつは皆様の言っている、代理母のリスクの問題。
たぶん普通の妊娠より合併症のリスクが大きいです。(体外受精が合併症が多いことを根拠にしています。もっとも体外受精はもともと母体に何らかの原因があるかもしれないと考えるとバイアスがあります。卵子提供で産むとさらに母体のリスクが高いそうです。)。こういうことをお金でやり取りするのは、腎臓を売買するのとにていると思います。
同意殺人とまではいかなくても、社会的相当性のない同意傷害ではないかと思います。

もうひとつは生まれてきた子供が誰の子供なのか、ということです。
今の民法では父親に関する規定はいろいろありますが、母親についての親子関係に関する規定はないです。もし、代理母が認められたら、「出産した者が母親であると推定する」として、あとは嫡出否認の訴えに似た制度と、認知に似た制度を組み合わせて遺伝子上の母親が、自分の子供ということにできるのでしょうか。それとも特別養子縁組に似た制度になるのかもしれません。
でも、もし生まれた子供が、親が予想していたような子供ではなく、たとえば病気だったというようなことがあったときに、子供がだれからも「いらない」といわれてしまったらどうなるのだろうかと思います。
 日本でもボランティアで代理母になろうという気のある人はいらっしゃるようですね。

<代理出産>「7、8人が応募」根津院長へ電話やメール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000008-mai-soci
ちょうど1週間前にBS2で放送されたドラマ「ER」で代理母をテーマにした話がありました。サブタイトルは「拒まれた新生児」。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=702&date=2007-04-09&ch=12&eid=20926
しなぴーさんのおっしゃる「誰の子供なのか」についての話で、代理母が帝王切開を拒み、低酸素脳症で脳障害となり引き取り手がいなくなる・・・という話でした。

代理出産は原則禁止、法的な母は出産女性…報告書案
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080130-OYT1T00689.htm?from=navr

(冒頭部引用)
 代理出産の是非を検討してきた日本学術会議の「生殖補助医療の在り方検討委員会」(委員長=鴨下重彦・東京大名誉教授)は30日、代理出産の実施は新たな法律で原則禁止し、海外で実施された場合も、法的な親子関係は出産した女性を母とすべきだとする報告書案をまとめた。
3月までに最終報告書をまとめる。

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