ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

静かな墓地。コミュのR.I.P. :( 

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント(4)

9月19日。
僕はどうにもならない思いをここに埋めに来た。
彼女は「埋めたって仕方ないじゃない」と退屈そうに、穴を掘る僕を見ていた。
埋めた。
空気しか入っていない虚ろな穴に再び土を戻す。
これは一つの儀式。
君とこれからもうまくやっていく為の。
10月15日のよく晴れた昼のことだった。

白髭をたくわえた老人が道を歩いている。
手には花束、腰は曲がっている。

墓地に着くと彼は、小さなスコップで穴を掘り、穴に顔を近付け、息を吹き込んだ。

『物も花も持って行けはしない。
私の気持ちが暖かな風となってそよぐだけ。
それで十分。』

そう呟いてから少し考え、老人は、花束を持って帰ることにした。
【エコロジカルな死への考察】

20XX年。
一体のロボットが墓地にやってきた。
この墓地は1960年代のそのままだった。
当時レンガで舗装された美しい道。
ロボットの金属の足が、地面にめり込んだレンガに当たって、土と共にジャリジャリと音を立てる。

『僕はもう今日の夜には解体所、明日の朝にはとろけた鉄になってしまいます。』

『それなら僕の意識はどこに行くのでしょうか?』

『機械の僕にはわかりません。それでも、こうしておきたかった…。』

ロボットは腹から一本のネジを取り出し、土に埋めた。
ネジに意識なんてない。「わたし」でもない。
でも、ロボットの意識は確かに埋葬された。

ネジは20年後、錆びて土に還った。
【!注意!】

死と埋葬というデリケートな部分について書いていますが、
管理人の菅原は、無宗教で、なおかつどの思想にも属していません。

また、死と埋葬を、ネガティブで忌まわしいものとも認識していません。
死と埋葬を感情的ではなく捉えながら、人の心の動きに触れた作品を書きたいと思っています。

思想の違いによる討論はお断りです。
墓地ではお静かに。眠っている人がいますから。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

静かな墓地。 更新情報

静かな墓地。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング