CSコミュのウルフオブウォールストリート

「タクシードライバー」「アビエイター」「ヒューゴの不思議な発明」のマーティン・スコセッシ監督最新作です。

哀れな男を描いたら、彼の右にでる人はいないんじゃないかっておもいます。

主演に「ギルバートグレイプ」「ザ・ビーチ」「インセプション」「ブラッドダイヤモンド」「ディパーテッド」「アビエイター」「シャッターアイランド」「華麗なるギャッツビー」などのレオ。

３時間ちかくの長丁場。しんどいかなーとおもってたら、レオの表情の使い分けに圧倒されあっという間でした。一緒に会社たちあげる相棒役のジョナ・ヒルって人の演技もイっててすごかった。彼、ブラピの「マネーボール」にもでてるみたい。みたいな。

実在する人物ジョーダン・ベルフォートが回想録を書き上げ、いろんな経由をへてそれが今回映画化されたようです。

のし上がる手段や手法は人それぞれなのでそれはおいといて、

成功した結果、その成功にいたるまでにした行いは本人に数年後何倍にもなって返ってくるんですよね。

自分ならどうせなら"いいこと"でかえってきてほしい。その道のりは地味でとっても時間はかかるだろうし、生きているうちにかえってこないかもしれない。誰も相手にしてくれないかも（笑。

お金という概念が存在している世界で生きるには絶対必要だけど、お金しかみえないような環境はイヤだなって自分はおもいます。現実問題、数字の目標はあったほうがいいです。

お金があっても、使い方まちがってたら（←個々の価値感です）地位や名誉もあって社会的に認められていてブランドもので囲まれた生活でも寂しいんだろなって。

ジョーダン・ベルフォートはＮＹのクイーンズ地区出身で、映画でも描かれているように決して貧しい環境で育ったわけではないそうです。その彼が何故このような行為をしたかを描いていないのは、本人の回想録をベースに脚色されているためなんですが、その視点で描かれる物語もいつか生まれるのかなっておもいます。

刑期がおわった彼は回想録を出版し、現在、多額の返済をしながら起死回生をねらっているそうです。

映画のエンドクレジットの出演者欄に彼の名前もあったんですが（役名がついてた）、どんな役だったんだろ？