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Invitation card for Mazeコミュの10th card;かいじん21面相

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秘密結社は本当に存在するのか

アフリカの先祖崇拝をもとにした呪術的な宗教であるブードゥー教を駆使し、
大量のゾンビ〔いける屍(しかばね)。映画や小説などで描かれているように
一般には死者が蘇るというイメージが強いが、ゾンビ発祥の地ハイチでは生きている
者もブードゥー教や黒魔術によってゾンビになるとされ、現在も目撃例が相次いで
いるという〕製造を計画しているという『ビンゴ・ジャンポール』。

1969年にアメリカで結成されて以降、黒魔術によって人を呪い殺す(日本の刑法に
おいては呪い殺すという行為は不可能犯罪とされ処罰の対象にはならない)と
いう行為を続けているというシカゴの魔女集団『ウィッチ』。

南北戦争後の1866年。白人優位を取り戻そうとテネシー州ナッシュビルで結成された
狂信的白人優越主義の『K・K・K』(クー・クラックス・クラン)。

これら3集団だけでなく世界各地には現在においても、様々な秘密結社が
存在していると言われている。

これら秘密結社〔もちろん秘密結社はその名のとおり本来は存在自体が
秘匿(ひとく)されるものであり、存在そのものに対して懐疑的な見方が
あるのは事実である〕が、最も暗躍したとされるのは中世ヨーロッパの頃。

それを裏付けるようにイギリスではエリザベス女王?世が1563年に『妖術・呪術
禁止法』を発令している。

また17世紀ヨーロッパにおいては流行病や飢饉が発生するたび、魔女(異教徒や
思想犯も含まれた)の仕業とされ900万人以上が処刑されたと伝えられている。

その顕著な例と言えるのがイギリスのエセックス州において20世紀初頭の1930年代まで
魔女かどうかを確かめる為に行われていた『魔女泳がし』。

魔女は水に浮かないという科学的根拠が全く無い理由のもと魔女と疑われた
者は手足をひとまとめに縛られたままの状態で魔女風呂と呼ばれる浴槽に放り
込まれ、そのまま浮かんでこなければ魔女と判定されたという。

今から僅か80年前にこのような事実が行われていたとは俄かには信じられない
が、ヨーロッパにおいてはそれほど魔女は忌み嫌われる存在だったのであろう。

もちろん、これらの法令や処刑が行われていたからと言って『ビンゴ・ジャンポール』
『ウィッチ』などの秘密結社が存在した証明にはならないが、『K・K・K』については
実際に黒人惨殺事件等を幾度も起こしており存在している事は明らかである。

そのような秘密結社の中で最たる存在と言えるのが『フリーメーソン』であろう。
世界最大の秘密結社とされる『フリーメーソン』の現会員は1000万人(本部が設置
されているアメリカの会員数は約400万人)を超えるとされ会員の中にはアメリカの
歴代大統領を筆頭に軍人や外交官、財閥、学者、芸術家、作家などあらゆる
職種の人々が含まれているという。

『フリーメーソン』の存在についてはソ連のペレストロイカを始め、ベルリンの壁崩壊、
東欧の民主化、EC統一など歴史的大事件がある度に暗躍したと噂されて
いるが、確証を示すものは何1つないのもまた事実である。

ただし、共に『フリーメーソン』が関わったとされるフランスの人権宣言とアメリカの
独立宣言は非情に酷似しており、歴史に対して何らかの影を落としている
可能性は否定出来ない。

いずれにしろ秘密結社という性質上、将来にわたり、その全貌が明らかに
なる機会は無いだろうが、そういう意味においては、いくつかの証拠を残し
ながらも全貌については闇に紛れてしまった迷宮犯罪に似ていなくもない。

とくに『グリコ・森永事件 かいじん21面相』は集団による犯行だった
可能性が高く現代日本における秘密結社による犯罪と言えなくもない
のではないだろうか。

一般大衆を観客に見立てた劇場型犯罪

グリコ・森永事件が幕を開けたのは1984(昭和59)年3月18日のこと。
この日、兵庫県西宮市の自宅で入浴していたグリコの江崎社長が全裸の
まま3人組の男に拉致されたのが全ての始まりだった。

犯行グループは翌日、現金10億円と金塊100kgの身代金を要求。当初は
社長宅の防犯システムをかいくぐっていることから内部事情に詳しい者に
よる単純な営利誘拐という見方もあった。

事件の様相が一変したのは3日後。表面上は身代金の受渡しもないまま
江崎社長が軟禁されていた倉庫から無傷のまま自力で脱出してきたのである
(この脱出劇については防犯システムをかいくぐるほど綿密な計画を立てている
犯行グループが易々と人質を逃すはずがない、犯行グループと直接接触した筈の
江崎社長から犯人に関する有力な手掛かりが全く得られない、といった理由
から裏取引がされたのではないか、といった様々な憶測も呼んでいる)。

これで事件は決着したと思ったのも束の間、『かいじん21面相』と自らを
名乗る犯行グループはマスコミや警察に数々の脅迫状を送る一方、スーパーに青酸入
りの菓子を置き、本社へ放火するなどグリコを執拗に狙い続けた。

さらに犯行グループは丸大食品、森永製菓、ハウス食品など食品メーカーばかりを
ターゲットとし1年5ケ月の間に27件もの犯行を重ねている。

警察ではこれらの事件を広域114号事件に指定し懸命な捜査を行ったが、
2000年2月12日、グリコ・森永事件は完全時効を迎えている。

警視庁指定事件が初めて時効となった瞬間であり警察の敗北を物語っていた。
誘拐や拉致監禁、放火、様々な脅迫など犯行グループが重ねた罪が重いことは
言うまでもないが、この犯罪の最も特異な点と言えるのが一般大衆を観客に
見立てたことだろう。

実際、警察やマスコミ宛てに送られてきた脅迫状はどれもテレビなどで
大々的に報道される事を意識した文章であり、「どくいりきけん
たべたら死ぬで」「わしらはだれでしょう」など犯罪そのものを
楽しんでいる節すらうかがえるものであった。

1984(昭和59)年6月26日に送付されてきたグリコに対する終結宣言など、
その最たる物と言えるのではないだろうか。ユニークと言っては不謹慎だが、
ここに一部だけ抜粋しておくので一読してもらいたい。

『全国のファンの みなさんへ
わしら もう あきてきた 社長が あたま さげて まわっとる
男が あたま さげとんのや ゆるして やっても ええやろ
ナカマの うちに 4才の こども いて まい日 グリコ ほしい ゆうて ないてる
わしらも さいきん たべへんけど むかしは よう くうた もんや
こども なかせたら あかん うまい くいもん のうなったら わしらも こまる
江崎グリコ ゆるしたる(中略)
けいさつも ようやった これに こりんと がんばりや
ホームズ君でも わしらには かてんのや かい人20面相 よんだら
あたま ようなるで(中略)
かい人21面相
らい年 1月に かえってくる』

まさに人を食ったような文章であり自分たちの圧倒的優位さを
自負しているのが伝わってくるだろう。世界一優秀とされる日本の
警察を相手に回し何故それほどまでに自信が持てるのか、については
想像の翼を広げるしかないのだが……。

根底に流れる三億円事件との共通性

警察が『グリコ・森永事件』に動員した捜査員の数は延べ126万人。
同じく迷宮入りした『3億円事件』の延べ17万人の9倍近くにも達する。
いかに警察が威信をかけて捜査にあたったかが伺い知れる数字だが、
それ以上に興味深いのが2つの事件にまつわる2つの共通項である。

まず第1項が証拠物件の多さ。『3億円事件』では白バイや紺のレインコート、
白いペンキ片など153点もの証拠物件が押収されているが、『グリコ・森永事件』
でも144通に上る脅迫状や挑戦状のほか帽子やコート、無線機など数多くの
遺留品が警察の手中に落ちている。

どちらの事件でも遺留品は全て大量生産された物であり、いずれも
出所が辿れない品物である事まで共通している。

第2項が有力な容疑者の存在。『3億円事件』では事件後直ちに前科のある
少年Xがマークされ事件発生の5日後には潜伏先を掴み事情聴取へと向かっている
(しかし当夜Xは青酸化合物を飲み自殺。このXについては通夜の席で現金輸送者
に乗っていた4人による面通しも行われ、4人が4人とも犯人に非常に酷似している
と証言。実行犯についてはXだった確率がかなり高いものと推察された。筆者は
捜査関係者の手が及んだ事を知った真犯人が何らかの手段によってXを毒殺した
ものと見ているが……)。

同様に『グリコ・森永事件』においてもキツネ目の男が捜査線上にあがり
重点的なマークを受けていた事は周知のとおりであろう。

果たして、この2つの共通項は何を物語っているのであろか。
以下は筆者の推察でしかないが、もし『3億円事件』の真犯人が
『グリコ・森永事件』にも関わっていたとすれば全ての謎は氷解
するのではないだろうか。

目に付く証拠物件を故意に多数残す手口(この方法については『金田一少年の
事件簿』ベストセレクション臘人形城殺人事件でも同様の指摘がなされている)。
捜査線上にわざと浮かび上がらせる容疑者の存在。そう。これら2つの手法は
時効を勝ち取った『3億円事件』における真犯人の手法を焼き直ししたに
過ぎないのではないだろうか……。

『グリコ・森永事件』は一般市民を観衆に見立てた点で劇場型犯罪と
言われたが、大衆の興味を引くという意味においては『3億円事件』も
同様の性質を持っていたことは明らかであろう。

かつてスターと呼ばれた歌手や俳優、スポーツ選手などは一度浴びたスポットライトを
忘れられないとも言われる。

だとすれば『3億円事件』を時効へと導いた犯人もしくは、その周辺に
いた関係者が同様の心理状態に陥いり、『グリコ・森永事件』という犯行を
重ねたとしても不思議ではないと思うのだが。
これは邪推というものだろうか……。

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