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あざらしの談話室2コミュのFreedom-Fighter 7-4

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メンフィス搭乗のLTF-X663E Sky-Strikeがカタパルトの力を借りて舞い上がった。

「カサネ・スプリングフィールド、VEAU-MARIN発進します!」

続いて付き添いということでカサネが燃料弾薬を補給したのち発進した。その次にキャノピーを閉めて発進位置に移動するのは、さっきSTAR-DOLPHINEから到着したばかりの誠一だった。ブラベリーマンの洋一からの要請で加勢にやってきたのだ。

「さぁて久々の戦闘だ〜楽しみだな〜」

ずいぶんと楽しそうだった。

「小倉 誠一、SEACAT-Plus発進する!」

勢いよく発進、メンフィス・カサネの後について南に向かった。

「DSX104よりキャットへ、PMUNの動向を知らされたし」

すぐに制空管制機から一報が入った。


PMUN73の空母に僚艦の魚雷攻撃成功、複数の爆発を確認


PMUN58へはエルバート沿岸艦隊が接触したもよう


「だいぶ混乱してるな、今のうちに回収してトンズラしよう」

お互いがかなりのスピードで進んでいるので、それから会合するまでさほど時間はかからなかった。ハスティー・キックス両機を追跡していた敵戦闘機も途中で断念したようで、彼ら曰く「無駄な争い」は避けられたのだった。



「これが友軍艦隊なのか?」

「そう。CVZX-1001 ヘテロクロミア・キャットっていうんだって」

最初に乗っかった空母ストライフとは別のタイプの空母なのだそうだ。

「そういえばウイングのボケナスはどうしたんだ?」

メンフィスはキックスから目をそむけた。サレンスもバズもうつむいてしまう。

「消息不明だそうだ」

誠一がやってきた。彼の話だと、ウイングはあのあと実に七機のPMU戦闘機を撃墜するという戦いぶりだったらしい。だが完全に弾薬を切らし、回避中に撃墜されたのだろうか?

「今現場海域にSTAR-DOLPHINEが向かってる。収容部隊を回収した足で捜索任務に従事してもらってるんだが・・・」

その場が重い空気に包まれた。

「小倉先任中尉はおられますか?」

空母要員が走って来た。なにやら紙切れを渡しに来たらしい。

「STAR-DOLPHINE艦長アインスワード中佐からです」
全員の視線がそこに向いた。誠一が紙切れを受け取り内容を確認する・・・。

「…なんて?」

サレンスが恐る恐る誠一に尋ねた。

「・・・おまえらとの散開地点から北東200kmの海域でWHITEWINGの一部を発見」

沈黙の空気が流れた。

「だが脱出した可能性も・・・僅かながらあるとのことだ」

「あの時もそうだったよな」

ハスティーはぼそっとつぶやいた。

「サカガミ大佐・・・ゆかちゃんの親父さんの墓参りに行った時、偶然あいつと再会したんだけど」

その時会った数日後、ウイングは諜報活動先で消息不明となっている。戦争中も含めたら何度かあったことなので、今回もなんだかんだでひょこっと帰ってくるのではないだろうか?・・・そんな考えがハスティーの頭にはあった。

「あいつはオレ達の間でもある意味で存在感薄いからなぁ〜」

キックスはガリガリと頭をかいた。

「でもいなきゃ困る存在でもあるよね」

サレンスの発言にメンフィスもコクコクとうなづく。



俺は正直、こりごりなんだ。メンフィスやあの娘達みたいな子供をまた見るってのは



「二度と争いが起こらないようにするにはなにが効果的か・・・か」

大佐の墓前でウイング(まこと)とフリッツ(とし)との会話が思い出されていた。その時まことが言った一言をつぶやいてみたのだ。

「ハスティー?」

ふと我に返るとちとせが心配そうに顔を覗き込んできた。

「あっと、ごめん、ごめん。ちょっと昔を思い出してね」

「昔・・・かぁ。そういえばさらちゃんと出会って結構経つんだよね」

ゆかが口を開いた。

「まだ半年しか経ってないんだけどね」

メンフィスはなぜか少し照れくさそうに言う。

「よっちゃんが模造刀向けたときのさらちゃんはかっこよかったよ。女の子だけどドキッってきちゃったもん」

メンフィスの顔が赤みを増しているのは気のせいだろうか?

「じゃあ、殺しなよ」

ハスティーが再現してみせる。メンフィスの顔はすでに茹だこ状態。

「へぇ〜メンフィスそんなかっこいいことしたんだぁ〜」

不運にもサレンスにとり憑かれてしまった。

「ゆかちゃんやちとせちゃん達との出会いの話聞きたいなぁ〜」

とり憑き怪人サレンスに捕まってしまったメンフィスを助けるには話すしか選択肢はない。どうしようかと考えるハスティーにメンフィスがSOSを送る。

「じゃあハスティーを出会った頃からでいいですか?」

ゆかが語り手に立候補した。満場一致可決でゆかが話すことになった。

「じゃあちょっと長くなりますがご辛抱してください」

ゆかはやや乗り気笑顔で物語を語り始めた・・・。

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