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あざらしの談話室2コミュのFreedom-Fighter 4-3

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「あざらしより天使へ、これより離陸します」

「RAX002了解。そのまま離陸を援護します」

「よし、これより名前を戻すぞ」

ハンプスは後続機に状況を確認する。

「へいへい。イベリア・・・じゃなかった。ジョージ・キックス、VEAU-MARIN準備よし」


「こちらフリッツ、Ocean-FeE準備完了」

「ラプターさんのAqua-Flyerもいいぞ」

「ハン・コーリン、Seaside-Shooter準備完了」

「ミリアル・ハスティー、ABYSSEM-DAUPHINもいける。よし、離陸開始!」

スピードレバーを倒し、五機が滑走を開始した。パイロットにGがかかる。ハスティーはスピードメーターを見ながらタイミングを図っていた。ある程度までスピードがついたら、右手で握る操縦桿をゆっくり手前に引いた。尾翼に付く水平安定板が動作する。

機首を上げて機体がふわりと宙に浮いた。後続機も地を離れていく。離陸成功、そして作戦ほぼ達成。後は基地に降りるのみとなった。5人は空から基地を眺めた。あちこちから黒煙が上がっている。するとハスティーが黒煙上がるパールバル基地に向かう戦車を発見した。

「エルバート軍?」

コーリンが呟くと同時に無線通信が入った・・・地上のエルバート軍からだった。内容は「脱走兵に告ぐ、すぐに投降し機体を引き渡せ。さすれば命は保障する」というものだった。

「まずい、誘導ミサイルランチャーだ! あいつに狙われたら最後だぞ」

ラプターが叫んだ。さらにレーダーに接近する飛行機が映った。数は10以上で、方角から考えてもAPURGの機体ではなさそうだ。高度をあげて逃げるしかない

「私達に付いて来て下さい」

そうサラから通信が入った。5機はAPURGの第一次攻撃隊に付いて現空域から離脱することにした。誘導ミサイルランチャーの射程圏外に到達することには成功したが、接近する機体との距離は縮まる一方だった。

「機種特定・・・これは!」

さくらが叫ぶと、ミサイルの接近を知らせる警報が鳴り響いた。サラの指示で全機が散開した。が散開に遅れたF/A-5Bが4機も撃墜された。生き残りの機体も警報が鳴りっぱなしである。

「後方より戦闘機、高速で接近!」

ハスティーが仲間に危険を知らせる。しかし奪った機体に武装はなかった。戦うことはできないのだ。

「逃げ足だけは定評あるんだぜ」

ラプターが威勢よく言うが、あまり自慢できるネタではないだろう。

「サラ、ここは俺達に任せろ。RA隊はその5機を大事に連れて帰れ」

「そんなこと言って無理してんじゃないの?」

「サラ、ここはウェルソンに任せよう」

「コーリン話せるね」

強奪機はRA隊と共に高度を一気に上げた。

「ウェルソン、テッドに任せる。ちゃんと帰って来いよ」

「あいよ〜。DSX107より、残った機体は我に続け」

ウェルソン・オーガン中尉が搭乗する『LTF-223F Super-Rabbit』を先頭に14機の戦闘機が反転、迎撃に向かった。

「今のうちにストライフを目指します。しっかり付いてきてくださいね」

サラの言葉に一同従う。フルスロットルで飛行する一2機の戦闘機・・・。Kingfisherの足は最高マッハ2.3だが、強奪機は平均しても2.5は出る。最速はキックスが乗る『XXFA-27FX VEAU-MARIN』で、実に2.8も出る。かなりの高速機である。

「大丈夫かなぁ?」

彩香がサラにたずねる。彼女はサラやコーリンと同じく、DS隊から選抜されてRA隊にやってきたパイロットだ。つまりウェルソンとテッドとは元同僚というわけだ。

「ウェルもテッドも、ただでは死なないから大丈夫だよ」

笑って答えた。・・・仲間を信じていた。やがて編隊は、超空母ブラベリーマンからやってきた空中管制機と合流した。管制機から「護衛の戦闘機が発進準備中、もう安心していい」と連絡があった。一同胸を撫で下ろす・・・と、管制機のレーダーが接近する不審機をキャッチした。RA隊が戦闘モードに移行、接近する機体に注意を払う。

「管制機より天使へ。接近機体は4。種別判定、F-15EX2機、及び・・・」

突然ミサイル接近を知らせるサイレンが鳴り響いた。各々が回避行動に移る。RA機が持っていたありったけのフレアー(囮弾)を撒いた。

「あいつら(ウェルソンら)はなにやってんのよ!」

コーリンが文句を漏らした。突破されてしまったのか・・・だが来襲の方角が違っていたので、別動隊と考えたほうが適切だろう。RA隊は反撃に転じようとするも、それはできなかった。なぜなら各機共ミサイルは使い果たし、機銃も充分残っていなかった。

なにより燃料の心配があったのだ。つまり最良の策は逃げるしかなかった。回避行動中、管制機経由で通信が入った。



DSX101より天使へ。これより援護に向かう。もう少し辛抱してくれ



DS隊リーダー、橋本少佐からだった。サラ・彩香・コーリンの上官だった男で、今や知らぬ者はいないと言われるほどのベテランパイロットだ。士気が一気に上昇し、彼女らの機体さばきもよくなった。それに付いて行く強奪機も、後れをとるまいと必死になった。そしてそのままやってきたDS隊と合流、追っ手から逃げ切ることができた。

「なんとか逃げられましたね」

「あぁ」

「よくあんなとこ無傷で抜けられたもんだ」

「キックス、尾翼に弾痕ついてるぜ」

「ラプターよぉ〜、冷めること言うんじゃねぇよ」

APURGの制空権に入ったからかパイロット達はすっかり気を許していた。しかし艦隊上空に差し掛かった時には再び集中して着艦作業に取り掛かる。RA隊はストライフに降り、DS隊はブラベリーマンに降りる。TSの面々はRA隊の後についてストライフに降りた。

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