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あざらしの談話室2コミュのFreedom-Fighter 2-4

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フ「なに話してるんでしょうね〜」

ラ「まぁ見当はつかないでもないけどな」

メ「ラプターさんにはない話ですね」

ラ「おい、今何て言った?」

メ「いえ、別に」

キ「メンフィス、口に出して言うこともないだろ?」

ラ「おい、キックス。それどういう意味だよ」

メ「今はさらです。メンフィスではありません」


こちらはジープに残った人たち。さっきからあれやこれやと話をしていた。無論、肴はあの2人。

「しかしモテる男はいいね〜」

ラプターが道端に寝転がった。なにげにさっきからかなり気になっている様子。フリッツがさらに慰めてあげたらと促すが、彼女ははっきりと拒絶した。彼はすっかり気落ちしてしまった。

「さて、あいつはどう反応するのかな?」

腕組しながらキックスが話す。

「オレ達からすれば、そりゃいい方向に流れることを望むんだけどな」

他のメンバーも同じだった。

「あの時からずっと心の中に想いをしまってたんだって」

それは前大戦のこと。秘匿命令を受けていたTS隊は、トサノコクのある街に潜入していた。潜入した翌々日、突如敵国であるリジェルバルタ軍が街に侵攻してきたのだ。武装していなかったTS隊メンバーは何とか戦闘に巻き込まれずに済んだ。しかし敵に占領された街から身動きが取れなくなってしまった。そんなある日のこと、情報収集のために潜伏先から外に出た4人。この日トサノコクに潜入したTS隊のメンバーである、ストーネス・M・ウイング(兵士でない時は『はしだて まこと』と名乗っていた)と、別部隊所属だったフェリーネクト・M・メンフィス(あさぎり さらの戦場での名前)と合流し、昼飯を済ませていた。すると店の中に1人の女性が飛び込んできたのだ。



少女が軍人に乱暴されている



それを聞くや否やハスティーは女性に場所を聞いて店を飛び出したのだ。慌ててメンバーも後を追い、やがて現場に到着した。兵士は4人。うち一人が少女に手をかけていた。

「牽制します、その間に!」

「とりあえず2人だ、ラプは右な?」

「変に略すな、まこちゃん左な」

「チッ」

「オレとハスで残りをやる、メンフィスは落とした武器を奪え!」

「ラジャ。なるべくとりやすいとこに武器やってね。てか、変に略すの、流行りなの?

フリッツは足元の石ころを掴んでクイックモーションで注意を自分らに引き付けた。その間にラプターとウイングが囲んでいた兵士に飛び掛り、キックスとハスティーが残りの兵士から少女から引き離した。少し離れてメンフィスが、兵士が落としたであろうライフルを両手で持ち、腰にすえていた。ウイングとフリッツが残りのライフルを奪い兵士に向けた。形勢不利な兵士はその場から立ち去っていき、なんとか少女を自分たちの潜伏先に保護したのだった。

「確かに、再会するとは思ってもいなかったな」

所属サークルにやってきたのだから、当時のハスティーの驚きようが想像できた。一方少女のほうは、つい昨日まで、ハスティー=はねだ ゆうすけとは気付かなかったらしい。以前に助けてもらった人物とどことなく似ていた・・・とは言っていたのだが。さら曰く「それで想いに火が付いたみたい」と。



あいつの重荷にならなければいいんだがな・・・



キックスは静かに語った。

しばらくして2人が戻ってきた。彼女の表情は明るかった。が、明らかに涙を流した跡が残っていた。



女泣かしやがった



ラプターが噛み付いた。そこでキックスとさらが止めに入った。

「うれし泣きなんだよ!」

「お前は敵だー!!」

どうにも悔し紛れの八つ当たりにしか見えなかった。さらがちとせの傍によって耳打ち。彼女は笑顔で頷いた。

「これで、ハスティー隊長は何としてでも生きて帰って来ないといけませんなぁ?」

キックスがハスティーに発破をかけた。無論生きて帰ってくるさ、彼は力強く返してきた。

「・・・以前の質問に答えておくよ」

ジープに乗り込む直前、ハスティーが足を止めた。以前の質問・・・さらがハスティーにした質問・・・



今の生活が楽しいか?



もし、再び戦争が始まったら、再び戦場に足を運ぶのか? その質問の答えだった。



またみんなと生活ができるように、楽しい生活を護るためになら、オレは喜んで戦場に足を運ぶ



彼なりの答えなんだろう。わかった、彼女はそう返事した。再びジープに乗り込む戦士たち。

「さら、あとはしっかり頼むよ」

「ハスティーも生きて帰って来てね」

クラックションが響き、ジープが動き出した。2人の姿がどんどん後ろに小さくなっていく。ハスティーは2人の姿が見えなくなるまで、ずっと後ろを向き続けていた。

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