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Love The Whaleコミュの第3話 クジラの肉って食べたことある?

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クジラの肉って食べたことある?
「あなたはクジラの肉を食べたことがありますか?」と街でインタビューをすると、若い世代は「食べたことがない」、40代以降の人々からは「小さいとき給食で食べた」という答えを多く聞きます。若い人の中には、「クジラって食べられるの?」と答える人も多く、すでに現代の私たちの生活では、クジラの肉を食べるということは一般的ではなくなったと言えます。

2002年に朝日新聞が行った世論調査では、4%の人が「クジラの肉を時々食べる」と答えたに過ぎず、同じく2006年の日本リサーチセンターの結果でも、95%以上の人が「ほとんど食べない」、または「小さいときに食べたきり」と答えています。



戦後の飢えから日本人を助けてくれたクジラ?
それまで、伝統的な捕鯨地など限られていた地域でのみ食べられていたクジラの肉は、戦後になって初めて日本各地に広がっていきます。これは、食糧難対策としてアメリカ占領軍GHQが南極での捕鯨を許可し、その肉が学校給食などに大量に支給されるようになったからです。

現在南半球に2,300頭程度しか生息していないといわれ絶滅危惧種に指定されている地球上最大の動物であるシロナガスクジラもイギリス、ノルウェー、日本などの捕鯨国によって年間 30,000頭以上も捕獲され、油や肉として市場に供給されていました。1962年にピークを迎えたクジラの肉の日本での消費量もクジラが激減していくにつれて減っていきます。

この時期に食べたクジラの味が懐かしい味として語られるのは、大量に供給されながらも短期間でその供給が終わった時代背景があるからです。しかし、その給食に出されていたクジラが絶滅に瀕するようになってしまったことはあまり知られていません。

南極の捕鯨船から届く日本がクジラ捕獲数で世界一を誇ったという報告は、戦後の暗い日本に希望を与えてきたことも事実です。

このように、クジラは絶滅の危惧にさらされながら日本の戦後の経済発展を支えてくれていたのです。

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