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...鏡...コミュの...ぱちり...

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危ない、危ない、
此処は危険だらけ
それ以上傷つきたくないなら
近寄るのはやめな

メスを持て
蹴り上げろ
中途半端な足元なんざ
ぶち壊せ
その為に回れ、廻れ
切り裂け
貫け
凶器でも壊せないなら
その爪を持って
砕き続けろ
ひび割れた 小さな隙間が現れるまで
血を流し 肉を削り
いつしか 自分くらいは潜り抜けられる
穴くらいは 作れるだろ
暗底に浮かぶ
様々な色のシャボン玉の夢
血塗れの爪先で
突っいたら
綺麗な虹色を放って
割れるのかな?
それとも この血が垂れて
その夢の色を侵し
自然な消滅まで
導いてやれるのかな?

誰かが頭の中に
話しかけてきたとき
自分は思考が止まり
気づいたら あの
狭い万華鏡の中にいた

眼さえ覆いたくなる
きらきら眩しいだけの
偽りの世界
足元さえも
背後さえも
全て 自分だけを映し続ける
いかに 心は孤独に弱いかを
見せ付ける 牢獄

だから 砕こうと思った
幸い 何故かポケットを弄っていたら
冷たい金属に触れ
それが メスだと判り
むちゃくちゃに綺麗なだけの
硝子の檻を切り裂こうと
もがいていた
だけど そんなものじゃ
砕けなくて
変わりに自分の爪を肉を
道具に変えて使ってみたら
あの 檻が砕けて
また 知らない場所に置かされた


其処は漆黒の中で
ただ浮かぶ
透き通った
でも色を放つ
不思議なシャボン玉が群がっていた

天邪鬼の心は
何処にでも在る
誰の 何の どんなもの
それさえも 判らないまま
壊してしまいたい衝動が走る
そして それに従い
この綺麗なだけの
儚く弱弱しい存在たちを
見える限り
届く限り
弾かせて 消していた

本能とは恐ろしいものだよなぁ
ため息つく暇もないうちに
また 頭の中に声が響き渡り
気づいたらまた
狭い万華鏡の中にいた
またかよ...
思い出してポケットを弄ったが
今度は何も出てこなかった
ならば...

また続く
血肉を流し、削り
汗の変わりに涎を流し
狂った回転軸は
正気を取り戻さないまま
その歪めを叩きつけ始める

飽く無き抵抗
そして 凶荒
そんなちっぽけな思考の元に

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