．．．鏡．．．コミュの．．．一番星．．．

あなたを見ていると悲しくなる
変わりに泣きたくなる
どうして　そんなにがんばろうとするの？
誰とも変わりなく付き合えるくせに
何故　誰にも頼ろうとはしないの？
私達は　頼りない存在ですか？
あなたにとって
ただの空いた時間を埋めるだけの存在ですか？
何故　あなたは自分の為に泣こうとしない？
泣けないの？
そんなの．．．

あなたが笑えば空気も和む
だけど　私は知っている
その笑みはフェイクで
私達は　偽物の笑顔に騙されている
逆なる道化の立場
そんな　あなたも同じ道化者
なのに　その影は一歩二歩退いて
決して　私たちと同じ位置に立とうとはしない

目元の下の涙の絵柄だけが
本当のあなたを知っている
空に浮かぶ一番星を
どうすれば　あなたに届けられるの？

本当の淋しさって何だろう？
時々問いたくなるよ　あなたに
本当の寂しさって知っている？
やっぱり聞きたいよ　その声に

空に浮かぶ一番星を
どうしたら　あなたに手渡せるの？

満ち足りた幸せは
同じソファに寄り添い
流行から外れた懐かしい曲に浸りながら
静かに互いの呼吸を聴きながら
心音に癒されながら
一緒にいられる事

乱暴に投げられた足に
同じ足を絡めて
馴染み深い匂いを嗅ぎながら
安心させてよ
そして　泣かせてよ
泣けないあなたの代わりに
泣かせてよ
いなくなるんじゃないかって
いつも怯えて生きるだけで
今も　震えているのに

それでも　泣かせてよ
そんな　あなたの為に
そんな　私達の為に

ねぇ　どうすればあなたに一番星を届けられるの．．．